ストライキをおこなうためには?
ストライキとは?
ストライキは労働組合や労働者の団体が経営側に対して賃上げや労働条件の改善などを求めて、働くことを拒否する争議権の行使形態の一つです。「労働力の集団的な提供拒否」――つまり、労働組合に加入している労働者が集団で労働を拒否することです。
団体交渉が難航する場面での「最終手段」としてストライキが用いられるため、――労働者にとっての【伝家の宝刀】とも言われてきました。ストライキの権利は憲法28条で「団体行動権」として認められています。
ちば合同労組では、争議の局面でストライキを積極的に行使してきました。ストライキは、虐げられてきた労働者が会社に対し敢然と立ち向かい、闘うための手段です。職場を動かしているのは労働者だ!という自覚を取り戻す意義ある行動です。
私たちの組合に加入し、ストライキを起こしましょう!

ストライキを起こすには
ストライキを始めるにあたっては投票で組合員の過半数の賛成を得ることが必要となっています。(ちば合同労組では大会でスト決議確立の選挙をおこなっています)また、ストライキの期間中は会社側に賃金を請求することができません。一般的に組合側が負担することになっています。
ストライキの行動のためには、いくつもの段階・仕組みがあります。
要求事項を明確にする 賃上げ・労働条件改善・解雇撤回など。
組合員の意見を集約する 組合員総会やアンケートなどで賛否を確認。
交渉委員会の設置 会社との交渉窓口を決める。
交渉を重ねても合意に至らない場合、状況を打開するために「争議行為」(ストなど)を検討する。
ストライキに向けて意思を確認するために、組合員総会などでの多数決による決議をあげます。
使用者(会社)に対してストライキを行うことを通知する。
(公益事業の場合は労働関係調整法により少なくとも10日前の予告が必要)
全面スト、部分スト、時限ストなど形式を決める。
組合員が団結して参加し、門前行動・スト集会などをおこないます。
ちば合同労組が全力でサポートいたします。

注目されるストライキ
そもそも国内ではストライキは大きく減っているので「めずらしい」、ある意味では「突飛な行動」とも言えます。半日を超えるストライキの件数は1970年代から1980年代にかけては全国で年間1000件を超え、ピークの1974年は5197件、参加した人も362万人にのぼっていました。しかし、それ以降は減少傾向で、2001年以降は100件を下回り、2022年は33件で、参加者は744人となっています。
減ったおもな理由のが協調的な労使関係が長く続き、労働組合が闘わなくなったからです。ただ、今の時代は雇用維持そのものが揺らいでいることからストライキが注目されてきています。23年のそごう西武労組のストライキが一つの発端となり、改めて労働組合のストライキが注目されています。
雇用の悪化により、ストライキの支持が増加し、少しずつスト復権の兆しを見せています。

そごう西武労組のストライキ
2023年8月31日、そごう西武労組はストライキを実施し、親会社のセブン&アイ・ホールディングスによる米投資ファンドへの売却に反対し、雇用の維持を強く求めました。300人超の従業員がデモを行い、労働者の権利と声を上げる重要性を示す意義がありました。これは大手デパートでは61年ぶりのストライキであり、社会に不可視化されていた資本と労働者との対立を鮮明にさせました。首都の一大ターミナルである池袋の街は一日シャッターが閉じ、ストに入った労働者が街頭で通行人にストの意義を訴えるというこれまでにない日本社会の「光景」となりました。メディアが24時間ストライキを取り上げ、多くの人の関心を呼び起こしました。
