組合ニュースNo.52(2014/11/01)

広報

ちば合同労組ニュース 第52号

p0052_01_01 2014/11月号

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ちば合同労組と動労千葉の共催で地域集会開く

10月に入り気候の変化もある中、みなさんは体調を崩されていませんか?
台風が迫っていた10月5日、ちば合同労組と動労千葉の共催で「ちば労働者集会」を開催しました(写真)。3回の実行委員会を開催し、集会内容なども議論し、労組訪問や街頭宣伝を行い、ただ参加してもらうだけではなく共に運営していく仲間になってもらいながら準備をしてきました。
集会には130人が集まりました。ちば合同労組は委員長があいさつし、新分会結成の宣言をした仲間が発言し、1分間アピールの場では現在職場で闘っている仲間からの発言もありました。
集会の全体を一つにまとめあげたのは、動労千葉の10・1ストでした。
外注先であるJR千葉鉄道サービス(CTS)の仲間を守るために闘ったこのストが「外注化に反対して闘っているのは動労千葉だけ。だから動労千葉に入った」という感動的な発言も引き出していました。
車輪を削る仕事でCTSに出向になっていた労働者がJRに戻されることになったそうですが、経験も知識もまだこれからのCTSの労働者がすべての業務を行うことになるのです。JRは外注化をいっそう進めるために出向者を元に戻すと決めたのです。
これは安全を無視し、いつ事故が起きても、いつ労働者が事故によって命を奪われても関係ない、金儲けができればいいという資本主義社会のあり方の典型です。
動労千葉は国鉄分割・民営化と闘い27年間、「解雇撤回」を掲げて職場で闘い、外注化阻止・非正規職撤廃を掲げて闘っています。
その動労千葉と新たな分会を準備している仲間や、解雇撤回をかちとったデンヨー分会、追い出し部屋攻撃に負けずに闘っている仲間など、多くが非正規で闘っている「ちば合同労組」が共に集会を行ったことは大きな意義があると思います。
動労千葉のような闘いを作り出し、共に闘うことで〈正規と非正規労働者の団結〉を作り出せることを示せた集会だったと思っています。
9月の定期大会から10月の闘いはとても内容の濃い闘いであったと思います。
この闘いのすべてを11・2全国労働者総決起集会につなげていくことがとても重要です。職場のある組合員は職場の労働者に「あなたと共に生き、闘う仲間になりたい」ということと「自分の生き方・気持ち」をそのまま訴えれば、必ず相手に伝わります。
勇気を出して一歩踏み出してみましょう。今まで見えなかったものが必ず見えます。退職されている組合員のみなさんは街頭に出てどんどん訴えていきましょう。
11月2日、東京・日比谷野外音楽堂に1万人の労働者を集め、戦争・改憲に突き進む安倍政権を打倒しましょう。未来は私たち労働者の手の中にあります。
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GFF(すき家 工場部門)は団交に応じろ!

闘う組合 すき家につくろう

p0052_03_01 牛丼チェーン「すき家」が、従業員1人による深夜営業「ワンオペ」を10月から中止したとのことですが、調査によれば全国で未だ継続中であることがニュースで話題になっています。
すき家(ゼンショー)にしてみれば、法令違反の状況(第三者委員会報告の指摘)を解消する努力のポーズだけしていれば、直ちに法令違反に該当するわけではないワンオペを少しぐらいやらせても大丈夫だと思っているに違いありません。
今後も金儲けのためなら、マスコミ対策のポーズで深夜だけ店を閉め、それ以外の時間帯ではワンオペでやりたい放題になりかねません。ワンオペを中止しても仕事は増えていると実感している人も大勢います。
ワンオペに象徴されるように要員を極限まで削り、長時間・過密労働を強いて利益をあげる「すき家のビジネスモデル」は、労働者の強労働・強搾取をやめればたちまち収益が上がらなくなります。泳ぐことをやめると死んでしまうマグロと同じです。ワンオペに象徴される過酷な労働を中止すれば企業として「死」以外にないのです。
「鍋の乱」と言われた牛すき鍋定職の導入に対するパート・アルバイトの闘いと第三者委員会報告を受けて「是正」しても、非正規雇用労働者の使い捨て、過重労働は解消される気配をみせていません。
これを裏付けるかのように11月に牛すき鍋定職の再導入がもくろまれています。ブラック企業と批判されないように「深夜のワンオペ」を是正すれば、労働者がどれだけ苦しんでも関係ない、収益さえ上げれば投資家はブラック企業でも投資するだろう――まさに「すき家」は一か八かの賭に出てきました。労働者の怒り、大衆のブラック企業に対する感情を顧みない「すき家」のおごりがここに極まっています。
すき家(ゼンショー)と工場部門GFFは、ちば合同労組の団体交渉の要求をさまざまな屁理屈をつけて拒否しています。労働者の怒りを踏みにじり、これまでのやり方を貫くためにあえてこうした態度をとっているのでしょう。

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すき家で働くみなさん。すき家のようなブラック企業を観察したり指摘しているだけでは、私たち労働者の状況を根本から変えることはできません。今こそ当たり前の闘う労働組合を「すき家」に作ろう。ブラック企業を居直り、労働者を犠牲にするすき家を労働者の団結の力でストップさせよう。
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連載・介護労働の現場から 〈18〉

とうとう腰痛

井村さんは入居2カ月過ぎるとガンの痛みが強くなり食が進まなくなった。家族は再三の連絡にも応じず、やっと来所したかと思うと「(痛いのは)寝違えたんでしょ」「こんど寿司食いに行こうか」と能天気。寝違えただけで体全体痛くはならない、ミキサーでムース状にしてやっと数口の病人が寿司なんて喰えるかと言い返したいところをぐっとこらえて説得し、病院診察をお願いする。
これまでにスタッフは井村さんの精神状態の回復に合わせながら、ベッドで寝たきりだった井村さんを車いすに乗せる、トイレ、食堂の椅子に移動する試みを重ねてきた。痛みの少ない日は浴槽の入浴もした。井村さん自身も本来の明るくて快活なところを発揮し、みんなの人気者になり、得意の美空ひばりをカラオケに合わせて歌い、踊りの振り付けを上半身だけで披露した。
でも、家族はこれまで面会に1回30分足らず来所しただけで、そのときの井村さんしか知らない。もう治ってきたと思っている。しかし毎日看てきたスタッフが医療が必要だと判断しているのだ。
責任者が「看取り介護はやっていませんので」とお願いして、やっと病院に行けることになった。井村さんは帰ってこなかった。入院し1週間で亡くなった。家族に対する3か月分50万足らずの入所費用の回収はなんと1年かかったそうだ。未払いで赤字になると責任者はスタッフに経費節約宣言、光熱費、ティッシュや、調味料の量などをうるさく言ったり、サービス残業させようとする。
そのころ私は、介護職経験6カ月にして腰から腿にかけて痛くなり、休んでも回復せず、身体介護がきつくなった。大柄な井村さんの移動の介助が原因だと思われた。整形外科に行くと、「坐骨神経痛」「ヘルニア」と診断が定まらない。医者は加齢や介護職などを理由にして詳しく診察しようとしない。力石は「誰だって腰痛持ちだよ、この仕事は。大丈夫、大丈夫」と聞き流す。でも痛いのだ。寝ていても痛い。介護職というのは、自分の身体までも犠牲にして尽くさなければならないのか。辞めようこんな仕事と思ったが、待てよ、仕事で腰を痛めたのだから、労災ではないのか?と思った。
医者に労災の診断書を依頼したら、「介護など重量物を扱う仕事で、徐々に腰を痛めた場合というのは、事件性がないから労災は認められないみたいだよ」と言う。事件性? まるで警察が市民の訴えを却下するような…冷めた物言い。「じゃ、たとえばどのような事件性があればいいの?」。
若い医者だった。
「う~ん、例えば腰痛だと、重量物を持ち上げたとたん、ぎっくり腰になったとかだと労災は認められやすいです。そもそも、厚労省は重量物を扱う場合は成人男性は体重の40%、女性はさらに男性の60%という指針を出してますからね。それだと対象20㌔以上でもう重量オーバーですからね。」
そうなのか。いいね、若い医者。
…このあと続く。(あらかん)
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130人で地域集会 10・5

台風18号接近で激しい豪雨の中、ちば労働者集会が、千葉市美術館講堂で130人の参加で行われました。
司会は、ちば合同労組副委員長の古内さんと動労千葉副青年部長の滝君でした。
動労千葉の田中委員長は、地元の労働者の一貫した支援に感謝を述べ「非正規の労働者を組織し闘う合同労組と、民営化と国鉄分割・民営化と闘ってきた動労千葉が共催していることは歴史的意味がある」と訴えました。
国鉄闘争全国運動の金元重さん、解雇撤回を闘う動労千葉争議団の中村仁さんが続き、10月1日のスト報告を、動労千葉車両技術分科の半田幸夫会長が行いました。
外注先のJR千葉鉄道サービスから動労千葉に加盟した3人が発言しました。
「以前働いていた職場には労働組合はなく何も言えなかった。しかし今の職場には動労千葉があり希望がある」「給料日に聞こえるのはため息ばかり。動労千葉がCTSの労働条件で動いている姿を見て加入した。がんばっていきたい」「仲間を増やして職場の現実を変えていきたい」
介護施設で働く2人のちば合同労組の組合員が新分会づくりの報告を行い、アスベスト問題を闘う民間の労働者、郵政労働者、自治体労働、医療労働者、ちば合同労組の仲間が登壇し、職場での闘いの報告と闘いの決意を語りました。
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解雇撤回・職場復帰で勝利和解!!

組合結成で不当解雇/デンヨー分会 労働委員会

10月9日、千葉県労働委員会で「解雇撤回・原職復帰、解雇から復職までの賃金相当額を支払う。不当労働行為に及んだことを認めて陳謝し、今後不当労働行為を行わないことを誓約する。労働組合への勧誘禁止を雇用条件に含めないことを確約する」という内容で、和解協定を締結し、勝利をかちとりました。
和解協議にあたって私からは「金ではなく、解雇撤回・謝罪が和解の最低条件だ」と要求しました。
組合員の皆さん。力になっていただき本当にありがとうございました。
私は、個人経営の企業で4年半、パート労働者として働いてきました。その間、50人を超える仲間が社長のパワハラで退職に追い込まれました。私は、この労働者の怒りを必ず晴らしてやろうと思っていました。私の労働組合結成の動きを察知した社長は「労働組合への勧誘をした場合は停職1カ月以上の処分にする」ことを労働条件にしてきました。
そして、今年5月末に青年労働者が解雇予告通知を受けました。そのため6月11日に組合を結成しました。ちば合同労組の分会です。
社長に団体交渉と解雇予告通告の撤回を要求しました。その場で、団交に応じることと、解雇予告通告の撤回を表明した社長ですが、翌日から青年組合員への嫌がらせが始まり、「組合を脱退しろ」と個室で4時間にわたって迫ったのです。団交も拒否してきました。
その後、解雇予告の撤回を求めた職場前の街宣を口実にして私をロックアウトし、6月末の解雇を通告してきました。青年組合員への解雇予告を撤回したものの、職種変更を通告し、彼はそれを拒否して退職して行きました。もう一人の組合員の未払い賃金は労基署への申告で取り戻しました。
労働組合を結成して大きな経験をすることができました。それは資本と闘うことで、労働者は労働者階級になるということです。
たった一人の社長でも資本家階級に対して、小さな組合でも労働者階級を代表して闘っているという実感がありました。同時に、個人経営でも資本家階級は、どんな手段でも組合つぶしに全力をあげることもよくわかりました。
私は、社長との闘いを開始して、「組合結成」を理由に解雇された以上、職場の仲間のこと、今まで辞めさせられた仲間のことを考えて、勝つまで闘おうと決意してきました。
勝利の背景には、動労千葉の存在と闘い、すき家ストライキをやった「ちば合同労組」の存在と闘いがあったからだと思います。千葉労組交流センターの存在と協力も大きかったです。
今回の勝利は、社長の組合つぶしの不当労働行為があまりにも明らかだったからだと思います。ただ、職場に復帰するのは大変な試練で、資本との闘いも、職場で団結をつくり組合を強化・拡大していく闘いもこれからです。今後ともよろしくお願いします。(デンヨー分会S)
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【編集後記】

昨年度あまり出席率が良くなく、今年こそきちんと青年部副部長として役割をこなせるようにして行こうと思ったので執行委員に立候補しました。 執行委員会という会議に一度も参加したことがなくて少し興味を持ったため立候補しました。執行委員会に参加してみて、今後の活動内容などが分かり良かったです。執行委員会で職場の報告などをしていけたら良いと思います(X)
安倍政権は、今秋の臨時国会で派遣法の大改悪を狙っている。これを許せば、企業は3年ごとに労働者を雇い止めし、労働者ごと入れ換えることが可能になる。「専門26業務」に限定されていた業種の規制が全面的に取り払われる。80年代、国鉄分割・民営化と同時につくられた派遣法がもたらしたものが、劣悪な雇用環境やワーキングプアの実態だ。派遣法そのものをなくし、非正規職を撤廃すべきだ。労働組合としてキチンと声を上げよう(K)
派遣法改正案の審議が始まりました。安倍首相は「世界一ビジネスがしやすい国にする」と言っています。ハケン全面解禁法だけでなく残業代ゼロ制度や解雇自由化など労働法を闇に葬る法案ラッシュです。私たちは、労働相談などで派遣労働者の問題にも取り組んできました。団体交渉も何度もやったし労働局にも通いました。派遣法は労働者の雇用に誰も責任を取らない最低最悪の法律です。労働基準監督署も派遣法は管轄外だからと門前払いです。この状況を変えるのは労働者自身の力しかありません。街宣その他がんばっていきましょう(S)

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