2025年– date –
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世界の労働運動
イタリアでパレスチナ連帯ゼネスト
ガザ支援船団防衛で200万人が参加 イタリアで10月3日、ローマ中心部に100万人の津波が押し寄せた。ナポリ・ミラノ・ボローニャ・トリノなど全国各地でデモが行われた。 イスラエルへの兵器・物資を送る主要港をはじめ、鉄道や高速道路が封鎖... -
労働映画
映画紹介『大いなる旅路』
大正末期から戦後の盛岡を舞台に、蒸気機関車の機関士・岩見浩造(三國連太郎)の約30年の人生を描く。 同期の佐久間が東京鉄道教習所の試験に合格する一方、不合格となった浩造は仕事に身が入らない。ある日、先輩機関士の橋下と乗車した貨物列車が... -
組合活動
ちば合同労組定期大会が成功!
11・2労働者集会へ組合をあげて参加を! 極右・高市政権が登場 10月、日本の政治が大きく動き出しました。99年から継続した自公連立が解消。裏金や統一協会の問題など、まともな政治を行わない自民政治に対する創価学会員(約800万人)のノーの... -
連載・職場と労働法
合意を口実に〈労働者性否定〉の動き
実践的に考える職場と労働法 労基法の根幹揺るがす労働者概念めぐる攻防 「労働者」の再定義 今年1月、厚生労働省の研究会が「労働基準法における労働者の見直し」を提起する報告書を発表した。これは、誰を「労働者」と認めるかという労働法制の根幹に... -
本の紹介
書評『未明の砦』太田愛著
非正規労働者の組合結成の物語 主人公は4人の非正規雇用の青年。互いに名前くらいしか知らなかった彼らが労働組合を結成し、大手自動車メーカー「ユシマ」に挑む物語。しかし4人は警視庁組織犯罪対策部に追われる身となる。 物語の冒頭はクライムサ... -
反戦運動
ドイツで徴兵制復活の動き
自衛隊に名簿提供広がる 安保3文書後 https://www.youtube.com/watch?v=ZrpN9Xbm9XU 26年から兵役検査の義務化 ドイツ政府は徴兵制度再開も視野に入れ、26年から新たな兵役制度を導入する法案を閣議決定した。ドイツは11年に徴兵制を停止していた... -
労働映画
映画紹介『ラストマイル』
昨年8月に公開された日本映画。ほぼアマゾンを想起させる巨大物流センターを舞台にしたサスペンス作品。物語はブラックフライデーの前日、倉庫から発送された商品を開封すると爆発する事件から幕を開ける。 爆弾事件が連続発生するなかでも、売り上げ... -
組合活動
関東大震災から102年
船橋・八千代 朝鮮人虐殺追悼会に参列 102年前の1923年9月1日、関東大震災が発生。この直後の混乱に乗じて「朝鮮人が井戸に毒を入れた」などのデマが流され、関東各地で5千人を超える朝鮮人虐殺が行われました。千葉県での犠牲者数は300人... -
本の紹介
書評『新しい階級社会 ――最新データが明かす〈格差拡大の果て〉』
日本の労働者階級はどんな現実に直面しているのか。著者の橋本氏は4万人以上の膨大な大規模調査を元にコロナ後の労働者階級のあり様を明らかにしている。本書『新しい階級社会』は、この問いにデータと構造分析を通して展開する。著者は、現代の日本社... -
反戦運動
現代の戦争危機と歴史の警鐘
戦後80年の節目で「戦間期」を考える 今年は戦後80年の節目の年で、例年に比べて戦争や平和に関する報道が多かった。ウクライナ戦争やガザ虐殺、さらには米国によるイラン攻撃など、きな臭い国際情勢も背景にある。 日本では毎年8月に年中行事のよう... -
連載・職場と労働法
規制改革推進会議で労働規制緩和の動き
実践的に考える職場と労働法 スタートアップ企業で労働法無視の規制緩和 内閣府の規制改革推進会議が5月28日に第23回会議を開き、「規制改革推進に関する答申」をまとめた。同会議は橋本政権下の「規制緩和委員会」や小泉政権下の「総合規制改革会議」... -
主張
最低賃金闘争 の現状と課題
10月1日から千葉県は時給1140円に 約800万人に直接影響 中央最低賃金審議会は、25年度の引き上げ目安を全国加重平均で+63円、全国平均1118円と答申した。千葉県は64円の引き上げで10月1日から時給1140円となる。率・額ともに過去最高... -
主張
急増するスポットワーク。雇用責任回避の構造
スポットワーク(スキマバイト)は、アプリを通じたマッチングで、履歴書や事前面接も不要、「今日だけ」「数時間だけ」の仕事が仲介される。典型的な単発・短時間労働で、大手4社のサービス登録者数は今年7月時点で約3700万人(重複含む)に達し... -
労働映画
映画紹介『イゴールの約束』
1996年制作、ダルデンヌ兄弟監督の作品。父親の従属下にあった少年が自立していく姿を「不法移民」問題を絡めて描く。舞台はベルギー、主人公は15歳の少年イゴール。父親は不法移民のブローカーで、外国人を粗末なアパートに高額で住まわせ、「不法... -
連載・職場と労働法
2025年度の最低賃金の動向
実践的に考える職場と労働法 物価高騰で最低賃金めぐる論議活発に 最低賃金は、制度的には厚生労働省の諮問期間である「中央最低賃金審議会」と、各都道府県に設置される「地方最低賃金審議会」での審議を経て毎年決定される。 最低賃金は全国一律では... -
主張
排外主義との闘いは労働組合の使命
外国人労働者との具体的な連帯と共闘を 7月に行われた参院選は、外国人労働者に関する政策が大きな争点となった。 選挙戦では参政党が「日本人ファースト」を掲げ、外国人労働者の受け入れが日本人の雇用や賃金を圧迫していると主張。自民党も「違法...
