非正規が闘って、勝った!
9年間におよぶ闘争に完全に勝利!
7月11日、民主労総・金属労組の旭非正規職支会は、韓国大法院(最高裁)で勝利判決をかちとった。旭支会は、9年間におよぶ闘争の歴史的勝利に沸き立っている。
旭支会の闘いは2015年、韓国・亀尾市にある旭硝子(現AGC)ファインテクノ韓国(AFK)の社内下請け会社であるGTSで働いていた非正規労働者の闘いだ。旭資本による極悪な労働条件に怒った現場労働者たちは、労働組合をつくって闘いに決起した。しかし1か月後、メール1通で178人全員が解雇された。以来9年間、22人の旭非正規職支会はAGC工場正門で籠城闘争を続け、解雇撤回・正規職雇用を求めて闘ってきた。
AGC資本は東京・丸の内に本社を構える日本の財閥企業であり、戦犯企業だ。動労千葉を先頭に旭非正規職支会支援共闘会議を結成し、株主総会闘争や遠征闘争、工場へのビラまきなど、ともに闘いをつくりあげてきた。とりわけ重要であったのは、「非正規職撤廃」のスローガンを下ろさずに、原則を守りつづけてきたことだ。
職場復帰し、闘いは第2幕へ
この闘いのなかで21年、「21人は正規雇用するがチャホノ支会長は雇わない」というAGC側の提案を組合側は断固として拒否。以降も粘り強く闘いつづけ、最終的には、「下請け会社の解雇労働者を直接雇用しなければならない」という大法院の判断をかちとったのだ。判決直後、チャホノ支会長は、「勝つ自信があった。解雇者として9年間、いろいろな闘争に連帯しただけ私たちの闘争は拡大した。皆がともにつくり出した勝利だ」と語った。
旭非正規職支会は、「旭硝子支会」と名称を変更し、8月1日に職場復帰し、工場内での闘いへと進んで新たな第二幕の闘いを開始した。
このように韓国の闘いは、階級的労働運動のもつ偉大な勝利を示している。この勝利から必死に学ぼう。
8・30旭闘争勝利集会
チャ・ホノ支会長、オ・スイル主席副支会長が来日!
みなさん!集まってください!
8・30旭闘争勝利集会
8月30日(金)午後6時30分 開会
亀戸文化センター5階第1・2研修室
(JR総武線・東武亀戸線 亀戸駅北口より徒歩2分)
この闘いの詳細は、旭非正規職支会支援共闘会議のブログを見てください↓
旭非正規職支会支援共闘会議は、東京駅丸の内にあるAGC本社への抗議行動を、国際連帯闘争として継続し続けてきた。ともに9年間闘い、かちとった大勝利だ!