ハッピークリスマス? 労働者の答えは…
アマゾン・スタバで最大規模のスト

トランプ政権が再登場する米国で労働者の新たな闘いが始まった。コロナ禍での結成以来500店舗に組合を結成し、組合員1万人に急成長したスターバックス労組が過去最大の闘争を配置。組合との交渉を拒否する経営者に対して、24日のクリスマスに向かう5日間、30カ所の店舗でストライキを実施。厳寒の中で常連客とピケットラインに立つ姿が反響を呼んだ。
アマゾンでも全米7カ所でストを実施。この影響で配達が一時ストップした。この日の設定は、「ハッピークリスマス」と経営者が宣伝をする一方で、労働者が年間で最も過酷な労働を強いられているからだ。
「スターバックスとアマゾンは地球上で最も悪名高い労働組合破壊者の2社だ」あるバリスタはこう述べた。米労働運動の成長は25年も続くだろう。

最初の組合を設立したNYバッファロー店
ミシェル・エイゼン氏のコメント
「企業は、労働者の実質的な賃上げには一切同意せず、交渉や組合破壊に関連する何百もの不当労働行為の申し立ての解決を遅らせている」
「私の昇給はたったの61セント。一方、スターバックスのCEOブライアン・ニコルの報酬は1時間当たり5万7000ドル。私は仕事中、立ちっぱなしでドリンクを作り、彼の生活を支えるギフトカードを販売している。
「会社は苦境に立たされています。私は毎日仕事場でそれを見ていますから、そのことはわかっています。一方、ブライアン・ニコルは会社が支給するプライベートジェットで働いています。スターバックスの立て直しはバリスタにかかっています。」
「スターバックスが私たちの価値をどう考えているかを聞くのは屈辱的でした。平均時給30~50セントの昇給では、私たちが生活していくには十分ではありません。もしスターバックスが私のような労働者を尊重する気があるなら、公正な提案を持って交渉のテーブルに着く必要があります。」
ちば合同労組ニュース 第174号 2025年1月1日発行より