国民年金保険 料納付期間 65歳まで延長検討

制度・政策

国民年金保 険 料納付期間 65歳までの延長を検討

 厚生労働省は10月25日に社会保障審議会の年金部会を開き、国民年金保険料の納付期間を現行の40年間から64歳までの45年間に延長する議論を開始し、衝撃が走っています。現在の国民年金の保険料は月1万6590円。5年間で約100万円の負担増となります。
 現在、国民年金は40年の保険料で65歳から受け取れる。受給額は月額約6万5千円。延長で給額が上がるのか?厚労省は「仮定の話でコメントできない」とのこと。
 年金給付は、数十年の保険料の支払いが必要で、いわば国民に対する政府の約束です。これを反故にすればフランス革命のようなことが起きかねないテーマです。審議会では、納付期間の延長は2024年までに結論を出し、25年の通常国会で法改定を目指すとのこと。

 ちば合同労組ニュース 第148号 2022年11月1日発行より