年末コロナ倒産・失業情勢と闘おう

組合活動

年末コロナ倒産・失業情勢と闘おう

 東京商工リサーチの調査によると、新型コロナの影響による倒産件数が9月に入り、発生直後に最悪だった今年6月に迫る勢いで再び増勢に転じているそうです。政府の支援策で息をつないだ企業が力尽きた状況と思われると分析されています。
 現状としては、政府の支援策などにより懸念された規模の倒産数にはなっていないようです。しかし、負債1億円未満、従業員5人未満の零細企業の廃業や清算型倒産が増加しています。年末・年度末に向けて飲食店やアパレル関連は家賃などが支払えずに倒産するケースの増加も予想されています。また雇用調整助成金の特例措置が終了すると休業者が失業者に転じ、失業率が一気に上昇するとも言われています。
 08年のリーマンショックは製造業を直撃しましたが、今回のコロナの影響はより労働集約型の飲食業などに及んでおり、リーマン時の「年越し派遣村」を超える状況も懸念されています。
 ちば合同労組としても、年末にかけてのコロナ倒産・失業の状況に立ち向かうべく駅頭での宣伝活動などを強化したいと考えています。組合員の皆さんのご協力・ご参加を訴えます。
 寒い冬が近づき新型コロナの再流行・拡大が懸念されています。医療・介護施設の困難な状況を覆す闘いが必要です。船橋二和病院労組の闘いに連帯し、ちば合同労組も介護施設を中心に闘いと組織化を強化します。

 ちば合同労組ニュース 第124号 2020年11月1日発行より