ちば合同労組に ご相談ください

労働問題を一人で悩まず 相談してください。shiori-logo03
 電話とメールでお受けしています。事務所に来ていただくのが一番ですが、ご都合で難しい場合は、ご希望の日時と場所へおうかがいいたします。
 本人のご意思を尊重し、相談者の秘密は守ります。相談しただけで問題になることは絶対にありません。★面談での相談は ★事務所への行き方(地図)

闘う方針確立へ 定期大会へ結集を

闘う方針確立へ10・21定期大会へ大結集を

 全日建連帯労組関西生コン支部に弾圧が襲いかかっています。現在までに武委員長ら20人が不当逮捕されました。
 関生支部は、独占セメント5社とゼネコンのはざまで無数の中小企業が苦しむ生コンの産業構造に対して、中小企業を協同組合に組織し「共同受注・共同販売」を実現して中小企業で働く労働者の雇用・権利・賃金の大幅な向上をかちとる画期的な産業別政策運動を展開してきました。
 これを「資本主義の根幹に触れる運動」だと憎悪し、警察や在特会などと一体となって攻撃を開始したのです。
 JR東日本でも2月以降、前社長が首相官邸に呼ばれたことを合図に激しい組合脱退工作が始まり、すでに東労組から3万5千人が脱退し、同時に「無人運転も可能」などの脅しで乗務員勤務制度の解体や秋葉原駅(乗降客9位)の全面外注化などの攻撃が始まっています。
 これは改憲と一体の攻撃です。関生支部や動労千葉は必死に立ち向かっています。多くの人が感じるように労働者に怒りや危機感、闘う意欲はある。労働者が団結して闘うことに希望と展望を感じる運動が必要です。闘いには敗北や後退もあります。しかしすべてを引き継いで前進していく闘い方と総括が必要です。

 ちば合同労組は、動労千葉に学びつつ、モリタ闘争などを跳躍台にしながら、職場に労働組合をつくる努力を続けてきました。職場に労働組合をつくる努力を継続し、これを前進させたいと思います。
 それぞれの職場では、具体的な産別・職種として、一定の労働者をめぐる状況、社会状況の反映があります。矛盾もあれば、労働者の怒りもあります。それに立ち向かい、それぞれの現れを改憲や戦争、新自由主義との対決として地域的な闘いと団結にしていきたいと思います。
 それは9・16集会(右上記事)でも示されました。学校現場の現実に正面から立ち向かい、闘いと連帯・支援を地域に呼びかけることがこの状況を転換させる道です。どんな職場でも大なり小なりそういう課題はあるはずです。
 動労千葉も大半の職場ではスルーされてきた外注化や無期転換の問題をとらえ、立ち向かって労働運動の変革と再生として闘ってきました。力不足ではありますが、ちば合同労組10月定期大会でそういう運動方針を確立したいと思います。

労働学校へご参加を

 テーマ 韓国・民主労総の闘い
 日時 10月20日(土)13時~
 講師 金元重(千葉商科大学教授)
 ちば合同労組は団体受講しています。次回のテーマは韓国労働運動です。

ちば合同労組ニュース 第99号 2018年10月1日発行より

改憲阻止!大行進・千葉が発足

臨時国会への改憲案提出を許すな!

改憲阻止!大行進・千葉が発足

 千葉市美術館講堂で9月16日、「改憲発議を止める!9・16集会」が開催され、105人が集まり、 「改憲阻止!大行進・千葉」が発足しました。
 動労千葉の川崎書記長が「私たちの中に戦争を止める力があることを確信して運動を」と訴え、三里塚空港反対同盟の北原健一さんは、「反対同盟は50年に及ぶ動労千葉との連帯で闘えた。これを多くの人に広げ改憲を止めよう」と呼びかけました。
 百万人署名運動の田中和恵さんは「学校で教育勅語の暗唱やJアラート訓練が行われている」と危機感を語りました。教育現場からの多数の参加とその発言は、改憲阻止の手がかりを感じる集会となりました。

ちば合同労組ニュース 第99号 2018年10月1日発行より

ごまかしが多い振替休日・代休 無給の休日労働で過労

実践的に考える職場と労働法

ごまかしが多い振替休日・代休

代休が取れず無給の休日労働で過労のケースも

 労働基準法では原則として、使用者は、労働者に毎週少なくとも1回の休日(午前0時から24時間の労働義務からの解放)を与えなければなりません。
 例外的に、4週間を通じ4日以上の休日を与える場合には、週休1日原則は適用除外されます(変形休日制)。変形休日制を導入する場合は就業規則に4週の起算日を明示することが必要です。変形休日制はひどい制度で理論上は最初に4休日で残り24労働日も可能です。

代休と振替休日

 振替休日とは特定の労働日と特定の休日を振り替えることで、特定の労働日を休日に、特定の休日を労働日に変更する手続きです。
 これは①就業規則などに使用者が休日を振り替えることができる旨の規定を定め、なおかつ②休日を振り替えた後の状態が週休1日原則に反していないことが必要です。
 こうした所定の手続きにより振り替えられた場合に限り、休日に出勤しても、他の特定の日に休日が振り替えられていれば割増賃金が発生しないことになります。使用者は労働者の個別的同意を得ずに休日振替を命じることができるかについて裁判例では、就業規則等の規定があれば可能と解されています。
 これに対して代休は、休日の振り替えとは違って、あくまで会社が休日出勤の代償として、いわば代償的(恩恵的)に与える休日であり、休日出勤については割増賃金を支払わなければなりません。代休は、後日に休日を付与してなおかつ割増賃金を支払う制度です。
 したがって代休を付与した場合であっても1・35の割増率で賃金を支払う必要があります。実際の運用では代休を付与した日を「欠勤扱い」として1・00を差し引くことで実質的に0・35の割増部分のみが支払われるケースがあります。代休日を欠勤扱いとして控除した場合です。
 休日出勤と代休取得日が同一賃金計算期間内の場合には、欠勤扱いが目立たず0・35の上乗せ部分の割増賃金が支払われるように見えます。
しかし賃金締切日をまたぐ場合には、休日出勤分は1・35の割増賃金が支払われ、翌月以後に回った代休日の分は欠勤として賃金がカットされることになるので、注意が必要です。この場合は、かなり不愉快な気分になります。

「フゥーー」

40時間超は割増

 繰り返しますが、休日振替は、原則週1日の法定休日を満たせば、あらかじめ振替休日を特定して休日と労働日を振り替えることで休日が労働日となり、労働日が休日となるわけですから割増賃金を支払う必要はなくなります。
 ただし、この場合でも、休日振替により週40時間を超えてしまった場合にはその超過した労働時間については割増賃金の支払いが生じます。
 少し注意を要しますが、一般的な例では、週休2日で月~金の所定労働時間が8時間の場合、日曜が法定休日で土曜は所定休日となります。日曜出勤は休日割増の1・35、土曜出勤は40時間超の割増賃金で1・25になります。時間外労働と休日労働は割増率が違うだけでなく、それとしては別の制度なのでゴッチャにしないよう要注意です。
 所定が1日8時間の場合、同じ週内で平日と土日をあらかじめ入れ替えた場合は週40時間ですが、翌週以後と振り替えた場合には、その週は6日あるいは7日労働となり、48、56時間となります。
 したがって40時間を超えた時間に対して割増賃金が必要になります。翌週以後にまたぐ休日振替は、40時間を超えるケースが大半ですので注意が必要です。つまり休日振替を行っても25%の時間外手当は必要なのです。ごまかされているケースが多いのです。
 1週40時間を超える所定労働時間の設定が可能である変形労働時間制における休日の振替は少し複雑ですが、基本は同じです。
 まず変形労働時間制度に基づいて作成した勤務表を、変形期間が開始されてからの変更は原則としてできません。
 そして40時間に満たない設定の週の場合には、週40時間を超えた労働に割増が発生します。48時間の設定の週であれば、48時間を超過すれば時間外割増となります。

過労とタダ働き

 使用者は、割増賃金を支払いたくので振替休日を使うわけですが、実際には代休や振替休日はそもそも忙しい状況で生じるので、たいていは同一週内の振替は難しく、割増賃金が発生するケースが大半です。なので多くの場合で割増賃金が発生しているのに、休日と振替えたから割増は必要なしとされている可能性が高く、チェックが必要です。
 さらに、使用者の故意か過失かはともかく、消化できない振替休日(振替日が指定されない場合は厳密には振替休日とは言えないが)や代休が蓄積するケースもかなり見受けられます。
 買い取りがある場合はまだ良心的ですが、結局、休めないまま雲散霧消するケースも多く、いずれにせよ過労に直結し、実質的にただ働きの休日労働になり、非常に問題があります。

ちば合同労組ニュース 第99号 2018年10月1日発行より

超危険な金銭解雇制度

超危険な金銭解雇制度 最大級の警鐘を!!

金銭解雇を武器に「働き方改革」の貫徹が狙い
職場復帰もバックペイも否定の争議禁止制度

(写真 国鉄1047名解雇撤回闘争【千葉県労働委員会】)

金銭解雇を〝救済〟という欺瞞

 解雇自由(金銭解雇)制度が「解雇無効時の金銭救済制度」の名称で準備されている。労働時間規制の適用除外を「高度プロフェッショナル制度」とネーミングしたように、不当解雇を金銭で合法化する制度を〝救済〟と称する欺瞞(greenぎまん)に強い怒りを感じる。
 解雇事件は現在、裁判や労働委員会などにおいて解雇無効と判断された場合は職場復帰が原則だ。しかし、「解雇無効時の金銭救済制度」は、①解雇無効、②金銭解決、③労働契約終了――の3つを一体化させて法律に明記することになる。さしあたり労働者側からの申し立てに限定すると議論されているようだが、解雇の法規制としては原理的転換とも言える内容であり、強く注意を喚起したい。
 そもそも解雇をめぐる争いでは大半が金銭解決となっているのが現状だ。それを法制化するだけとの見解もある。だが、それは断じて違う。直感も含めての見解だが、金銭解雇制度を法制化する意味はきわめて重大だ。

二度と職場へ戻さないが前提

 この制度は、正当な解雇と判断された場合はもちろんのこと、不当な解雇であると判断されても被解雇者の職場復帰がないことを前提にした制度である。ひとたび労働者を解雇すれば、裁判で使用者が勝っても負けても、二度と労働者が職場に戻ってくることはない制度なのだ。
 解雇に関する法規制は、「解雇は、客観的に合理的な理由がなく、社会通念上相当と認められない場合は、その権利を濫用したものとして無効」とする解雇権濫用法理(労働契約法16条)があり、さらに不当労働行為となる解雇などが禁止されている。整理解雇なども4要件で厳しく制限されている。
 現行の(判例も含めた)労働法制のもとでは、解雇が厳しく規制されていることを理由として「解雇せずに雇用を維持するため」「長期雇用の見返り」という理屈で、使用者の配転・出向命令権、あるいは就業規則の不利益変更が容認されてきた面がある。
 この点から考えても、解雇の武器を資本に与えることはきわめて重大な問題である。〈賃下げや出向・転籍などの不利益変更を飲まなければ金銭解雇〉という形であらゆる不当な攻撃が可能になりかねない。労使関係の大転換が生じかねない。労働者は当たり前の権利主張も困難になる。
 また職場復帰も認めない制度では労働組合をつくったり職場の現状を変えることもきわめて困難となる。

上限を設けて長期争議を抑制

 さらに重大なのは、バックペイ(解雇が無効と判断された場合の復帰時までの賃金)も含めた解決金の上限が議論されていることだ。最大で1年半程度という〝相場〟も模索されている。
 現在は、解雇が無効と判断された場合、不当解雇期間中の賃金を支払う必要がある。長期にわたる解雇であれば、利子も含めればバックペイは多額になる。これは使用者側には大きなプレッシャーとなり、早期の職場復帰のバネにもなる。しかし解雇が無効になっても解決金に上限があれば、企業側のリスクはきわめて小さくなる。
 そもそも解決金の水準も現在は、いわば争議の力関係で大きな幅がある。しかし、上限が設けられ、制度化されれば、解決金の水準は低下していく可能性が高い。労働者にとって百害あって一利なしの長期争議抑制の制度なのだ。
 また従来ならば不当労働行為として救済=無効となるケースでも、普通解雇で解雇し、それが不当と判断されても金銭を払えばよいという話にもなりかねない。

 金銭解雇制度は、個別労働紛争解決制度や労働審判制度、労働契約法など、集団的労使関係から個別労使関係に転換させていく攻撃の大きな流れがあり、解雇をめぐる争いを個別化・金銭化することもその中に位置づけられる。
 さらには一連の働き方改革関連法の要に位置する攻撃だ。まさしく金銭解雇制度を中心に据えて労使関総体の力関係を転覆させる働き方改革を遂行しようとする攻撃だ。
 労働者からの申立てに限定するなど当初の議論からはトーンダウンした様子もあるが、これは派遣法と同じ作戦だ。いずれ拡大する。国会提出を許してはならない。

急増する外国人労働者 在留5年の新たな資格

急増する外国人労働者 在留5年の新たな資格

 日本で働く外国人労働者が急増している。昨年12月の厚生労働省の発表では現在128万人で過去最高。現在、日本に在留する外国人は256万人。
 日本の大学を卒業した外国人は、日本で就労可能なビザが発行される。そして日本で10年働けば永住権を得ることができる。ところが政府は大卒者以外の外国人の雇用を原則として認めず、農林水産業や製造業・サービス業・建設業などでは外国人の就労を建前としては認めない。
 しかし日常生活でよく分かるように、現実には様々な職場で働く外国人労働者が急増している。その主要な経路が「技能実習生」「出稼ぎ留学生」である。
 技能実習制度によって外国人を安い労働力として導入する例はきわめて多く(27万人)、昨年、技能実習生の数は過去最高となった。賃金未払いや過酷な労働など違法な就労も多発。パスポート・在留カードの取り上げや外出禁止など人権蹂躙も。労災死の割合も国内雇用者全体の倍近い。しかし、反抗すれば強制帰国、ブローカーへの多額の保証金返済だけが残る。年間6千人の技能実習生が失踪している。
 出稼ぎ留学生も急増している(20数万人)。百万円前後の斡旋費をブローカーに支払い、日本語学校に留学し、週28時間のアルバイト。一部の留学生は28時間を超えて働き、人手不足に悩む企業は違法であることを知りながら働かせる。
 深刻な人手不足の対策のために安倍政権は6月、骨太方針で在留資格を5年とする新たな在留資格を創生するなどの方針を示した。技能実習制度は維持されるようである。これはまさしく日本の労働運動の課題である。(S)

ちば合同労組ニュース 第99号 2018年10月1日発行より

映画紹介 『1987、ある闘いの真実」

映画紹介「1987、ある闘いの真実」

 翌年のソウル五輪を前に1987年のソウルは、全斗換軍事政権に対する民主化闘争が爆発していた。「北のスパイ」容疑で秘密警察の連行や拷問が常態化していた。映画は87年の「6月民主抗争」を描く。ソウル大学生・朴鐘哲が特高警察に殺される。この死に不審を感じた公安部チェ検事は恫喝を受けながらも遺体の保存を求める。
 東亜日報が事件を報じ、延世大学では抗議デモ。白骨団(私服警察)が襲いかかる。女子大生ヨニはノンポリ学生だったが学生運動のリーダーに好意を寄せる。その学生も機動隊の兇弾に。映画のラストは群衆が路上やビルの窓から身を乗り出してソウルの街を埋め尽くす。明洞聖堂から「チョンテイル烈士をはじめ、あらゆる烈士に続こう」と群衆に呼びかけられる。明洞聖堂は初めてロケの許可が下りたそうだ。
 映画を見終わった最初の感想は重苦しい恐怖だ。秘密警察の容赦ない拷問や令状なしの襲撃。反共公安部の冷酷な組織がスクリーンから迫る。80年代、こうした白色テロルと対決して韓国の民主化は闘いとられた。忘れてはいけない。
 キャストの演技も秀逸。パク所長を演じたキム・ヨンソクは感情を捨てた警察官僚。北の秘密警察に家族を殺されている過去が語られ、観客の同情さえ寄せ付けない凄み。チェ検事役のハ・ジョンウは一匹狼を貫き、虐殺事件の真相の資料を新聞記者に渡す。映画で唯一「ほっとする」存在だった。学生リーダー役のカン・ドンウオン、彼に好意を持つ女子大生ヨニ役のキム・テリも良い。
 当時、高校年だった私はソウル五輪会場へ行き、学校交流の相手先の教員と日本の植民地支配について議論していた。(T)

ちば合同労組ニュース 第99号 2018年10月1日発行より

9月末派遣切りを許すな/改悪で有期雇用の派遣は上限3年に

3年前の改悪で有期雇用の派遣は上限3年に

9月末 派遣切りを許すな!

 2015年の労働者派遣法の施行から丸3年となる9月末を前に、派遣労働者の雇い止めが増えている。3年前の改悪によって、有期雇用の派遣労働者については、同一組織単位(同じ部署)における受け入れ期間が上限3年となった。この「3年ルール」の該当者が10月1日から出る。
 改悪以前には、秘書や翻訳など26業種については、派遣期間の上限はなく同じ部署で働き続けることができた。3年ルールは、業務を問わずすべての派遣労働者が対象だ。派遣元に無期雇用となっている派遣労働者は期間制限がないが、派遣先も派遣元の多くが消極的。実際、26業務の該当者だけでも50~60万人おり、そのうち無期雇用の労働者は何人いるのか。派遣労働者全体ではおそらく百万人規模で派遣切りが迫っている。
 他方で、派遣先企業については、3年が経ったら別の派遣労働者に切り替えることが可能。事実上、3年ごとに派遣労働者を入れ替えながら永遠に派遣労働者を使うことができる。労働者派遣はあくまで「一時的・臨時的」の建前は完全になくなった。他方で、派遣労働者にとっては文字通り一時的・臨時的雇用なのだ!
 3年前の改悪は、派遣法制定以来の大改悪だった。改めて怒りが込み上げる。ちば合同労組は、派遣切りに関する労働相談を行い、団体交渉や抗議行動、派遣切りと闘います。

ちば合同労組ニュース 第98号 2018年09月1日発行より

職場分会建設―改憲と闘う第12回大会へ

職場分会建設―改憲と闘う第12回大会へ

 ちば合同労組は第12回大会を開催します。運動方針として次の4点を提案します。組合員の皆さんによる検討と意見をお願いします。

(1)職場分会の建設へ

 改めて職場分会の建設を運動上・組織建設上の基軸に据えます。私たちは11年前に結成した際、〝合同労組〟の名称にこだわりました。それは各職場において中小さまざま労働組合をつくり、それを中心に地域的な団結に発展させようと議論したからです。
 現状では分会活動を行っている職場はけっして多くはありません。既存の分会活動を組合全体で支え、他の職場に拡大したいと思います。
 動労千葉をはじめ地域の他の組合と共に、職場闘争と職場における組合作りの経験交流を拡大し、合同労組建設につなげたいと思います。経験交流や相互激励も含めて労働学校を位置づけ、職場交流会や学習活動も企画します。

(2)地域の非正規労働者にとってのユニオンに!

 18年4月の5年ルール・無期転換や今年9月の派遣期間3年問題など、非正規雇用をめぐる矛盾は拡大しています。働き方改革・同一労働同一賃金・AI化などを通して雇用破壊が加速し、矛盾は拡大しています。改めて非正規労働者の団結の場、闘いの組織として合同労組が飛躍しなければなりません。地域における反撃力・対応力を可視化していく必要があります。
 重点地域の組織化に本格的に着手し、実践と分析、戦術の緻密化に向けた努力を開始します。従来の労働相談に加えて非正規労働者の団結の場を模索します。

(3)改憲阻止と職場闘争・組織拡大を一体で

 安倍首相が次の国会で改憲案を出すと明言しました。ここまで具体的に政治日程に上るのは初めてのことです。
 私たちは、これにどう立ち向かうのかを真剣に考えなければならない。労働組合として当然の任務であり、同時に労働運動そのものをどう復権していくのかにも大いに関係があります。
 もう一つの改憲とでもいえるのが「働き方改革」です。雇用や賃金、労働時間規制の破壊であり、労働組合のない社会を目指すものです。労働基本権の解体の攻撃です。
 国会で法案は強行されましたが、職場における攻撃はこれからが勝負です。郵便局やJRでは典型的な攻撃が始まっています。郵政では労働組合の同意・提案で限定社員が拡大し、転勤なしを理由に住宅手当が剥奪されました。JRでは無人運転の可能性を恫喝材料に安全と労働条件の要である運転士の勤務制度の解体が画策されています。
 こうした攻撃は、矛盾と労働者の憤激を拡大することもまた事実です。労働運動の可能性を広げる闘いにしようではありませんか。

(4)強力な執行部体制を

 アクティブに動ける執行体制をつくろう。

————————————

労働学校へご参加を

テーマ 資本主義はどういう社会か
 日時 9月22日(土)13時~ 講師 鎌倉孝夫(埼玉大学名誉教授)
 ちば合同労組は団体受講しています。次回のテーマは『資本論』。日程変更にご注意を!

ちば合同労組ニュース 第98号 2018年09月1日発行より

乗務員勤務制度改悪反対!総決起集会

乗務員勤務制度改悪反対!総決起集会

 千葉市内で8月25日、JR東日本による乗務員勤務制度改悪に反対して、動労千葉―動労総連合の呼びかけで集会。ちば合同労組の組合員も多数参加しました。

ちば合同労組ニュース 第98号 2018年09月1日発行より

労働委員会とはどのような所か?

実践的に考える職場と労働法

労働委員会とはどのような所か?

不当労働行為を禁止し、違反には行政救済制度

 労働組合法は、労働組合の結成やその活動に関する法律ですが、この法律は「労働者が使用者との交渉において対等の立場に立つことを促進することにより労働者の地位を向上させること」を目的として定め、〝労使対等〟のために次のように規定します。

 「労働者がその労働条件について交渉するために自ら代表者を選出することその他の団体行動を行うために自主的に労働組合を組織し、団結することを擁護」
 「使用者と労働者との関係を規制する労働協約を締結するための団体交渉をすること及びその手続きを助成する」

 このような目的規定に沿って、労働組合法は、刑事免責や民事免責を規定して労働組合の活動にまつわる法律上の責任を免責し、さらには法人格の付与や不当労働行為救済制度、労働協約の規範的(法的)効力などを規定して、労働組合に対し団体交渉のための積極的な保護を与えているのです。

行政救済の制度

 労働組合法は、不当労働行為として労働組合に対する使用者の一定の行為を禁止し、この禁止の違反について労働委員会による特別の救済手続きを定めています。これを不当労働行為救済制度と言います。
※普段はあまり意識はしないですが、労働委員会によって労働争議の調整手続きや労働争議の制限・禁止を定める労働関係調整法という法律もあります。
 運輸・郵便・水道・電気・ガス・医療などの業種で争議を行うときは十日前の届出義務、内閣総理大臣による緊急調整などの規定があるのです。

 労働委員会は、労働組合のかかわる争議を取り扱う行政機関です。組織としては、各都道府県に設置された都道府県労働委員会と、それを統括する国レベルの中央労働委員会があります。かつては、船員に関して設けられていた船員労働委員会がありましたが08年に廃止されました。
 労働委員会の委員は、公益委員・労働者委員・使用者委員の三者の各同数で構成されます。
 労働委員会の権限は、労働組合法27条に定められた不当労働行為の救済と労働関係調整法の定める労働争議の調整が中心です。
 さらには労働組合の資格審査、労働組合の法人格取得の際の証明、地域単位における労働協約の拡張適用の申し立てなどを行います。
 また2001年の個別労働紛争解決法の制定によって労働委員会でも個別労働紛争の相談や斡旋も行うようになっています。

不当労働行為とは

 不当労働行為は、一言でいえば使用者による反労働組合的行為であり、労働組合法7条1号~4号によって禁止されています。具体的には、①不利益取扱い、②黄犬契約、③団体交渉拒否、④支配介入、⑤経費援助、⑥報復的不利益取扱いの6類型で、主要には「不利益取使い」「団交拒否」「支配介入」の3つが問題になります。
 これらの不当労働行為があったとして労働組合や労働者から救済の申し立てがなされると、労働委員会は、調査を行ったうえ、必要に応じ審問を行って、不当労働行為の成否を判定します。
 審問は、証人尋問が行われるなど裁判と共通性のある手続で進みます。不当労働行為の成立が認められた場合には、労働委員会は救済命令を発し、認められなかった場合には棄却命令を発します。
 申立てができるのは労働組合と労働者個人。被申立人となるのは、労組法7条の「使用者」で、救済命令を履行する公法上の義務を有する者として個人事業主の場合は事業主個人、法人企業の場合は法人となります。必ずしも不当労働行為を現実に行った者とは限りません。

救済命令の内容

 不当労働行為の救済申し立て、行為の日から1年以内。
 救済命令は、基本的に労働委員会の裁量に委ねられていれる点に特徴があります。労使関係の専門家から構成される行政委員会ということで、その専門性によって個々の事案に応じて適切な是正措置を取り得るとされます。
 解雇などの場合における原職復帰およびバックペイ命令、団交応諾命令、ポストノーティス命令(不当労働行為の事実を認めるとともに、今後そうした行為を行わない旨を述べた文書を事業所内等に掲示させるもの)などが典型的な救済命令です。
 救済申立ては二審制となっており、初審となる都道府県労働委員会の命令に不服のある当事者は、中央労働委員会に再審査の申し立てをすることができ、再審査命令に不服がある場合には、裁判所に命令の取消訴訟(行政訴訟)を提起することもできます。

ちば合同労組ニュース 第98号 2018年09月1日発行より

1 2 3 37