組合活動

アマゾン・スタバ労組が全米を揺るがす

アマゾン・スタバ労組が全米を揺るがす 米レイバーノーツ大会 労働運動の価値観変えた  米国の労働運動が新時代を迎えています。全世界の労働運動関係者が注目したのが、レイバーノーツ大会(6月17~21日・シカゴ)でした。  レイバーノーツは、既成の労働組合を現場から変えようという労組活動家の運動体です。同組織の労組結成マニュアル本が日本でも翻訳・出版されています。コロナ禍の影響で4年ぶりの開...
労働映画

映画紹介『鉄路の闘い』

映画紹介『鉄路の闘い』  1946年のフランス映画。監督は『禁じられた遊び』『太陽がいっぱい』など日本でも有名なルネ・クレマン。ナチス占領下のフランス国鉄の機関区が舞台。フランスの鉄道労働者たちが独軍の列車運行を阻む抵抗運動を描く。出演者の多くはプロの俳優ではなく実際にレジスタンス運動に加わった本物の鉄道労働者で、本物の列車や駅、機関区を使ってドキュメンタリー映画の手法で撮影されている。 ...
制度・政策

最低賃金の大幅引き上げを

最低賃金の大幅引き上げを ちば合同労組が審議会に意見書  毎年10月1日に改定される最低賃金について、千葉地方最低賃金審議会が8月に答申を出すことに合わせて、ちば合同労組は別掲(下記)のような意見書を提出しました。  最低賃金は、厚生労働大臣の諮問機関である最低賃金審議会(労働者・使用者・公益の3者の代表で構成)が毎年夏に引き上げ額の目安を提示し、それを受けて都道府県で引き上げ額を決める仕組...
制度・政策

〝労働時間〟概念破壊にノーを

〝労働時間〟概念破壊にノーを 厚労省検討会 裁量労働拡大の報告書 写真:1919年の川崎造船所争議の結果、日本初の8時間労働制が実施されたことを記念して建立「8時間労働発祥之地」(神戸市)  厚生労働省は7月15日、裁量労働制のあり方などを検討してきた有識者会議「これからの労働時間制度に関する検討会」における論議の報告書を公表しました。  報告書は、少子高齢化や産業構造の変化が進み、デ...
その他

再開発が進む千葉駅周辺 ローカル線切り捨てと一体で地域衰退を加速

再開発が進む千葉駅周辺 ローカル線切り捨てと一体で地域衰退を加速  近年、建物の老朽化や新幹線開通による駅舎の建て替えを契機に商業施設やオフィス、ホテルなどの機能を融合して建設された巨大な駅ビルが全国で建設されている。  デベロッパーとして巨大な駅ビルを建設しテナントに商売させるスタイルだ。駅周辺は繁栄しても地域全体は寂れる。駅ビルに入った百貨店は売り上げを伸ばすが、既存の周辺デパートの淘汰が...
労働映画

映画紹介『モリーマグワイア(邦題・男の闘い)』

映画紹介『モリーマグワイア(邦題・男の闘い)』  1969年制作の米映画。1870年代の米ペンシルバニアの炭坑が舞台。アイルランド移民の抗夫は労働組合に結集したが、さらに秘密結社「モリーマグワイア(モリーズ)」が組織され、過酷な労働と生活のために闘った。  そんな中、ジェームスという労働者が仕事を求めて鉱山にやってきた。新顔に対し、モリーズの指導者キーオたちは警戒し喧嘩になるが次第に彼を信...
組合活動

飲食産業に闘う労働組合を~「すき家」事件に寄せて

「ワンオペによる過労死」を許さない 飲食産業に闘う労働組合を~「すき家」事件に寄せて 倒れたまま放置  大手牛丼チェーン店「すき家」で6月1日、1人で夜勤(ワンオペ)をしていたパート労働者の50代女性が店舗の厨房で亡くなる衝撃的な事実が報道されました。  すき家は、深夜5時までは複数勤務ですが、5~9時の早朝帯はワンオペでした。女性はずっと倒れたままシフト交代の労働者が出勤する9時まで...
組合活動

戦争とインフレ 世界中で労組結成が加速

戦争とインフレ 世界中で労組結成が加速 軍拡が選挙公約に  参院選が始まりました。ウクライナ戦争で対決色がない異例の選挙になる中で、岸田政権は、防衛費5兆円の増額という巨額予算をつくり、米国から高額の兵器を買うこと、さらに選挙後に「憲法改正」手続きに入ることを公約に掲げています。  しばらく大型国政選挙がない参院選後は「空白の3年間」と言われ、歴史の大転換が予想されます。  最高裁は6月1...
連載・職場と労働法

育児休業など周知・意向確認を義務化

実践的に考える職場と労働法 育児休業など周知・意向確認を義務化  育児介護休業法 4月から新制度  今回は、昨年6月に改定された育児介護休業法が規定する諸制度を確認したい。 昨年6月に改定  育児介護休業法は、91年に「育児休業法」として制定され翌年から施行、95年に介護休業が盛り込まれました。  99年に労働基準法から女性労働者の保護規定(深夜業・時間外労働の制限など)が廃止されたこ...
組合活動

「社会問題解決の手段として労働組合を再発見」

「社会問題解決の手段として労働組合を再発見」  米国では、アマゾンやスタバ、アップルなど世界的な企業で労働組合づくりが非常に活発になっています。こうした動きについて「社会問題を解決するツールの一つとして、人類が労働組合を再発見しつつある」(『世界』22年6月号/篠田徹「批判的労働運動の政治的使命」)との分析もなされているようです。  BLM(アフリカ系アメリカ人に対する警察の残虐行為をきっかけ...
組合活動

軍拡ではなく即時停戦を/日米首脳会談

日米首脳会談で防衛費の増額・台湾有事を確認 軍拡ではなく即時停戦を  米バイデン大統領が来日して行われた日米首脳会談で、岸田首相は「防衛力の抜本的強化」「防衛費の相当な増額」を表明し、バイデン大統領も「台湾防衛には軍事的関与」と語りました。  ロシア軍のウクライナ侵攻から3月が経過しました。「戦争反対」の声はかき消され、世界は軍拡に突進しています。日本でも核共有や敵基地攻撃能力が主張され、自...
連載・職場と労働法

シフト表作成における会社の横暴と対決を

コロナで焦点化 シフト制の働き方 シフト表作成における会社の横暴と対決を  最近、シフトをめぐる相談や課題が増えています。  例えば、新型コロナに伴う休業は、原則として使用者都合による補償義務が生じます。しかしシフト労働者の多くが休業補償を得られずにいます。一方的なシフトカットによって事実上の解雇や退職強要が行われている事例も多い。報復的・制裁的なシフトカットも問題です。  「シフト制労働...
組合活動

全米で広がるスタバ労働組合

全米で広がるスタバ労働組合 24歳の女性バリスタが流れ変える  米国では労働組合結成の波が続いている。その一つがスターバックスコーヒーでの労働組合だ。昨年末、ニューヨーク州の港湾都市バッファローのスタバ店バリスタ(カフェでコーヒーを淹れる労働者)が初めて労組を結成した。  これを契機に全米で労組結成が拡大。すでに200を超えるスタバ店舗の労働者が組合認証投票を申請している。この動きはアップル...
労働映画

映画紹介『生きとし生けるもの』

映画紹介『生きとし生けるもの』  山口県阿武町で新型コロナ対策の給付金4630万円を誤って振り込んだ事件で思い出した映画。『路傍の石』が有名な山本有三の未完の小説を1955年に三國廉太郎の主演で映画化したものだ。  炭鉱会社の本社労務課に勤める伊佐早靖一郎(三國)は帰宅後、賞与袋に1万円多く入っていることに気付く。当時の大卒公務員の初任給より多い金額だ。一度は会社に戻り返金しようとするが、学費...
公務員・教育

理研、やりたい放題の独立行政法人/業務委託や非正規化、雇止めが横行

やりたい放題の独立行政法人 業務委託や非正規化、雇止めが横行  理化学研究所(理研)で働く有期雇用の研究職の労働者が来年3月末で大量雇止めされる可能性があるとして理化学研究所労働組合の記者会見が大きく報道された。労働組合の試算によるとその数は600人に上る。  いわゆる無期転換5年ルールが2016年の法改定(専門的知識等を有する有期雇用労働者等に関する特別措置法)により研究職については10年...
制度・政策

育児休業など周知・意向確認が義務化

育児休業など周知・意向確認が義務化  4月1日から、本人や配偶者の妊娠・出産を申し出た労働者に対し、育児休業等の制度について個別に周知し、取得に関する意向を確認することが事業主に義務付けられました。  これまでは労働者の方から申し出る必要がありました。言い出しにくい職場が多いのが現実です。ですが今後、労働者が「妊娠した」「妻が出産する」と申し出た場合、会社側は育児休業などの制度の内容を説明し、...