映画の紹介

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映画紹介『遠い一本の道』

映画紹介『遠い一本の道』  1977年に公開された左幸子監督・製作・主演の映画。マル生運動が吹き荒れる北海道の国鉄職場が舞台。  室蘭本線と石勝線の交差する鉄道の町・追分で保線区員として30年働く滝ノ上市蔵(井川比佐志)が妻の里子(左幸子)と共に功績賞を受けるために札幌へ向かう場面から始まる。かつては鉄道に勤めていれば安泰と言われたが、狭い官舎に住む滝ノ上一家の暮らし向きは苦しく、職場では...
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映画紹介『鉄道運転士の花束』

映画紹介『鉄道運転士の花束』  2019年日本公開のセルビア・クロアチアの映画。原題は『運転士の日記』。人身事故が避けて通れない鉄道運転士の日常と誇り、人生の悲哀をブラックユーモアで描く人情映画だ。賛否両論ある作品。  冒頭、鉄道事故から始まる。そして主人公である鉄道運転士イリヤの独白。「親父と俺は53人の人間を殺した。男が40人、女が13人。じいさんの分も加えれば66人殺したことになる。...
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映画紹介『好きにならずにいられない』

映画紹介『好きにならずにいられない』  2015年公開のアイスランド・デンマーク映画。主人公フーシは航空貨物の搬入やカーゴ運転を行う空港地上職。43歳独身、巨漢で髪も薄い。ラジコンや戦場ジオラマが趣味のオタクだ。寡黙で他人とは少し距離感があり職場ではいじめも。でも料理や日曜大工は得意で、気の合う友人も。  ある日、母とその彼氏がダンス教室に勝手に申し込む、しぶしぶ出かけるが、そこでシェ...
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映画紹介『幸せなひとりぼっち』

映画紹介『幸せなひとりぼっち』  2015年公開のスウェーデン映画。今年一番の印象に残った映画です。コメディタッチなのですが実に感動的な作品です。観ててシンドイ場面もありますが、お薦め。  妻ソーニャを半年前に亡くしたオーヴェは、鉄道操車場で働く59歳の整備工。いつも不機嫌かつ几帳面で口うるさい偏屈なオヤジ。毎朝、団地を巡回してゴミの出し方や犬の散歩、車の駐車位置などをチェック。店...
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映画紹介『天使のいる図書館』

映画紹介『天使のいる図書館』  地元に就職した新人司書さくら(小芝風花)が主人公。図書館司書が主人公の映画は初めて観た。なじみのない人も多いと思うが、図書館にはレファレンスサービスがある。利用者の調べものや探しものを手伝いする。  過度の合理的思考で他人とのコミュニケーションが苦手なさくらは、「王子様の出てくる絵本」をリクエストする女の子に「イギリスですか、それともオランダ?」と尋ね返...
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映画紹介『にあんちゃん』

映画紹介『にあんちゃん』  監督・今村昌平、主演・長門裕之の1959年公開の映画。53年の佐賀県の炭鉱地帯が舞台。3歳で母を亡くし、9歳の時にストライキのさなかに父を失った安本末子の視点から、在日朝鮮人の4兄弟姉妹が懸命に生きる姿を描く。  父の死後、朝鮮人ゆえに正社員となれず炭鉱の臨時雇いとなる長兄。わずかな稼ぎで毎日の糧にも事欠く極貧の生活。その長兄も会社の合理化策による首切りで失...
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映画紹介『明日は咲こう花咲こう』

映画紹介『明日は咲こう花咲こう』  吉永小百合主演の1965年の映画。主人公ひろ子は保健婦として長野県の山村に向かう。今の名称は「保健師」ですが、病気予防・健康増進など公衆衛生活動を行う地域看護の専門家だ。「都会育ちのひろ子に僻地の保健婦は無理」と恋人に言われ、「そんなことない」と啖呵(たんか)を切る。  村には井戸もなく川の水を飲料と炊事・洗濯で共同使用、子どもの発熱には新興宗教のお札を...
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映画紹介『カンパニー・メン』

映画紹介『カンパニー・メン』  2008年のリーマンショック後に制作された映画。  ボストンに本社を構える総合企業GTX社は、株価を維持するため赤字の造船部門と鉄道部門を統合する大リストラ計画を断行する。解雇リストには販売部長の30代後半のエリート社員ボビー(ベン・アフレック)の名前も。突然の解雇で段ボールを抱えて途方に暮れるボビー。すぐ再就職できると意気込むが現実は厳しく自分を必要とする会社...
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映画紹介 『ピザ!』

映画紹介『ピザ!』  南インドの都市チェンナイのスラム街に暮らす兄弟。父は刑務所、母も定職がなくその日暮らし。兄弟は貨物列車からこぼれ落ちた石炭を拾うのが日課。食事も事欠き、子どもたちが遊ぶ空き地のカラスの巣から卵を時々失敬している。その空き地がつぶされて街に初めてのピザ店ができる。食べたことないピザに釘付けとなる兄弟。しかし、それは家族の1月の生活費よりも高いのだ。  兄弟は憧れのピザを食べ...
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映画紹介『恋のしずく』

映画紹介『恋のしずく』  日本三大銘醸地の1つとして知られる広島県東広島市・西条が舞台の日本酒造りを物語にした映画。 東京の農業大学で醸造学を学びワインソムリエを目指す大学生が、フランス留学に必要な単位をとるために西条の老舗酒造で嫌々ながらも研修を受けることに。病に伏す蔵元と父親に反発する息子、厳格な杜氏や職人のもとで実習を開始するが慣れない作業に失敗ばかり……。主人公の大学生を川栄李奈、...
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映画紹介『ミッドナイト・バス』

映画紹介『ミッドナイト・バス』  長距離夜行バスの中年運転手が主人公の映画。関越トンネルをバスが抜けるシーンから始まる新潟ご当地映画だ。  原田泰造が演ずる高宮は16年前に妻の美雪と離婚した後、東京での仕事を辞め、いまは故郷の新潟で暮らしながら新潟と東京間の運行業務を担当している。2人の子も今は別々に暮らす。高宮には東京で定食屋を営む恋人がいる。定食屋に通うのが心の拠り所だ。  ある日、...
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映画紹介 『かぞくいろRAILWAYS』

映画紹介『かぞくいろRAILWAYS』  『49歳で電車の運転士になった男の物語』『愛を伝えられない大人たちへ』に続くシリーズ第3弾。前2作は男性の電車運転士が主人公だったが、今作は気動車(ディーゼルカー)を運転する女性運転士が主人公で肥薩おれんじ鉄道が舞台。  有村架純が演ずる奥薗晶は東京で幸せな結婚生活を送っていたのだが、夫の突然の死でシングルマザーに。生活の糧を得ることが困難となり、...
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映画紹介『万引き家族』

映画紹介『万引き家族』  さまざまな社会問題と共に「家族とは何か?」というテーマがけっこう複雑に盛り込まれた映画。  柴田初枝(樹木希林)家の偽の息子夫婦である治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)。2人は信代のDV夫を殺害後、柴田家に同居人として転がり込む。治は建設現場の日雇い労働者と働くが足を骨折し働けなくなる(労災給付は出ず)。クリーニング工場で働く信代も同僚と2人どちらかクビ...
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映画紹介『県庁の星』

映画紹介『県庁の星』  県庁のエリート官僚を演じる織田裕二とスーパーのパート店員の柴咲コウが主人公の06年の映画。織田と柴咲が好きな人、気楽な映画を観たい時には良いかも。  民間企業との人事交流研修として県庁エリートの織田がスーパー「満点堂」に行くことに。満点堂は保健所から何度も注意を受けて次は営業停止処分との警告。客足も少なくやる気のない店員が多い。織田の教育係となるのが柴咲。県のプロジ...
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映画紹介『おくりびと』

映画紹介『おくりびと』  08年、本木雅弘主演の映画。納棺師は故人を棺に納めるために必要な準備を行う仕事。遺体を湯で拭い清めメイクを施す。遺体に衣装を着付け、旅立ちの身支度を整える。遺体は硬直し、簡単な仕事ではない。一連の所作の美しさが映画の世界観をつくる。孤独死や交通事故で腐敗・損壊する場合もある。できるだけ生前に近い姿に復元し遺族が最後のお別れができる状態にして引き渡す。そんな納棺師の仕...
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映画紹介『革命児サパタ』

映画紹介『革命児サパタ』  1952年の米映画。エリア・カザン監督、マーロン・ブランド主演。メキシコ革命(1910~17年)の英雄サパタの半生を描く。サパタはメキシコ南西部モレロス州の農場主の息子でお尋ね者となっていたが、仲間と共にメキシコ革命に参加、農民蜂起を指導し、ディアス独裁政権を打倒する。  革命の指導者の一人となったサパタは農民への土地分配を要求し、新たに大統領の座についたマデロ...