【編集後記】

【編集後記】
保育士・介護士の過酷な労働実態と深刻な要員不足が少なからぬ関心を集めている。年収300万円以下の保育士は全体の6割超。公立保育園は財政削減で人件費を抑えるため足りない人材を低賃金の非正規で補う。結果、県内の保育園も保育士や調理師がまったく足りない。待機児童の問題は深刻だ。「子どもの人生の土台をつくる大事な仕事でなぜこんなに社会的地位が低いのか。重い責任があるのになぜこんなに低賃金なのか」との声は切実だ。
 成長戦略で女性を労働力として動員したい安倍政権や経済界の思惑もあって保育士や介護士の処遇改善のかけ声が高まる。だがその柱は「キャリアアップ」の仕組みをつくり、技能や経験を積んだ労働者は賃上げするという政策だ。逆に言えば「キャリアアップ」されない低待遇の労働者が生み出される。さらに低賃金の介護助手の導入が拡大している。外国人技能実習制度に介護職種を追加する動きもある。
 結局、労働者を2層化、3層化する分断と差別をつくりだす政策なのではないのか。労働者の連帯と団結をつくりだして声を上げなければ本当の意味で状況は変わらないのではないか。差別と分断こそ労働者の地位を低下させる最大の武器なのだ。2018年こそは、保育・介護労働者の団結を職場と地域でつくりたいと思いながら働く年の瀬である。(A)
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保養スタッフ募集
 避難プロジェクト千葉は2018年1月3~6日、千葉県南房総市・民宿にて冬休み保養を行います。福島より保養家族を迎えます。ボランティアスタッフを募集しています。ぜひご参加ください。お問い合わせは組合まで。
ちば合同労組ニュース 第90号 2018年01月1日発行より