10・10ふなばし集会 病院労組のスト報告を聞こう

医療・介護

 千葉合同労組ニュース123号.PDF 

10・10ふなばし集会 船橋二和病院労組のストライキ報告を聞こう

ちば合同労組定期大会を成功させ

労働組合の再生をめざす 11・1労働者集会に結集を

 安倍首相が退陣し、菅政権がスタートしました。
 安倍政権の7年8か月は、安保法の制定や武器輸出3原則の解禁、「働き方改革」と称する労働基本権の解体、年金改悪など社会保障の破壊、NHKなどマスコミの支配と介入、そしてモリカケや桜を見る会などの腐敗・疑惑など…指摘すればきりがないほど新自由主義的悪政が展開されました。
 そんな安倍政権の新型コロナ問題への対応は人びとの命と生活に大きな脅威をもたらし、政府に対する不満の大きさは世界的にも突出する状況となりました。誰が政権を継承しようと問題は何一つ解決しません。
 特に矛盾が大きかったのは医療・介護の世界です。現場は、長年の診療・介護報酬改悪などで経営困難に陥り、「病院や介護施設がつぶれたら地域への責任が果たせない」「労働者の働く場所もなくなり路頭に迷う」と半ば脅されて「我慢するしかない」と気持ちを抑えてきた労働者も多いと思います。
 しかし我慢して働き続けても黙って職場を去っても状況は変わりません。労働者が現実を受け入れるほど状況は悪化していくだけです。闘うことこそ事態を変えるのです。
 安倍政権のもと2012~15年にかけて医療・介護関係の法律が次々と作られ強権的に数十万床のベッド削減や全国440の公的病院を名指しして統廃合を推進しています。県内では千葉リハセンター、国立病院機構千葉東、旧千葉社保病院、千葉市立青葉病院など10病院が対象となっています。
 そんな中で決行されたのが船橋二和病院労組の7・10ストライキでした。「ストライキで医療を社会保障として奪い返す」の訴えは多くの人々の心に響きました。
 その船橋二和病院労組の呼びかけで10月10日午後2時から船橋勤労市民センター・ホールで「地域医療・介護を守ろう!社会保障を取り戻そう10・10ふなばし集会」が開催されます。ぜひ皆さん、参加してストライキを闘った二和病院の労働者の声を聴いてください。
 コロナ問題が浮上して約9カ月が経過しましたが、ちば合同労組は、京成バス裁判、柏市会計年度任用職員雇い止め問題、ZOZOユニオンや介護職場分会など様々な闘いを展開してきました。コロナ倒産・解雇はこれから本格化します。組織強化は待ったなしの課題です。新たな執行体制と運動方針を確立するための大会です。大結集を訴えます(欠席する組合員は委任状をお願いします)。
 11月1日、動労千葉・関西生コン労組・港合同などの呼びかけで闘う労働組合の再生を目指す全国労働者集会が日比谷野外音楽堂で開催されます。ちば合同労組は組合として賛同・参加します。ぜひご参加ください。

 ちば合同労組ニュース 第123号 2020年10月1日発行より