福島から8家族を南房総市へ迎え

保養プロジェクトで感じたこと

千葉県南房総市で1月3~6日、、福島から8家族26名を迎えた保養プロジェクトは無事に終了しました。おだやかな晴天のもと、福島の家族は4日間をゆったりと過ごしました。組合員の方々からも暖かいご支援やカンパをいただきました。すべての方へお礼を申し上げます。
ボランティアスタッフとして参加した組合員より感想を掲載します。

〈冬保養に参加して〉

今回の保養は私にとって昨年夏に引き続き、2回目の参加となりました。
当初の参加動機はボランティア、社会貢献などという大仰なものではなく、興味・関心に近しいものでした。
もちろん、いくらか社会正義も持ちあわせているつもりで、現在のエネルギー政策や東日本に壊滅的な災害をもたらした震災、復興政策に対する不満や怒りなども持ちあわせていますが、参加した一番の理由にはならないと思っています。そして、昨夏今冬の保養ともに帰宅の道中で参加してよかったと思い返していました。
継続して参加されたご家族、とくにお子さん方の元気が良いことには圧倒されました。
しかし、それも日々の抑圧された福島での生活の裏返しなのではないかと思います。外で元気に遊ぶこともできない、言いたいことを言うこともできないような普段の生活は当然ストレスを抱えるはずです。それらを少しでも吐き出してくれる受け皿になれたらという思いです。
また日々の生活の中で、被災地の惨状は日々風化しています。 われわれにできることは一人でも多くの人に「復興の道未だ遠し」を伝えていくことではないでしょうか。
今回保養に参加されたお子さん方より少しだけお兄さんお姉さんのお子さんを預かる仕事をしています。彼ら彼女らに今回の保養で実際に見たこと聞いたことを話すと真剣に聞き入ってくれました。
被災地の現状や被災された方が、今どのような暮らしをしているかを日本人として知ること、共有することが今大事なことなのではないかと思います。現に「テレビも新聞も学校でさえも教えてくれなかった」と痛烈な感想を貰いました。
最後にこれらの大規模な企画を5年11回にわたって継続して開催し続けてきた事務局の皆様に感謝するとともに、今後も末永く継続されるよう祈念しております。保養プロジェクトが途絶えていい日はただ一つ、安全安心に暮らせるような故郷を取り戻せたときだけだと思っています。
(組合員I)

ちば合同労組ニュース 第79号 2017年2月1日発行より