私は、ゼネコンの下請けをしている建築関係の会社で働いていました。
ところが会社は、建築不況を理由にゼネコンから仕事をもらえないと「次の仕事が見つかるまで、無給で休め」と言ってきました。
私は、ちば合同労働組合に加入して団体交渉で「休職中の収入を補償する」ことを申し入れました。
会社側ははじめ「(私は)請負だから補償する必要はない」と言っていましたが、雇用契約書を見せられて補償することを認めました。ところが、今度は突然「解雇通告」をだしてきました。「働きが悪い」という理由です。
本当のところは、「組合に入ってうるさいことを言う奴はくびだ」ということだと思います。そこで解雇撤回の団体交渉にきりかえて交渉しました。社前や周辺でチラシを配って訴えました。
結果、会社は解雇は撤回しました。しかし、「中小零細企業なので、このままでは会社が潰れてしまう。会社都合の退職で合意してほしい」と言ってきました。これ以上交渉しても良い結果はでないと思い、十分な退職金をもらうことで合意書を取り交わして終結させました。
(建設会社・Mさん)