ちば合同労働組合 春闘集会開く
多数の職場報告
春闘集会が3月13日、ちば合同労組の主催で開催され67人が集まりました。
JR千葉鉄道サービス(CTS)で働く動労千葉の組合員は、CTSが就業規則を改悪し、限定社員試験に合格しなければ5年で雇い止めにする制度を画策していることを断罪し、職場は怒りの声が充満していると報告しました(会社側は4月1日の実施は断念した)。
習志野市の自治体労働者で組織するユニオン習志野は、月給12~13万円の低賃金で働く臨時的任用職員に対し、市当局が「3月31日を雇用期間から外しているので継続雇用ではない」「正規職になりたいなら試験を受けろ」と公言している事実を暴きました
介護施設で働く労働者は、17時間を超える長時間夜勤が月7~8回も行われる現実を報告し、「明け方には思考力が低下し、普段できることができなくなり、ストレスと怒りが入居者に向くこともある」として、介護事故の原因は、介護労働者の過酷な労働にあるとして、職場に分会を結成することを訴えました。
郵便局で働く青年は、郵政民営化以降、利益追求のみに走る郵政会社や、それに加担するJP労組を断罪し、職場を変えるために現場の仲間を組織し始めたことを生き生きと報告しました。
民間で働く労働者は、職場移転と全員解雇の攻撃に対して労働組合を組織する闘いを報告しました。
集会では、多くの職場に怒りが満ちており闘いの意欲もあることが示されました。労働組合の可能性を多くの人が実感した集会となりました。
ちば合同労組ニュース 第69号(2016年4月1日発行)より