連載・介護労働の現場から〈働き方編1〉

介護労働の現場から

連載・介護労働の現場から〈働き方編1〉

パルチザン

働き方。まず介護事業者は、従業員十人程度の小規模から数十万程度の大手まである。大手でも1事業所はせいぜい百人程度の利用者で介護職は40~60人くらい。
大手のブランドで安定をとるか? 楽しく介護の仕事をすることをとるか? 目的によって働き方は異なる。この欄では後者の働き方を念頭においてるよ。
採用されて介護は初めてだと仮定して、働き方の稿を進めます。
ブラックかどうか
今どき、タイムカードない、交通費でない、社会保険ない、休憩取れない、サービス残業常態化…。国から介護報酬受け取っておきながら、そんな働き方をさせるブラック事業所は、分かった時点で即、やめる。
次に入社手続き。労務管理がしっかりしているか。契約書・就業規則など文書を提示しないところはまあブラック。採用決定に浮かれていてはいけない。非常識な業界に足を踏み入れようとしているのだと警戒したほうがいい。
入社時に、健康診断書の提出を求めるところが多いが、診断書にかかる費用は1万円以上、会社負担でない場合、急ぐことはない。様子見し、続けられると思ったら健康診断を受ける。督促されたら、お金がないんですといえばいい。本来は会社負担なのに素直に従うべきではない。
p0073_03_01a 最初の給料の明細書は、きちんとチェックし、不明な点は事務に訊く。事務が間違えたり、直近の法改正を知らない場合も多い。きちんと答えてくれない場合は半ブラック。相談窓口としては労働条件相談ほっとライン(厚労省)
元気にあいさつ
さあ、勤務初日です。かなりテンパってるかもしれないが、あいさつと自己紹介だけは、明るく元気に、できるだけ笑顔で。これは社会人教育の常套句だね。あいさつに対する反応で職場チェックをする。介護はお年寄り相手の仕事だが、チームワークの良し悪しがすべて。経営者が夢のような空虚な理念を掲げ、職員が精神論で踏ん張ってる施設は地獄だぜ。
介護は国の制度設計がむちゃくちゃで労働者にすべてのしわ寄せがきている。鎖につながれた奴隷船のイメージで日々働いている労働者も多い。きっぱりやめようね、そんな妄想。パルチザン(六月蜂起、ゲリラ、真田十勇士、スーパー戦隊、モンパラ、バトルガール…なんでもOK)の妄想にリニューアルしよう。
そして、元気にあいさつ。パルチザンの仲間にだよ。これから、現場労働者が愚痴や不満を出せる環境をつくる。そして思いを共有できる仲間をつくっていく。介護は実にめんどくさい仕事だから、シンプルに考えよう。介護の仕事は、お年寄りによい老後をすごしてもらうこと。
それが目標だ。
(あらかん)

ちば合同労組ニュース 第73号(2016年8月1日発行)より