2022-07-29

組合活動

労働者に希望を! 職場と社会を変えよう

労働者に希望を! 職場と社会を変えよう 暴かれた「日本の闇」  安倍元首相銃撃事件は日本社会に大きな衝撃を与えました。統一協会と安倍・自民党の結託が日々報道され、日本の「闇」が暴かれています。  カルト宗教と政治が一体化し、常識とかけ離れた政治が長年続いてきたのです。借金や犯罪行為までさせて大金を巻きあげる教義は、今の新自由主義的な企業や大学の手法にも通底しています。  事件を起こした山上容疑者の...
連載・職場と労働法

職場と労働法/高年齢労働者と労働災害

実践的に考える職場と労働法 高年齢労働者と労働災害 労災死亡の半数が60歳以上の労働者  昨年2021年に労働災害で死亡した60歳以上の高齢者が360人に達し、労災死亡者全体(831人)の43・3%を占めたことが報じられました。過去最高の比率で4割を超えたのは初めてとのこと。  工事現場などで、危険できつい仕事を担う高齢者が増えている現状があり、これに対する安全対策の遅れが背景にあります。  労災...
組合活動

アマゾン・スタバ労組が全米を揺るがす

アマゾン・スタバ労組が全米を揺るがす 米レイバーノーツ大会 労働運動の価値観変えた  米国の労働運動が新時代を迎えています。全世界の労働運動関係者が注目したのが、レイバーノーツ大会(6月17~21日・シカゴ)でした。  レイバーノーツは、既成の労働組合を現場から変えようという労組活動家の運動体です。同組織の労組結成マニュアル本が日本でも翻訳・出版されています。コロナ禍の影響で4年ぶりの開催となった...
労働映画

映画紹介『鉄路の闘い』

映画紹介『鉄路の闘い』  1946年のフランス映画。監督は『禁じられた遊び』『太陽がいっぱい』など日本でも有名なルネ・クレマン。ナチス占領下のフランス国鉄の機関区が舞台。フランスの鉄道労働者たちが独軍の列車運行を阻む抵抗運動を描く。出演者の多くはプロの俳優ではなく実際にレジスタンス運動に加わった本物の鉄道労働者で、本物の列車や駅、機関区を使ってドキュメンタリー映画の手法で撮影されている。  燃料を...
制度・政策

最低賃金の大幅引き上げを

最低賃金の大幅引き上げを ちば合同労組が審議会に意見書  毎年10月1日に改定される最低賃金について、千葉地方最低賃金審議会が8月に答申を出すことに合わせて、ちば合同労組は別掲(下記)のような意見書を提出しました。  最低賃金は、厚生労働大臣の諮問機関である最低賃金審議会(労働者・使用者・公益の3者の代表で構成)が毎年夏に引き上げ額の目安を提示し、それを受けて都道府県で引き上げ額を決める仕組みにな...
制度・政策

〝労働時間〟概念破壊にノーを

〝労働時間〟概念破壊にノーを 厚労省検討会 裁量労働拡大の報告書 写真:1919年の川崎造船所争議の結果、日本初の8時間労働制が実施されたことを記念して建立「8時間労働発祥之地」(神戸市)  厚生労働省は7月15日、裁量労働制のあり方などを検討してきた有識者会議「これからの労働時間制度に関する検討会」における論議の報告書を公表しました。  報告書は、少子高齢化や産業構造の変化が進み、デジタル化の加...