2023-05-02

その他

闘うメーデー(労働者の日)を復権させよう

闘うメーデー(労働者の日)を復権させよう!  5月1日は、メーデー(MAYDAY)です。  この起源は1886年5月1日の米国のシカゴにあります。低賃金で1日12時間以上も働かされていた労働者たちが劣悪な労働条件の改善を求めてストライキに立ち上がりました。  当時の労働者たちのスローガンは「8時間は労働に、8時間は休息に、残りの8時間は自分たちのために!」でした。この闘いが広がって、世界中にいわゆ...
組合活動

中小も60時間超残業割増率5割に

実践的に考える職場と労働法 中小も60時間超残業割増率5割に 時給1000円なら60時間超は1500円に  4月1日から、月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金50%が中小企業にも適用される。中小企業で働く労働者は約3千万人、その影響はかなり大きい。5月に支給される賃金明細をしっかり確認して下さい。  中小企業かどうかは小売業は資本金5千万円以下あるいは常時使用する労働者数50人以下に該当す...
制度・政策

入管法改悪案の国会審議続く

入管法改悪案の国会審議続く 技能実習制度の存続も画策  入管法改悪案の国会審議が始まっている。また外国人技能実習生制度の見直しの議論も有識者会議で行われている(秋に最終報告書の予定)。  技能実習制度は30年以上も続き、「国際貢献」「技術移転」などの名目で外国人労働者を受け入れるものだ。 (写真 新潟のニット工場で働くベトナム人実習生)  だがその実態は、最低賃金以下の低賃金や未払い、長時間労働や...
労働映画

映画紹介『キネマの神様』

映画紹介『キネマの神様』  原田マハの長編小説を山田洋次監督が映画化し、2021年8月に公開された。当初は志村けんと菅田将暉が主演の予定だったが、志村のコロナ感染による辞退とその後の急死、政府による緊急事態宣言を受けて撮影が中断された。  その後、沢田研二を代役に撮影が再開された。おそらく脚本は志村けんで当て書きされたまま撮影され、セリフや仕草も沢田が志村を演じる感じになっている。東村山音頭を歌う...
物流倉庫・運輸

「物流2024年問題」が焦点化

「物流2024年問題」が焦点化 関生のような産業別労組も必要  3月末に対応協議で政府閣僚会議が開催されるなど「物流2024年問題」が焦点化している。直接には24年に「働き方改革関連法」の労働時間規制がトラック運転手にも適用されることを指す。加えてネット通販の拡大などによる荷物の増加、慢性的な人手不足や高齢化で荷物の35%が運べなくなるとの試算もある。  19年から時間外労働の新たな規制が開始し、...
その他

配達員ケガ「指切断しても配達優先」

京都で配達員ケガ「指切断しても配達優先」  京都府舞鶴市の路上で指の一部が発見された事件。その後の捜査で60代の男性配達員が配達中に車のスライドドアに指を挟みケガをしたが、そのまま配達したことが分かった。それ以上の詳細な事情は分からないが、ネットでは「配達を優先してしまう精神状態は分かる」「配達員が指落としてでも病院に行けない理由はそこを埋める人手がいないから。配達が遅れれば大量の時間指定に遅れ客...