闘うメーデー(労働者の日)を復権させよう

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labour day celebration with group professionals vector illustration design

闘うメーデー(労働者の日)を復権させよう!

 5月1日は、メーデー(MAYDAY)です。

 この起源は1886年5月1日の米国のシカゴにあります。低賃金で1日12時間以上も働かされていた労働者たちが劣悪な労働条件の改善を求めてストライキに立ち上がりました。

 当時の労働者たちのスローガンは「8時間は労働に、8時間は休息に、残りの8時間は自分たちのために!」でした。この闘いが広がって、世界中にいわゆる「8時間労働制」が確立しました。
 メーデーとは、人間らしい労働の獲得し続けるための「労働者の闘いの日」です。
 とりわけ今年は、異例の物価高の中、労働者の生活は困窮しています。この間、春闘において賃上げの団体交渉やストライキが報道され、労働組合の目に見える行動が注目されています。
 しかし一方で、「5月は連休が多くて賃金が少なく生活できない」「仕事でメーデーどころではない」という非正規労働者も多くなって、労働者に縁遠いものになりつつあることも事実です。
 さらに、今年は、連合のメーデーに岸田首相が参加すると報道されています。労働組合と財界・政治家がグルになって「時の権力者が、労働者におこぼれを与える」――メーデーをこんな儀式に変えられようとしています。
 今年のメーデーは、ちば合同労組は、新宿メーデー行動に参加するとともに、これらの多くの非正規労働者に声を届けるためのアウトリーチ(「手を伸ばす」という意味の英語から派生した言葉で、積極的に対象者の居る場所に出向いて働きかけること)活動も行います。(副委員長K)

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労働学校へご参加を

テーマ 動労千葉の階級的団結論
 日時 5月27日(土)13時~
 講師 片峯 潤一(動労総連合書記)
 組合として集団受講しています。受講料は組合で負担しますのでお気軽にご参加ください。講義後に懇親会も行います。5月の講義は、先月に引き続き、動労千葉の運動について考察します。

 ちば合同労組ニュース 第154号 2023年05月1日発行より