ジェットスター「休憩なしは違法」

ジェットスター「休憩なしは違法」
LLC(格安航空会社)のジェットスター・ジャパンの客室乗務員の休憩時間をめぐる裁判で、東京地裁は4月22日、「労働基準法に違反する」として385万円の賠償と適切な休憩時間を与えない勤務を禁止する判決を出した。
会社は、次の出発までの時間や運行中の機内で休憩時間を設けていると主張していたが、判決は「到着後や出発前に安全確認や清掃を行い、運行中の機内でも乗客の要望や急病人に対応」として休憩時間には当たらないと判断した。
ジェットスタークルーアソシエーション(JCA)は18年にCAが立ち上げた労働組合で、23年にパイロットも合流、現在の組合員は数百人規模。ジェットスター社は成田空港を拠点するLCCで2011年に設立され、当初2機だった機材も22機に増え路線や便数も拡大した。休憩のない長時間労働などで労働者の疲労や健康被害が増加した。しかし会社はLCCビジネスモデルに固執し、コストや効率化を優先したため、時間外労働の賃金未払いや労組役員への懲戒処分をめぐりストライキが闘われることに。
労組委員長が未払賃金に関して送った社内メールを「誤った情報を拡散」、副委員長の上司への問い合わせがハラスメントだとして出勤停止処分に。東京地裁が無効判決、千葉県労働委員会も不当労働行為を認定し、処分撤回と謝罪文の掲示を命じる救済命令を出した。
同じ千葉県内で活発に闘う労働組合に敬意を表したい。ちば合同労組も成田空港で働く労働者の労働相談や労働組合づくり相談を受けています。
(ちば合同労組ニュース 第178号 2025年5月1日発行より)
「休憩なし」ジェットスターの社風は「引き継がない」 クルーの決意「若い人が憧れる会社でありたい」(東京新聞)
「客室乗務員に休憩時間を与えなさい」命じられたジェットスターが控訴 「明日も時刻表通りに運航する」(東京新聞)
