介護労働のみなさん1.2万円の賃上げ2015春闘を!!

介護労働者のみなさんに訴えます 今春1.2万円の賃上げ春闘を!!

引き下げは2%どころじゃない

iryou_helper介護保険から介護事業所に支払われる介護報酬が4月から2・27%引き下げになる。
しかし、人材確保のため介護職員の賃金は月に最大限1・2万円引き上げるという。これについては誤解が多い。介護報酬を2・27%ダウン、それとは別に国から賃金加算金が支給されるのではない。介護報酬4・48%ダウンから1・2万賃金アップ分1・65%プラスされての結果、2・27%引き下げなのだ。

だから、介護報酬という事業所の唯一の収入は5%近く減益となる。特養とかデイサービスはもっと引き下げる方針だ。
1.2万賃上げはほんと?
介護職員賃金1・2万円引き上げにも落とし穴がいくつもある。
・新たに、引き上げには給与体系整備、研修実施、子育て支援などが前提となり、その費用は事業者持ちなため、加算要求をしない事業所が出てくる。
・対象は介護職員だけで、同じ施設の看護職や調理職、清掃員、運転手などを同時に賃上げする場合は事業所負担。
・年収換算ではないので、月給は引き上げても、その分、ボーナスや手当を下げることもありえる。
・介護報酬ダウンで雇用人数を減らしたり、非正規化が進むと、1・2万円と引き換えに一層の労働強化になる。
・半数を占めるパートや派遣などは対象外とすることもできる。
介護保険下、これまで2回、介護職員の処遇改善加算は行われてきたが、ほんとにすべての職員に加算金は支給されただろうか?
そもそも受給要件の就業規則や労働保険に入ってないようなブラックな事業所は申請しないので、処遇改善とは無関係。さらに、手続して事業所に加算金が入ったとしても、人件費以外の経費に使ったり、職員に関係あればいいだろうと、交通費、制服代、福利厚生費に化けたりする。

次に、たとえ賃金として支払われても、勤務年数とか、正規、非正規で差別したり、手当金とかボーナス払い…。これらの結果、これまでもらったことないという介護職もずいぶんと多い。
そんな前例から、今回の賃金引き上げも、使い途を追求するわけでなし、介護報酬ダウンの穴埋めに使われてしまう可能性大なのだ。
1.2万賃上げから始めよう
そこで、全国の介護職の仲間たちに呼びかけたい。これだけ、介護職員月額1・2万円賃金引き上げというのがニュースになったのだから、4月から給料明細書をチェックし、経営側に声をあげようではないか。
「なんで、私は1・2万円もらえないの?」
堂々と、1・2万円要求する。1・2万円くらい給料あがっても人は集まらないのだから先は長い。でもこの1・2万円の行方を追及することから、介護労働者の闘いの最初の一歩が始まっていく…、そういう年にしようよ。
(あらかん)