ちば合同労組定期大会が成功!

11・2労働者集会へ組合をあげて参加を!

極右・高市政権が登場

 10月、日本の政治が大きく動き出しました。99年から継続した自公連立が解消。裏金や統一協会の問題など、まともな政治を行わない自民政治に対する創価学会員(約800万人)のノーの宣言でもありました。日本政治は分岐・流動局面に入っています。

 数日の政治空洞を経て公明党に代わり維新の会が政権入りの名乗りを上げました。維新は、徹底した民営化を推し進め、医療崩壊をはじめ関西圏を疲弊させてきた張本人です。他方でインバウンドや万博、カジノなどの官製利権に群がってきた。この維新が、極右の高市と合体し、自維政権が誕生したのです。

 「初の女性首相」と自ら打ち出す高市政権は、女性に厳しい施策を次々と検討しています。「ワークライフバランスは捨てる」「馬車馬のように働いてもらう」――総裁就任直後にこう切り出し、労働時間の規制緩和に向けて実際に動き出しました。高市をはじめとする女性閣僚は「女性はもっと働けるはずだ」とのメッセージを発しています。

 海外メディアでは、伊メローニや仏ルペンと並ぶ「極右の女性首相」「フェモナショナリズム」(女性の権利を名目に排外主義・人種差別を正当化する動き)として報道され、危機感をもって受け止められています。

大軍拡と改憲

 何よりも高市首相は「戦争」の顔を持っています。安保法を見直し、防衛費を増額すると発表。さらに原子力潜水艦の保有や武器輸出も拡大も打ち出しました。「緊急事態条項」創設をはじめとした改憲も狙っています。これに日米の保守層や防衛産業は大喜びしています。

 しかし自維政権は先の参院選で大きく票を減らした政党です。危機感を集め、労働者がきっちりと対峙し矛盾を突けば、「短命内閣」は必至です。

定期大会が成功

 10月13日、組合員多数の参加で、ちば合同労組の定期大会を無事に終えました。大会に参加された皆さん、ご苦労様でした。

 最近は労働相談も増加し組合員数は増加傾向にあります。組合の知名度はアップし、いくつかの職場で分会も立ち上げられました。個別労働問題の対応にとどまらず職場活動・職場組織づくりの組合活動を大いに強化したいと思います。労働組合が力ある存在にならなければなりません。

 各組合員が力を発揮できる組合を目指します。次回の定期大会までの1年間、賃上げや熱中症対策、分会建設など山積する課題にチャレンジします。同時に反戦の取り組み共同闘争共闘関係も強めます。定期大会と交流会で具体的な意見をめぐって論議を交わすこともできました。来年の定期大会まで一層団結して闘っていきましょう。

組織をあげて11・2芝公園へ

 ちば合同労組の年間最大の行事として、11・2労働者集会への結集を訴えます。今年は、極右の台頭や排外主義との闘いは大きなテーマです。

 政府の「不法滞在者ゼロプラン」で強制送還が乱発されています。世界的に移民・外国人労働者への意図的な攻撃が課題になっています。国際連帯が労働者の立場です。

 集会には韓国や米国から労組代表団も参加します。今年の会場は日比谷野音ではなく芝公園23号地集会広場です(11月1日には千葉で国際連帯集会が開催)。ぜひお集まりください.

ちば合同労組ニュース 第184号 2025年11月1日発行より

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