柏市役所 24年度末 会計年度職員全員を一旦解雇 人事評価による公募に反対の声を

公務員・教育
柏市役所 24年度末
会計年度職員全員を一旦解雇 人事評価による公募に反対の声を
 柏市役所は25年度の会計年度任用職員の任用について、ちば合同労組の申入れに対し以下のような回答しました。
 「任用更新の上限は5年で運用(5年雇止めルール)ので制度開始5年の24年度末に全員を一旦雇止めとし、公募を実施」「在職職員の勤務評定と新たな応募者の面接の結果で判断」
 ――会計年度任用職員制度は形式的には1年ごとの任用の繰り返しで、合法的に雇止め(解雇)が可能で、身分がきわめて不安定です。習志野市では労働組合が交渉して任用上限は設けていません。
 ところが柏市では更新上限が5年だけでなく、5年に1度すべての会計年度任用職員を雇止めし、新規応募者と一緒に公募にするのです(日野市と埼玉県立図書館で同様のやり方を計画)。
 しかも選考方法として「人事評価」を使用するというのです。公務員の人事評価は「能力を伸ばす」が建前であり、雇止めの道具に使うのは絶対に許せません。
 柏市の会計年度任用職員は全国で最も悪質な制度と運用です。非正規公務員の正規化と労働条件の大幅改善を求めて組合加入を呼びかけ、柏市に対して要求と交渉を継続的に進めていきます。
ちば合同労組ニュース 第168号 2024年07月1日発行より
「1年ごとに解雇の危機」「雇用終了は雇い止め」…千葉県職員ら4人で新労組、会計年度任用の制度批判