映画の紹介

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映画紹介『天使のいる図書館』

映画紹介『天使のいる図書館』  地元に就職した新人司書さくら(小芝風花)が主人公。図書館司書が主人公の映画は初めて観た。なじみのない人も多いと思うが、図書館にはレファレンスサービスがある。利用者の調べものや探しものを手伝いする。  過度の合理的思考で他人とのコミュニケーションが苦手なさくらは、「王子様の出てくる絵本」をリクエストする女の子に「イギリスですか、それともオランダ?」と尋ね返...
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映画紹介『にあんちゃん』

映画紹介『にあんちゃん』  監督・今村昌平、主演・長門裕之の1959年公開の映画。53年の佐賀県の炭鉱地帯が舞台。3歳で母を亡くし、9歳の時にストライキのさなかに父を失った安本末子の視点から、在日朝鮮人の4兄弟姉妹が懸命に生きる姿を描く。  父の死後、朝鮮人ゆえに正社員となれず炭鉱の臨時雇いとなる長兄。わずかな稼ぎで毎日の糧にも事欠く極貧の生活。その長兄も会社の合理化策による首切りで失...
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映画紹介『明日は咲こう花咲こう』

映画紹介『明日は咲こう花咲こう』  吉永小百合主演の1965年の映画。主人公ひろ子は保健婦として長野県の山村に向かう。今の名称は「保健師」ですが、病気予防・健康増進など公衆衛生活動を行う地域看護の専門家だ。「都会育ちのひろ子に僻地の保健婦は無理」と恋人に言われ、「そんなことない」と啖呵(たんか)を切る。  村には井戸もなく川の水を飲料と炊事・洗濯で共同使用、子どもの発熱には新興宗教のお札を...
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映画紹介『カンパニー・メン』

映画紹介『カンパニー・メン』  2008年のリーマンショック後に制作された映画。  ボストンに本社を構える総合企業GTX社は、株価を維持するため赤字の造船部門と鉄道部門を統合する大リストラ計画を断行する。解雇リストには販売部長の30代後半のエリート社員ボビー(ベン・アフレック)の名前も。突然の解雇で段ボールを抱えて途方に暮れるボビー。すぐ再就職できると意気込むが現実は厳しく自分を必要とする会社...
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映画紹介 『ピザ!』

映画紹介『ピザ!』  南インドの都市チェンナイのスラム街に暮らす兄弟。父は刑務所、母も定職がなくその日暮らし。兄弟は貨物列車からこぼれ落ちた石炭を拾うのが日課。食事も事欠き、子どもたちが遊ぶ空き地のカラスの巣から卵を時々失敬している。その空き地がつぶされて街に初めてのピザ店ができる。食べたことないピザに釘付けとなる兄弟。しかし、それは家族の1月の生活費よりも高いのだ。  兄弟は憧れのピザを食べ...
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映画紹介『恋のしずく』

映画紹介『恋のしずく』  日本三大銘醸地の1つとして知られる広島県東広島市・西条が舞台の日本酒造りを物語にした映画。 東京の農業大学で醸造学を学びワインソムリエを目指す大学生が、フランス留学に必要な単位をとるために西条の老舗酒造で嫌々ながらも研修を受けることに。病に伏す蔵元と父親に反発する息子、厳格な杜氏や職人のもとで実習を開始するが慣れない作業に失敗ばかり……。主人公の大学生を川栄李奈、...
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映画紹介『ミッドナイト・バス』

映画紹介『ミッドナイト・バス』  長距離夜行バスの中年運転手が主人公の映画。関越トンネルをバスが抜けるシーンから始まる新潟ご当地映画だ。  原田泰造が演ずる高宮は16年前に妻の美雪と離婚した後、東京での仕事を辞め、いまは故郷の新潟で暮らしながら新潟と東京間の運行業務を担当している。2人の子も今は別々に暮らす。高宮には東京で定食屋を営む恋人がいる。定食屋に通うのが心の拠り所だ。  ある日、...
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映画紹介 『かぞくいろRAILWAYS』

映画紹介『かぞくいろRAILWAYS』  『49歳で電車の運転士になった男の物語』『愛を伝えられない大人たちへ』に続くシリーズ第3弾。前2作は男性の電車運転士が主人公だったが、今作は気動車(ディーゼルカー)を運転する女性運転士が主人公で肥薩おれんじ鉄道が舞台。  有村架純が演ずる奥薗晶は東京で幸せな結婚生活を送っていたのだが、夫の突然の死でシングルマザーに。生活の糧を得ることが困難となり、...
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映画紹介『万引き家族』

映画紹介『万引き家族』  さまざまな社会問題と共に「家族とは何か?」というテーマがけっこう複雑に盛り込まれた映画。  柴田初枝(樹木希林)家の偽の息子夫婦である治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)。2人は信代のDV夫を殺害後、柴田家に同居人として転がり込む。治は建設現場の日雇い労働者と働くが足を骨折し働けなくなる(労災給付は出ず)。クリーニング工場で働く信代も同僚と2人どちらかクビ...
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映画紹介『県庁の星』

映画紹介『県庁の星』  県庁のエリート官僚を演じる織田裕二とスーパーのパート店員の柴咲コウが主人公の06年の映画。織田と柴咲が好きな人、気楽な映画を観たい時には良いかも。  民間企業との人事交流研修として県庁エリートの織田がスーパー「満点堂」に行くことに。満点堂は保健所から何度も注意を受けて次は営業停止処分との警告。客足も少なくやる気のない店員が多い。織田の教育係となるのが柴咲。県のプロジ...
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映画紹介『おくりびと』

映画紹介『おくりびと』  08年、本木雅弘主演の映画。納棺師は故人を棺に納めるために必要な準備を行う仕事。遺体を湯で拭い清めメイクを施す。遺体に衣装を着付け、旅立ちの身支度を整える。遺体は硬直し、簡単な仕事ではない。一連の所作の美しさが映画の世界観をつくる。孤独死や交通事故で腐敗・損壊する場合もある。できるだけ生前に近い姿に復元し遺族が最後のお別れができる状態にして引き渡す。そんな納棺師の仕...
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映画紹介『革命児サパタ』

映画紹介『革命児サパタ』  1952年の米映画。エリア・カザン監督、マーロン・ブランド主演。メキシコ革命(1910~17年)の英雄サパタの半生を描く。サパタはメキシコ南西部モレロス州の農場主の息子でお尋ね者となっていたが、仲間と共にメキシコ革命に参加、農民蜂起を指導し、ディアス独裁政権を打倒する。  革命の指導者の一人となったサパタは農民への土地分配を要求し、新たに大統領の座についたマデロ...
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映画紹介『ピータールー/マンチェスターの悲劇』

映画紹介『ピータールー/マンチェスターの悲劇』  1819年8月16日に英マンチェスターのピーターズ広場で起きた民衆虐殺事件を描く。英国史上もっとも残忍かつ悪名高い事件を言われる事件だ。  ナポレオン戦争後、不景気と失業に人びとは苦しむ。さらに穀物法による小麦の輸入禁止が追い打ちをかける。賃金は3分の1、パンの値段は5倍に。変革を求める織物工場の織工たちは選挙権とマンチェスター代表の選出などを...
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映画紹介『希望の灯り』

映画紹介『希望の灯り』  登場人物の口数の少なさ、日本映画とは違う外国の絵葉書のような映像の色彩など、巧みな演出が効果的な魅力を放っている。原題は『通路にて』。このタイトルの方がしっくりくる労働者の世界を描いたすぐれた作品。  舞台は旧東独ライプツィヒ近郊の巨大スーパーマーケット。27歳の無口な青年クリスティアンは在庫管理係として働くことに。教育係に指名されたブルーノは職場の諸作法やフォークリ...
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映画紹介『家族を想うとき』

映画紹介『家族を想うとき』  映画界からの引退を表明したケン・ローチ監督が自身の発言を撤回してまで完成させた作品。いま企業に雇用されることなく単発の仕事を請け負う働き方や、そうした働き方で形成される経済形態(ギグ・エコノミー)が浸透している。この時代背景のなかで、イギリスを舞台に、現代の働き方と家族の姿を描く。  どこにでもあるようなイギリスの労働者階級の家庭。父リッキーは建設業の下働きとして...
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映画紹介『遠い空の向こうに』

映画紹介『遠い空の向こうに』  『リトルダンサー』とほぼ同じ内容の映画なのですが、こっちが先に制作されている。NASAのロケット・エンジニアになったホーマー・ヒッカムの自伝を映画化。米国では教科書に取り上げられた話です。炭坑映画の王道を行くストーリーで巧みな演出が施され、印象に残るセリフも多数。脚本がなかなか良くできています。中高生にお薦め。  1957年、ソ連が人類初の人工衛星スプートニクの...