私の職場紹介 若い労働者が次々辞めて人手不足に

私の職場紹介

ちば合同労組ニュース 第45号 2014年4月3日発行より

限定正社員制度を求める職場の組合

若い労働者が次々辞めて人手不足に

私がパートで働いている職場にも「労働組合」があります。

 組合活動なし

正規も非正規も全員が加入する労働組合ですが、私が働いている工場では、職場の声を集めるとか、役員を選挙するとかの組合活動は一切やられていません。
会社側の意向を組合を使って全組合員に押し付けるためだけの存在です。ですから、正式名称も、○○○従業員組合と労働の文字が入っていません。
組合ニュースがあって職場の掲示板に張り出されます。
2月のニュースに第1回中央委員会開催報告が載っていました。組合の要求として限定正社員制度の導入を求めることが決まったそうです。
本物の労働組合だったらここで非正規職の撤廃、パート・アルバイトの正規職登用を要求するところなんでしょうが……

 中央委員の声

中央委員の意見の中に面白いものがあったので紹介します。

A 社員、パートの賃金が上がらないので、優秀な人材が辞めてしまう。
B パート・アルバイトにも定昇があるといい。モチベーションが上がる。
これに対する組合の回答は、パート・アルバイトには評価制度による昇給(管理職の気分次第でほんのわずかの人が差別的に時給を上げてもらえる)があるので、一律での要求はしない、というものです。
これって、消費税増税分の賃上げさえも非正規雇用の労働者には行わない、と組合と会社が言っているに等しいですよね?

 店舗休業に

このせいかどうか、親会社にあたる外食産業の店舗が従業員の不足から次々と休業していると話題になっています。ネットの世界でも注目の話題です。
私のいる工場でも若い労働者が次々に辞めて人手不足状態になっています。
なにやらまとまらない職場報告になりました。機会があったらまた報告します。