年末繁忙と闘う郵政労働者と団結を

郵政職場

年末繁忙と闘う郵政労働者と団結を

マイナンバー・お歳暮・年賀

非正規の最先端

p0065_04_01a

p0065_04_01b 「非正規率が4割へ」。厚生労働省発表(11月4日)はセンセーショナルに報道されました。〈年収200万円〉も当たり前のように報じられています。
日本郵政の社員約43万人のうち期間雇用社員(非正規)は約20万人。非正規率が高い郵便事業では6割を超える。
平均年収は606万円に対し、非正規は227万円。手当もない。同じ仕事で大きな格差だ。

しかしトラブル対応などの責任の重さは変わらない。
これを「是正」するかのように導入した「新・一般職」の本格採用が始まったが、予想以上に反応が悪い。日本郵政は、文字通り「非正規化」のトップを走っている。

マイナンバー

新聞テレビでは、連日マイナンバー「誤配」が報道されている。「千葉管内は『全国最大の誤配数』」と言われているようだ。郵政労働者は配達先や道ばたで抗議やクレームを言われる。
そもそも「通知カード」の印刷が遅延して郵便局にまともに届かない。計画そのものが破綻している。
p0065_04_01c なのに「なんとしても11月中に配達せよ」という高市早苗・総務大臣。まさに「大本営発表」です。命令のみで現場に丸投げ。
12月、マイナンバー配達だけではなく、お歳暮や年賀の配達で郵政現場は多忙を極めています。

労働者の存在

この超多忙の中でも、現場をまわしているのは労働者。マイナンバー配達は約5500万通。戦後最大の書留数。誤配は確率にすれば0・001%以下。
欠区もある中、人員不足でわずかの「誤配」にとどめているのは郵政労働者の超人的な努力によるもの。非正規率が増大しても、現場でまわしているのは労働者。現場を混乱させているのは郵政当局であり総務省だ。
労働者が団結し、誇りを取り戻すのは今だと感じます。
(組合員K)

ちば合同労組ニュース 第65号(2015年12月1日発行)より