京葉線沿線で街頭アンケート活動

連載・職場と労働法

京葉線沿線で街頭アンケート活動

庫・工場街で労働者と対話

 暑い夏の真っ盛りの7~8月、ちば合同労組は京葉線の各駅でアンケートとシール投票をメインにした街頭宣伝を行いました。
 この取り組みは、〈できるだけ多くの労働者との対話する〉という目的で行いました。韓国・民主労総の非正規労働者の組織化をモデルにした取り組みです。
 倉庫や工場の多いエリアである二俣新町駅での約2時間でアンケートに答えてくれた方は12人(ちょっとだけ話した人はほかにも多数)。反応は様々です。
 回答の特徴は、労働組合の存在はほとんど知られておらず、あっても「組合費がとられるだけ」と思っている人が多数でした。
 なかには深刻な働き方をしている人もいました。とはいえ現在の自分の状況については一見の人にはなかなか言えないものです。アンケートでは「以前の職場がブラックでひどかった」「兄弟がいま大変なんだ」という反応はけっこうありました。
 思ったのは、きっかけさえあれば人の感じ方は変わってくることです。「労働組合ってわからない」という人に、相手の反応を見て丁寧に話すのも、それなりの勇気や経験、スキルもいります。

 猛暑もようやく終わり向かい、動きやすい秋になります。街頭宣伝も、経験を活かし、グレードアップしたことをやっていきます。
 みんなでアイディアを出し合ってがんばりましょー。

京葉線街頭アンケート【結果発表】〈回答者12人〉

【1】雇用形態は何ですか?

正社員(6)
契約社員(4)
派遣(2)

【2】労働問題はありますか?

有休がとれない(3)
保険に入れない(1)
最低賃金以下(1)
労基法無視(1)
残業代が出ない(1)

【3】労働組合を知ってるか?

知っている(5)
知らない(3)
わからない(3)

【4】労働組合はありますか?

ある(3)
ない(6)
知らない(2)

【5】労働組合に求めることは?

誠実さ(1)

以上

ちば合同労組ニュース 第110号 2019年09月1日発行より