8・6ヒロシマの闘いに続こう
●国・広島市によるヒロシマつぶし
岸田政権は、日本の反戦反核運動の中心にある広島と長崎の運動、平和意識を解体するために、反戦反核闘争を圧殺することを画策してきました。昨年G7サミットにおける核容認の広島ビジョンの策定、教科書から「はだしのゲン」を削除したり、教育勅語を引用し、市職員の研修をおこなうなど、様々なことをおこなってきました。そして、今年の2月に暴力行為等処罰法で5人を逮捕。ついに広島市の条例を使って平和公園での集会禁止という「むき出しの言論弾圧」を打ち出してきました。市は、一方では「規制に法的根拠はない」などといいながら、規制に従わなければ「警察と連携して対処する」と一貫して回答を繰り返してきました。
●虐殺容認するイスラエル招致
そして、世界中の人たちが1秒でも早くガザ虐殺をとめたいと行動を開始する中で、あろうことか広島の記念式典にイスラエルを招待し、シオニスト=米エマニュエル駐日大使を招待しました。この「イスラエル招待」と平和公園集会禁止=反戦反核の排除は一つの問題でした。
●身体をはった座り込みが集会禁止を打ち破る
そして8月5日の前夜から原爆ドーム前に青年や学生が座り込み、朝4時過ぎから続々と集まり、「腹をくくって」座り込みに参加しました。広島市は朝5時前から「退去要請」を繰り返し、要請に従わないと警察に「排除要請」を行い、警察も明らかに暴力的に排除するための準備を整えていました。排除のための「屈強な」機動隊の部隊を用意し、女性の機動隊員も揃えて平和公園まで「進軍」してきた機動隊員が目撃されていますが、「腹をくくった」座り込み参加者のあまりの迫力と自分たちがやろうとしていることの不正義性の前に排除など不可能と判断し、回れ右をして撤退していったそうです。大勝利です。戦争を止める力は、このような労働者民衆の団結した力にあります。ちば合同労働組合の仲間も駆けつけ、ともに闘いました。