2月6日スト 雇い止めを撤回し全員正社員に!

物流倉庫・運輸

京成バス ストライキ京成バスは雇い止めを撤回して全員を正社員化に!

「運転士道」ではなく安心して働ける労働条件を!

京成バス

ストライキ

2月6日

終日決行

 ストライキの日時と場所、案内page→

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ちば合同労組

問い合わせは、電話: 043(225)2207 メール: union1@outlook.com まで

 応援の声 続々と寄せられています→ツイッター

ストライキ支援要請 (PDFファイル)

 日頃の暖かいご指導とご支援に深く感謝いたします。

 ちば合同労組は2月6日、京成バスにおいて指名ストライキを終日実施します。組合員Aさんは京成バスの運転手(1年契約の嘱託社員)として3年間半働いてきました。しかし京成バスは、Aさんに正社員登用を行わず、2月中旬に雇い止めしようとしています。これは会社に対してモノを言う労働者への見せしめ解雇です。

 京成バスの運転手は、1日15時間超、月260時間超の労働時間の場合もあり、勤務間インターバルがわずか8時間の時や、法律上限である4時間連続の乗務など、過酷な状況のもとで働いています。京成バスでは事故が年間400件以上起きています。それでも会社は「(運転手の過酷な勤務実態と)事故とは関係ない」と開き直っています。事故やミスの責任を運転士のせいにしても事故は減りません。

 ストライキに立つA組合員は「十分な睡眠時間を確保して欲しい。何かあったら運転手の責任にしないで欲しい。運転手の寝不足状態が是正されれば事故はなくなる。バス業界全体の会社ぐるみのブラックな体質が是正され、ちゃんとした会社運営になることを願います。嘱託社員の全員が正社員になることを願います」と訴えています。

 バス運転手の平均労働時間は月210時間(全業種平均は178時間)。低賃金で長時間の過重労働で職場を去る運転手が続出しています。半数近くが入社4年で辞める職種となっています。民間委託を拡大して雇用を破壊した結果、京都市などで路線バスが維持困難に陥る状況が広がっています。

 深刻な運転手不足の中で、京成バスは、労働条件の改善ではなく、元社長の提唱による「運転士道塾」でのりきろうとしています。武士道精神にならって「運転士に誇りとプロ意識を持たせる」と言うのです。これは会社の奴隷をつくる「洗脳」教育です。根本的に発想が間違っています。

 これはAさん個人の問題ではありません。バス業界全体の雇用と安全を守る闘いでもあります。今回の闘いは、いわゆる無期転換ルールの回避の雇い止めとの闘いでもあります。

ちば合同労組は雇い止めの撤回と正社員化を要求して2月6日、第1波ストライキを闘います。さらに私たちは、京成バスグループ分会の結成をめざします。路線・地域ごとに分社化し、雇用と安全を破壊していくやり方は絶対に許せません。すでにSNS等での訴えは瞬く間に十万単位で拡散し、大きな共感を集めています。皆さん、共に闘いましょう。

2019年2月1日 ちば合同労働組合


応援の声 続々と寄せられています

 京成バス・ストへの応援の声です。(労組ツイッター) 

 

「不定期就労も地味に体に負担かかりそう」

「切って人不足で正社員だけでやってみればいいの」

「バス業界もどこの業界も人手不足で地元のバス会社も人手不足です。確か4日働いて1日休みと聞いたことがあるけど中身は凄まじい」

「京成はバスのみならず電鉄もメチャクチャ。嘱託社員は5年で自動的に雇い止め。正社員登用試験も実力より、いかに現場長にゴマをすり、推薦を受けられるかで合否が決まる。退職時には会社都合の雇い止めにも関わらず、自ら退職を願い出た旨の内容で退職願いを書かす非道ぶり」

「雇用軽視なら大問題だ」「これは運転手の為に給料上げて、休み増やして、運賃3倍にしなきゃダメだな」

「不当な解雇には断固戦って下さい。日本はストライキがほとんどないから経営者が甘く見ています」

「収益優先でなく、安全優先で考えるべき。運転手の数が足りなければ、運行本数を減らさざるを得ない」

ちば合同労組ニュース 第103号 2019年02月1日発行より。+一部ツイート(2019/02/03 7:00~24H)まとめ紹介