職場の仲間の怒りや気持ちをつかむ

組合活動

ちば合同労組ニュース 第45号 2014年4月3日発行より

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c0045_01_01b職場の仲間の怒りや気持ちをつかむ

4月に入り、春のきざしを感じますね。今回は副委員長からあいさつをさせていただきたいと思います。
大震災から3年となった今年の3月は、11日の反原発郡山(福島県)集会をはじめ、3月16日の春闘集会(写真)、3月21日のモリタ1周年集会・職場交流集会、3月23日の三里塚集会など、いろんな闘いがありました。
この闘いと同時に新たな分会結成に向けて、職場で仲間をつくるためにがんばっている組合員、雇い止め通告を受け、ツラく苦しくても職場に行き、誇りをもって仕事をしながら団体交渉を行っている組合員など、全組合員が自らの職場での闘いや争議をやりました。

いまの青年労働者の置かれている現実は、低賃金でダブルジョブをしなければ生きていけない。
非正規職でしか仕事がないうえに、数カ月後に契約更新がされるのか分からないという不安な気持ちや、会社や管理者に対して、モノを申した瞬間に契約打ちきりをしてくる。こういった攻撃に対して怒りのを感じ闘いながら生きています。
当たり前に行われているサービス残業。残業をしなければ食べていけない実態を強制して、労働者の命を削り落とす。この労働強化が過労死につながっています。
過労死しても会社は体調管理をちゃんとしていないと労働者の責任にし、自分たちは何の責任もないと開き直る。
事故が起きれば、その労働者の責任にする。しかし、会社はきちんと業務の研修や指導担当員を毎日は付けない。本来は、誰に責任があるのかなどは、はっきりしていることです。

このような現状をもう許してはいけない。
なぜ、資本家のために労働者が殺されなくてはならないのか。なぜ、現場を動かしている労働者が解雇されなければならないのか。
このいまの社会の矛盾を、社会のあり方を根本的に変えるためにも、私たちは職場に仲間をつくり、労働組合を職場の仲間とつくり出し、社会の主人公として生きていくために闘うことが必要てす。

職場に仲間をつくるためには、私たち一人ひとりが、職場の仲間がいま何に怒っているのか、何に疑問を感じているのか、私たちに何を求めているのか、ということをつかまなくてはいけません。
どんな形でも、どんなやり方でもいいと思います。飲みに行って話をするのもいいし、お昼を一緒に食べながら職場に対する愚痴を聞くことからはじめたっていいと思います。