現役郵便局員の叫び「郵便局は日本一ブラック」

郵政職場

現役郵便局員の叫び「郵便局は日本一大きなブラック企業」

 ツィッターで「現役郵便局員の暴露」が大きな波紋を呼んでいます。ただのつぶやきがわずか半日で1万6千もリツイート。を紹介します。

◎ゆうパックがパンクしている。投稿者が勤める郵便局でも昨年の3割増。しかし、人手はガッツリ減っている

◎手が回らないゆうパックは集配バイクも担当するハメに。その数が最初は数個、この日は30個。もちろん通常業務をこなした上でゆうパックを手伝う。

◎ゆうパックは仲間なので手伝うのは当然だが管理職がヒドイ。「定時であがれ」「残業代は30分までしか出さない」の一点張り。なのに年賀状とお歳暮はノルマを達成できなければ自爆。

◎早く仕事を始めたいのに無駄に長い朝礼。この時期は昼ごはんも食べられないけどタイムカード的には昼食を取っていることにしないと部長から呼び出し。最繁忙期には8~21時のシフトが1週間以上。元公務員と言われながらも若者の給料は安い。

◎自爆もあるのになぜ誰も訴えないのだろうと不思議に思う。とにかく現状を知ってほしい。

 ――投稿者は「郵便局の腐敗を知ってほしい」「日本で一番大きなブラック企業は生活に欠かせない仕事です」と訴えている。
 ちば合同労組でも局前でビラ配りで話を聞くと職場ではケンカも絶えないとのこと。知り合いの配達員の話を聞いても本当に過酷な業務だ。特にゆうパックの配達はパンク状態。業務を担う労働者の大半が非正規だ。
 郵便職場では18年4月の無期転換に先だちすでに「アソシエイト社員」と呼ばれる無期雇用社員が全国で約8万人生み出された。退職金もなく、最低賃金スレスレの低賃金、業務の廃止・縮小や事業所の廃止で解雇できる。しかも今後は無期転換制度の対象者は4年半ばで選別制度がある。

郵政職場交流会

 ちば合同労組は18年2月、「なめんじゃねーぞ! 今こそ現場で反乱だ」と題して、郵政労働者交流会を企画しています。年末~元旦のチラシ配りに協力してくれる組合員も多いです。この現実にこそ職場を変える力もあるはずです。今年もよろしくお願いしま
す。(N)


労働学校へご参加を

 テーマ 帝国主義と戦争
 日時 1月20日(土)13時~
 講師 藤村一行
 ちば合同労組は団体受講しています。ぜひご参加ください。次回講座は、労働運動の歴史について。

ちば合同労組ニュース 第90号 2018年01月1日発行より