2025-01

連載・職場と労働法

最近の日常的かつ過剰な学生バイト事情

実践的に考える職場と労働法最近の日常的かつ過剰な学生バイト事情奨学金(将来の負債)回避で学業を犠牲にバイト 最近、ブラックバイトや闇バイトなど学生アルバイトをめぐるトラブルが社会問題化し、また「103万円の壁」なども話題に上る。 学生バイトの「103万円の壁」は、19~22歳の学生を扶養する親の税金を計算する際に収入から一定額を差し引く扶養控除、本人の所得税の発生額を指す。 新たに「特定親族特別控...
世界の労働運動

ユン大統領が逮捕! 韓国労働運動に続こう

非常戒厳令 韓国民衆が見せた底力ユン大統領退陣へ!百万労働者の波 ▨死を覚悟した行動 年の瀬の12月、韓国で驚くべき事態が起きた。尹錫悦大統領が突如として「非常戒厳」を宣言した。戒厳軍兵士が国会に突入、「政権転覆を目論む反国家勢力」と名指しされた野党勢力の逮捕者リストを手に「片っ端から拘束せよ」と指令を受けていた。 一報を聞いた国会議員や活動家や市民が国会前に集結し軍隊と対峙した。銃で撃たれること...
世界の労働運動

スターバックスのバリスタ1万人が全米でストライキ

ハッピークリスマス? 労働者の答えは…アマゾン・スタバで最大規模のスト トランプ政権が再登場する米国で労働者の新たな闘いが始まった。コロナ禍での結成以来500店舗に組合を結成し、組合員1万人に急成長したスターバックス労組が過去最大の闘争を配置。組合との交渉を拒否する経営者に対して、24日のクリスマスに向かう5日間、30カ所の店舗でストライキを実施。厳寒の中で常連客とピケットラインに立つ姿が反響を呼...
主張

【2025年闘春】韓国のように闘い、労働者が主人公となる年へ

激動の1年を振り返り春闘から2025年の新たな闘いへ 新年あけましておめでとうございます。昨年は、社会の底が抜けた感があらわになった年だったのではないでしょうか。社会の底が抜けた 2024年は、元旦の能登半島の大地震から始まりました。1年が経過しても住民の暮らしは再建されていません。支援が届かず関連死が直接死を上回る状況が明らかになっています。 能登半島に限らず全国の地方・地域も同様です。JR東日...
労働映画

映画紹介『みとりし』

映画紹介『みとりし』 日本看取り士会の会長・柴田久美子の著書『私は、看取り士。わがままな最期を支えます。』を原案とする2019年公開の映画。主演は榎木孝明。 看取りは「亡くなるまでの間の介護を行い、最後を看取ること」。看取り士の役割として「患者にとって住み慣れた我が家、あるいは患者本人が希望する形に添って温かい死を迎えられるように、患者の親族をサポートしながら心に寄り添いつつ見届けること」とされて...