雇止めは違法。「契約期間の満了」は解雇理由になりません

非正規化・パワハラ・雇い止め・貧困化…。労働者はモノじゃない!

労働問題は一人で悩まずご相談を!

2014年3月

 年度末の多忙な中、出勤ご苦労様です。私たちは、千葉県下で働く労働者でつくる労働組合・ちば合同労組です。
この3月、ちば合同労働組合の組合員にも、解雇・雇い止め、労働契約の不利益変更、退職強要、強制配転などをめぐって労働争議が頻発しています。
新聞などでは「春闘でベースアップ、賃金が上がる」と報じられていますが、とんでもありません。これは1%にも満たない大企業だけです。4月から消費税が8%に増税され、労働者に生活苦がおしつけられます。
私たち労働者が「生きさせろ!」と声をあげるのは当然です!
韓国では、歴史的な大ゼネストが行われました。ちば合同労組も、この情勢と対決し、負けずに労働者の生活と権利をかけて闘います。

ATTETION!

①雇い止めは違法です。「契約期間の満了」だけでは解雇の理由にはなりません。撤回させられます。

②「辞めない」とはっきり意思表示しよう。「時給の切り下げ」「勤務時間の短縮」等々も、雇い止め攻撃です。自分から退職しては会社の思うツボです。

③一人で悩まず、ちば合同労組に相談してください。秘密は厳守します。相談は無料です。

介護労働の現場から〈11〉介護労働とは

介護労働の現場から〈11〉
2014年03月02日
介護労働とは

労働時間内に2人で仕事をこなすのは大変だ。分刻みでへとへとになるまで働いても、その仕事は利用者に伝わらない。スキルの問題ではなく、なにか根本的なところで間違っていないか? そもそも介護労働とはいったい何なのか? 一生懸命考えた。
資格講習のおばヘル講師は、講習の最後に涙目で、はなむけの言葉。「介護は、お年寄りの世話をするのが仕事、高齢者は若い頃は一生懸命働いてきて、そのおかげで今の日本の繁栄がある。尊敬し、まごころを込めて介護しなさい」。まるで介護はお・も・て・な・し。
でも、どんなに「おもてなし」しようと介護拒否する時はするし、理由もなく不機嫌になり、スタッフに八つ当たり。それに高齢者は周囲の反応に敏感だ。ごまかす、取り繕う、作り話をする、そんなことを施設内で繰り返すから、その対処に追われてスタッフが疲弊してしまう。
だから、まず仕事、追剥ぎのごとく服をぬがせ、トイレに座らせ、食べ物を口に突っ込み、繰り返す昔話は生返事で対応して、介護ルーティンワーク一丁あがり。介護職のベテランは、ルーティンワークに「気遣い」という名のお追従を散りばめ、その場しのぎをする。そして、裏でアカンベーをし、「どうせ判ってない」「あの人はバカだよね」と本音で労働と向き合わない。そんな先輩たち、ロールモデルにならない。
もっとシンプルに考えられないか。日本の繁栄や尊敬? おもてなし? 関係ないでしょ。介護とは、病気や障害で自立が困難になった人の自立を支援することである。自己決定権、当事者主権から判断すれば、支援において何が必要なのかを決めるのは、支援する側ではない。支援を受ける側だ。
しかし、支援を受ける側は主体性を持っていないことが多い。だから、勝手なケアプランを作り、一方的な介護をして、あげくに介護拒否にあって双方ともに苦しむ。まず利用者のそのままを受け止め(それが尊敬だ)、本人が要求するまで、待ってみたらどうだろう。それから支援すればいいのだ。いらないというなら支援しなくていい。現場をまわしていこうというのは、支援する側の利己的な要求だし、「まごころ」や「気遣い」は善意の押し付けで、支援の妨げだ。
管理者と飲んだ。彼も資格のない素人なら、私も経験者ではない。オーナーは稼働率(利用者数)があがれば文句はないし、本社は人手不足は考慮せずに、もっとていねいな介護をという建前論。管理者はつらいよ。雇われ店長みたいなもので、利用者を獲得するための外回りの営業、介護保険請求事務などの事務作業、備品や人事管理、それだけでも忙しいのに、現場にも入る。家に帰れなくて、事務所に布団を持ち込んで床に寝ている日々だ。
「俺は過労死しないよ」「私も、プライベート重視、ワーク・ライフ・バランスだ、よ」なんていいながら、交渉はヘゲモニー、私は話を切り出した。
(あらかん)
(ちば合同労組ニュース43号から)

非正規化・パワハラ…労働者はモノじゃない!

非正規化・パワハラ・雇い止め・貧困化…。労働者はモノじゃない!

一人で悩まず、ご相談を

2014年2月

 今年一番の冷え込む中での出勤ご苦労様です。私たちは、千葉県下で働く労働者でつくる労働組合・ちば合同労組です。
厳しい雇用環境の中で、労働組合への注目、労働相談が増加しています。郵政職場は「ブラック企業」化しています。雇い止め・パワハラなどで悩んでいる方はぜひご相談ください。

いま、郵便物の遅配が社会問題化されています(裏面『朝日新聞』参照)。

日本郵政は、そもそも郵便を配達することが仕事のはずです。しかし、いま会社は、「配達より金もうけ優先」と言ってはばからない職場環境になっています。
郵便事業は、私たち労働者が一枚一枚の手紙を配達することで成り立っているのです。この大雪の中で、凍結した路面の上、危険と隣あわせで多くの郵政労働者が必死の思いで働いているのです。
この労働者を生きていけないような低賃金で使い捨て、モノのように扱う日本郵政は絶対に許せません。「郵政民営化」の張本人の小泉元首相が言う「脱原発」などウソっぱちです。東京をはじめ全国の郵政労働者たちの怒りに火がついています。今こそ、労働者が声をあげましょう! ちば合同労組は一人の仲間も見捨てません!

介護労働の現場から〈10〉給料に見合った働き

介護労働の現場から〈10〉
2014年2月3日

給料に見合った働き

ほとんどの介護施設は激務なので、その日一緒に組むスタッフのスキルや態度に大きく左右される。小さな施設ではまともな新人研修はなく、未経験でも2~3日の見習いでひとり立ち、どれだけガムシャラにやろうと、いきなり完璧にやれるはずがない。もともとなんでもできて、仕事が早く、要領よく、人見知りもなく……、要求されるのは神業に近い。
入ってから1、2日で辞めてしまう人も多い。結局残るのは、50~60歳代で転職が難しい年代。福祉専門学校を卒業しようが、まだ転職の可能性のある20~30歳代は、介護以外の道を選択する。子育て中の主婦パートでも、30~40歳代なら、介護は心身ともに疲れ果てるので、家事との両立は無理。スーパーや倉庫などのパートのほうが格段にラクだろう。

私はフルタイムパートで、50歳代男性社員の力石さんと組むことが多かった。彼は介護職としての経験が3年程度あったので、私は仕事を教えてもらえると期待したが、何を聞いても一瞥するだけ。利用者に対しては、隣に座ったり、ボディコミュニケーションをしたりして機嫌を取る。おぃおぃ、ここはホストクラブじゃないぞ。私が未熟ながら、食事、排泄、入浴などの業務をほとんど担う日もあった。おまけに、力石は突然、職場から消える。施設の外でタバコを吸ってたり、携帯をかけていたりする。
責任者に言いつけようと思ったが、まず本人に「外に行くときは黙って行かないで」と言うと、「ちょっと一服」とか「ちょっと用足しに」とかだけ言うようになった。あまり度々なので「勤務時間はそんなに用足しできないでしょ」と言ったら、キレた。
「こんなきつい仕事させられてるんだよ。テキトーに休憩取らなきゃもたないよ。給料に見合った働きだけすればいいの。どんなにやっても、(利用者は)認知(症)入ってるんだから、がんばるのは自己満足。あらかんさんもテキトーにやれば。介護はそんな仕事」
なるほどと思った。あまりにも労働条件が悪いと、その仕事に誇りを持つことができず、投げやりになる。しかし、そうして質の落ちた労働に未来はない。給料に見合った働きではなく、「働きに見合った給料」こそ目指す方向なのだよ、力石さん。
後に管理者に力石さんのサボりについて話したら、彼はここで昼間働いてから家で母親の介護。それに小中学生の子どもが2人いるシングルファザーという。
私はこれまで、家族の子育てや介護、障害者などを抱えながら介護職をやっている同僚にたくさん出会った。つらい事情を抱えているがゆえに条件を選べず、職場で搾取されて、労働に誇りを失ってしまった人も多い。だからといって労働を軽蔑し、サボって人に仕事を押し付けても何にもならない。仕事仲間とつらい仕事を分け合いながら、その労働を盾に労働条件を良くしていくことしか解決はない。そこから労働者の誇りが生まれると私は思う。
(あらかん)
(ちば合同労組ニュース42号から)

大創産業分会のチラシ&アンケート

BeHappy

BeHappy.PDF (上のよびかけのPDFファイルです。)

大創産業における労働実態アンケート.PDF (アンケート用紙のPDFファイルです。)
(この記事の下にパソコンから送れるアンケートコーナーもあります。)

BeHappy

ダイソーで働いている皆様、お疲れ様です。

このたび、ダイソー(株式会社大創産業)に労働組合を立ち上げました。ダイソーは、日本国内に2750店舗、海外に700店舗(2013年10月現在)を有する国内最大の100円ショップチェーン店です。1977年に設立されて、これまでに労働組合は存在していませんでした。

労働組合を結成することにより、ダイソーで働く皆様(労働者)と会社(使用者)がより対等に労働条件等の改善の要求やその他諸問題について交渉することができるようになります

ダイソーで働くほとんどの方々はパートタイム労働者(非正規雇用者)であり、皆様なくしてダイソーは成り立ちません。パートタイマーの皆様にも正社員同様に法律による権利があります。

しかし、法律があるからといって法律は自動で守ってはくれません。積極的に行使しないといけません。そのためには知識が必要です。
会社は労働者に対し就労規則、その他の規則を常時行使しています。一方、労働者には労働基準法、労働契約法等の労働法がありますが、ほとんどの労働者が意識していません。
以下に会社と交渉することができる事例を上げました。

1.解雇された
2.有給休暇がもらえない、使えない。
3.有給休暇取得時の賃金が不当に減額されている。
4.給料を一方的に減らされた
5.残業代が支払われない
6.給与の支払いが遅れる
7.いじめやパワハラがある
8.退職強要、退職勧奨、退職誘導されている

上記に上げたものは代表的な例です。

これらの他にも働く上でのトラブルは、個人個人により様々であると思います。
どんな些細なことでも結構ですので、労働問題は一人で悩まずご相談ください

大創産業労働組合は、100円ショップ「ザ・ダイソー」で働く労働者の皆様の団結を図り、その権利拡大に努めます。また労働者の生活と労働条件の向上、労働者の経済的・社会的地位向上のために全力を尽くします。

大創産業労働組合
(ちば合同労働組合大創産業分会)
連絡先 千葉市中央区要町2-8DC会館
ちば合同労働組合気付
電話043(225)2207
メールchiba_goudou@yahoo.co.jp
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2014年は郵政職場を変える年へ!

2014年1月

 郵政で働く労働者のみなさん。元旦からの年賀のお仕事ご苦労様です。

社会を動かしているのは私たち労働者です。年賀ハガキも郵政労働者の一人ひとりの労働者の力によって担われています。郵政労働者が正月を返上して、一軒一軒の新年の挨拶を送っているように、私たちの労働こそ、社会をつくっています。
郵政は本当に許せません。郵政資本は、労働者を大量に雇い、大量に辞めさせるという典型的な「ブラック企業」になっています。年賀ハガキの営業を労働者に押し付け、自爆営業させ利益をあげさせています。さらに、要員不足による超勤の常態化。それが、誤配や交通事故を招いています。
安倍政権は、労働規制の緩和、派遣法の改悪を行い、非正規労働の拡大、労働者を誰でも解雇できるような法律をつくろうとしています。

この年末年始、海の向こう側・韓国では、鉄道労働者が、鉄道民営化に反対し、人間らしく生きるために感動的なストライキに立ちあがっています。
ちば合同労組は千葉県下で働く労働者でつくる労働組合です。いま私たちの組合員も雇い止めやパワハラに対して争議を闘っています。郵政職場にも労働者の団結をつくろうとビラまきをおこなっています。ぜひ、一緒に団結し郵政職場を変えませんか。労働問題は、一人で悩まず、ぜひご相談ください。

介護労働の現場から〈09〉労働時間を守ろう

介護労働の現場から〈09〉
2014年1月5日
労働時間を守ろう

私が介護の仕事を続けるためにはまず労働時間、契約書に書いてあるとおりに働く。当然でしょ。
日勤勤務は〈朝9時~18時まで、昼休みは1時間〉という契約書の労働時間を守るためには①仕事は勤務時間内にする②昼休みには職場を離れる。それだけのことだ。
施設の責任者は、「定時に帰らないと残業代は出ないよ」と言っているので「仕事残っていますが帰ります」と帰ればいい。労働時間を守るのを拒むのは、介護業界の労働慣行がしみ込んだ先輩たち。新人は仕事が遅く、半人前だから、決められた仕事が終わるまで残ってタダ働きをするのが当然という考え方なのだ。それにパートの私が仕事を残せば、社員 である先輩のサービス残業が増える。
帰ろうとすると、「あらかんさんは帰る時間にはシビアだね」と無愛想な声で先輩が言う。「時給制だからね。お疲れ様でした」とさっさと職場を離れる。本当は、正社員もさっさと帰ろうよと言いたい。人を増やさず、残業代も払わず、タダ働きさせて儲けているのに加担してどうするの? 先輩、あんたも労働者なんだよ。「定時で帰ると仕事がまわっていかない」という先輩の口癖もお人好しにもほどがある。それを考えるのは責任者の仕事でしょうが。
そこで、同じ時期に入職した2人に「勤務時間守ろうよ」と呼びかけると、「まず、あらかんさんやってよ」と言うので、早速次の朝からやることにした。
夜勤からの申し送り(報告)が9時からで、そ れまでに出勤して記録(利用者に関する日報)を読めと言われていたが、読まないで申し送りに出席すると、先輩が「記録読んでないの?」
「後で読みます。それより夜勤は9時までなので、申し送りの時間は夜勤はいつも残業ですよね」
「それじゃ日勤は早く来る?」
「いやですよ。夜勤は9時15分まで勤務にして、その分、前日に15分遅く出勤するようにしたらどうですか?」
夕方5時からの夜勤勤務は、日勤退勤の6時まで1時間勤務時間が重なる。夜勤は5時15分出勤、5時45分から日勤→夜勤の申し送りをやって、日勤は6時退勤ということになった。
申し送りは勤務の最後のしめくくり仕事だから、サービス残業はあっさりとなくなった。今までは退勤時間の6時から残務仕事をや り、それが一通り終わってから、夜勤への申し送りをしていた。
休憩時間も、もう1人いれば1人ずつ休憩に入れるので、昼休みの時間帯は、責任者が入ることとなった。
この決定の過程でわかったことは、本当は誰もサービス残業やりたくないこと、交渉するには抗議するという下から目線ではなく、法に依りヘゲモニーを握るという上から目線で臨むということ。
しかし、人間相手の仕事なので、労働時間を守れない場合もある。しかし、労働時間を優先するという共通認識があれば、助け合ってどうにかなるものだ。(あらかん)
(ちば合同労組ニュース41号から)

許せません!郵政の自爆営業

許せません!郵政の自爆営業

年賀はがきの過剰な営業を労働者に強制するのは違法です!

郵政のノルマ強制は社会的な大問題です。

2013年12月

 『朝日新聞』(11月17日付)の1面に、日本郵便の悪行が大きく報道されました。このビラの裏面に掲載されているグラフを見て下さい。
毎年毎年、配達枚数を大幅に上まわる年賀はがきが発行されています。一体何のための年賀はがきなのでしょうか!
郵政は「ブラック企業」そのものです。千葉でも、ゆうメイトへの「自爆営業」がおしつけられています。私たち、ちば合同労働組合は、千葉地域でつくる合同労組として、この郵政のひどい現実に対して、もう黙っておくことはできません! 一人で悩まず、ご相談ください。

憲法の保障する基本的人権を否定し、 秘密国家・軍事国家への道を開く特定秘密保護法案を廃案に!

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この法律ができたら、ジャーナリスト、市民運動、労働運動はもとより、国会議員も処罰の対象となり、裁判も秘密のまま行われます。国家官僚は情報をいくらでも闇に葬ることができます。情報にかかわる人は周辺も含めて監視され続けます。この国は、国会も司法も手が出せない、官僚独裁の監視国家になってしまうのです。
“ヒットラーの全権委任法と同じだ!”

ノーベル受賞の益川敏英さん、白川英樹さんら多くの学者は「思想の自由と報道の自由を奪って戦争へと突き進んだ戦前の政府をほうふつとさせる」「全ての情報を統制したナチスドイツの全権委任法に当たる」と反対声明をだしています。

12月6日の国会会期末に参院での採決強行が狙われています
6日(金)午後6時30分から
東京・日比谷野外音楽堂で集会が行われます。ちば合同労組も参加します。

介護労働の現場から〈08〉人権無視して当然

介護労働の現場から〈08〉
2013年12月3日
人権無視して当然

二人は、もう会社に退職を申し出たということで、ファミレスでもう3時間も粘り、ドリンクバーにたまに立つ以外は、しゃべる、喋る。私は、大きな施設のやり方が面白いので、もっぱら聞き役。

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「たしかに、介護職長い人はすごいスキルよね。おむつ替えだって、目にも止まらない速さでパッパッ、おしりは3回だけ拭いてOK。ベッドの上で利用者をさっさと転がしてズボンはかせて、おむつ替え一丁上がり。終わったら得意げな顔して新人を見る。なんか、全国おむつ替えコンテストでもやればいいのに」
「食事介助だって高速、一人2分。利用者にスプーンをつっこんだと思うと、上下に動かして唇にはみ出たのをティッシュで拭いて終わり。ごはんもおかずも全部混ぜてしまうし、口開けない利用者は、鼻つまむと口があく」
「毎日同じスケジュールだから、利用者は条件反射だけで生きている感じ。意思もなく、何も感じないで、ベッド、食堂、トイレ、ふろ…を移動」
「それも、移動の途中でPHSコールがあると、入居者はそこらあたりにほったらかされて、じっとしてる。待っているという感覚もないんだろうね」
「入居して1週間もたてば目がうつろになるよね。職員は忙しさで殺気立ってるし、たまに作り笑いと高い猫実声で挨拶されてもね。返す気にもなれないのは当然」
「すると、『○○さん、お返事は? おはようは?』」
「私は最近、問題老人が好きになっちゃった。『殺せー』『死にたい』という利用者には、がんばって生きろと励ましたくなる」
「何言っても、職員は無視するよね。若い男の職員は陰で『うるせぇんだよ。おまえらを生かして、俺らは奴隷だよ』って言ってた」
「介護職を続けるということは、完全にオートマティックな介護ロボットになるということだね。少しでも人間性が残っていると悩むね。それなら、いっそロボット化すれば?」
「介護機械や器具は高いんだよ。そんな設備投資より使い捨て労働者のほうが安上がり」
「なんか、介護の仕事って心が折れてしまうね。自分の人権も保障されない労働者が、利用者の人権も無視して当然みたいになっている。そんな荒んだところに身を置いたら人生終わり。」
「お互い、すごい現場見ちゃったね。月14万じゃ、パートでダブルワークして、社会保険入らないほうが暮らしていけるね。」

彼女たちも、重労働を覚悟して就職し、施設介護の現実に苦しんだのだ。それをやっと吐き出して、再出発しようとしている。

私は、どうするか? 「私は、もう少しやってみるわ。小規模な施設だし、どうにかやってみるわ。」と答えた。

「あらかんちゃんは、こんなこと見過ごせないでしょ。」
その通り。介護保険下の労働現場は、まるで蟹工船か、レ・ミゼラブルの世界だ。自分だけ逃げ出すと、多分後悔する。(あらかん)
(ちば合同労組ニュース40号から)

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