関東大震災から102年

船橋・八千代 朝鮮人虐殺追悼会に参列

 102年前の1923年9月1日、関東大震災が発生。この直後の混乱に乗じて「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマが流され、関東各地で5千人を超える朝鮮人虐殺が行われました。千葉県での犠牲者数は300人を超える。

 「この惨劇を二度と繰り返すまい」の思いで9月4日、船橋市馬込で追悼式、9月7日、八千代市高津で慰霊祭が行われました。ちば合同労組も参列しました。

 当時、千葉県には鉄道敷設工事に大量の朝鮮人が動員されていました。大地震発生後、武装した騎兵隊や自警団が朝鮮人を拘束し、収容所や警察署に移送され、虐殺されました。当時の混乱の中で労働運動はまったく抵抗できず、社会主義者も多く虐殺されました。

 いま全世界的にも、排外主義的言動、陰謀論、ヘイトスピーチがあふれています。私たちは労働組合としてこれらの歴史に真摯に学び、在日朝鮮人の労働者とともに民族差別反対の意思を表明します。

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ちば合同労組ニュース 第183号 2025年10月1日発行より

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