3月ダイ改 動労千葉がスト

組合活動

3月ダイ改 動労千葉がスト

 JRやグループ会社で運転士や車両の検査修繕、清掃などの労働者でつくる国鉄千葉動力車労組が3月12日にストライキを闘います。3月12日(土)13時30分から千葉商工会議所で集会が開催されます。皆さん、ぜひ集まって下さい。
 JR東日本は3月ダイ改で運転士・車掌・検査・電気などの職名を廃止しようとしています。そればかりか業務を融合化して、運転士に、駅の仕事や企画業務、草刈りやコンビニの品出しもやらせるというのです。
 政府や財界は「雇用の柔軟化」「解雇規制をなくせ」などと主張し、それがJRで極端な形で事態が進行しています。JRは「自動運転も可能」と主張しますが、どんな技術を用いても最後に安全を守るのは現場労働者です。
 札幌では先日、記録的な大雪で空港が孤立し受験生ら3千人が長時間立ち往生しました。人手不足で除雪が追い付かなかったのです。「合理化で災害対応力が低下」と専門家は指摘しています。
 あらゆる社会的領域で同様の事態が起きています。労働組合として、こうした問題に立ち向かう中でこそ状況を転換させたいと思います。
 コロナパンデミックは、数十年に及ぶ新自由主義がどれほど社会を破壊してきたのかを暴き出しました。医療や福祉の後退、雇用や賃金の破壊、貧困や教育の機会の不平等、地球環境の破壊……
 ロシア軍によるウクライナ軍事侵攻が始まりました。米国は約20年の戦争の末、イラクやアフガンから撤退し、今度は対中国戦争シフトに転換する中でロシア・NATO間の緊張が戦争になってしまいました。
 米国の凋落と中国の台頭の中で国家的利害の対立が容易に戦争に転化する時代に入っています。戦争や内戦、難民問題は世界の労働者にとって重大なテーマです。
 ロシアでも大規模な反戦デモが起き、数千人が逮捕されています。各国が他国を理由に軍拡に走っています。そうではなく国際反戦デモに連帯して自国の戦争に反対することが大切だと思います(S)。

==============

労働学校へご参加を

テーマ 階級的労働運動の前進のために

日時 3月19日(土)13時~ 講師 山田護(動労千葉幕張支部・前支部長)

 ちば合同労組は組合として集団受講しています。ぜひご参加ください。今回は、動労千葉の幕張支部長を長年務めた山田護さんです。外注化阻止を先頭で闘ってきた経験を聞く貴重な機会です。多くの参加を訴えます。

ちば合同労組ニュース 第140号 2022年3月1日発行より