医療・介護

松戸徹・船橋市長は民営化・解雇方針を決めないで!

船橋特別養護老人ホーム・三山園の管理者である 松田徹・船橋市長は民営化・解雇方針を決めないで!  松戸徹・船橋市長が管理者である特別養護老人ホーム・三山園が、2月15日の4市複合事務組合の定例議会で、民営化(民間譲渡)と職員の首切り(分限免職)が決められようとしています。  三山園は、船橋市・習志野市・八千代市・鎌ヶ谷市が共同で運営する特別養護老人ホームです。職員は、船橋市職員に準ずる公務員として...
その他

船橋市長による特養「三山園」の民営化と分限免職(解雇) 絶対反対!

船橋市・習志野市・八千代市・鎌ケ谷市(4市複合事務組合)開設・運営 松戸徹・船橋市長による特別養護老人ホーム三山園の民営化と分限免職(解雇) 絶対反対! 管理者である松戸徹・船橋市長は民営化・解雇方針を決めないで!  船橋市、習志野市、八千代市、鎌ケ谷市の4自治体(4市複合事務組合)が共同で開設・運営する特別養護老人ホーム三山園について、民営化(民間譲渡)と職員の解雇(分限免職)が強行されようとし...
公務員・教育

〝雇止めするな〟千葉労働局に市民の会 署名2万余筆を提出!

〝雇止めするな〟千葉労働局に市民の会 署名2万余筆を提出!  千葉県内のハローワークで働く非正規職員の3月末で雇止めに反対して、市民や労組でつくる有志の会が請願書と署名2万4千筆を千葉労働局に提出しました。東京新聞で大きく報じられました。  国の機関には約8万8千人の「期間業務職員」という名称の非正規公務員が働いています。求職活動の相談や支援をするハローワークの窓口や相談員もその多くが非正規雇用で...
労働映画

映画紹介『パラダイスの夕暮れ』

映画紹介『パラダイスの夕暮れ』  フィンランドのアキ・カウリスマキ監督の「労働者三部作(プロレタリアート・トリロジー)」の一つ。社会の片隅に生きる労働者・庶民こそ映画の主人公であるとの姿勢を貫く。監督がまだ20代の頃の1986年の映画。  主人公ニカンデルは首都ヘルシンキで働くゴミ収集車の運転手。ボルボ製の頑丈そうな清掃車に乗務しゴミを収集する様子が丹念に描き出される。セリフは極端に少なく素っ気な...
その他

パレスチナの歴史と現在

〝帝国主義に起源持つ問題〟  「ガザの戦争はいつ終わるのか」「イスラエルはなぜここまでやるのか」――1月の労働学校はこのような問いに答えるような講座でした。 75年に及ぶ民族浄化  パレスチナ問題の一つの起点は1948年のナクバ(アラビア語で「大災厄」の意味)だ。百万人を超えるパレスチナ人が国境から追放され、難民となった。これは戦争による悲劇ではなく、英国やシオニストによって用意周到に計画準備され...
医療・介護

介護報酬の改定 大幅賃上げを要求しよう

人手不足の打破には労働組合が必要だ  3年に1度行われる4月実施の介護報酬の改定が+1・59%と公表された。内訳としては介護職員の処遇改善分が+0・98%、その他の改定率が+0・61%で「介護職員の待遇改善」を旗印に過去2番目の上げ幅となった。  厚生労働省は、介護職員の平均月収で24年度約7500円、25年度6千円の底上げができると言っている。とはいえ、そもそも全産業平均より約7万円も低いので、...
その他

京葉線の快速廃止に反対!

〝京葉線の快速廃止に反対!〟 春闘とセットでJR駅頭の宣伝活動  JR東日本は、3月のダイ改で、京葉線の特別快速、通勤時間帯の快速列車の全廃を打ち出しました。  京葉線や内房線・外房線の沿線には快速を前提に生活している人が大勢います。通勤や通学、保育園の送迎など生活に直結する重大問題です。  この間、医療福祉や教育、公共交通など社会や日常生活を支える仕事に従事する人が低賃金で使い捨てされる状況が拡...
その他

24春闘勝利へ! ちば合同労組は闘います!

「生きさせろ!」の24春闘にしよう! 24春闘が本格的にスタートした。連合など主要単産労組は5%以上の賃上げを目標に交渉を始めた。イオンやサントリー、松屋、ビックカメラなどの企業は7~10%の賃上げを発表して企業イメージの宣伝に使うなど、人材確保の競争にもなっている。  経団連の春闘方針である24年版「経営労働政策特別委員会報告」は次のように書く。  「昨年以上の熱量と決意をもって物価上昇に負けな...
その他

経団連が労基法の規制緩和を要求

実践的に考える職場と労働法 経団連が労基法の規制緩和を要求 「労使自治を軸とした労働法制に関する提言」  日本経済団体連合会(経団連)が1月16日付で「労使自治を軸とした労働法制に関する提言」を公表した。同日には、経営団体側の〝春闘方針〟とも言うべき経営労働政策特別委員会報告(経労委報告)も公表されている。 労基法の適用緩和  提言は「働き方のニーズの多様化や企業を取り巻く環境変化などを踏まえ、時...
その他

実践的に考える職場と労働法/社会保障制度の歴史を考える・下

実践的に考える職場と労働法 給付抑制や国庫負担削減を主導した第2臨調 社会保障制度の歴史を考える・下 (前号からの続き)  「昭和」初期になると27年金融恐慌から29年世界大恐慌となり、やがて日本は全面的な戦争に突入していった。この時期に大量の生活困窮者が発生するようになり、本格的な救護法が1929年に制定された。  2・26事件(36年)や盧溝橋事件(37年)などを経て38年、国家総動員法が敷か...
その他

各地で進む公立病院の統廃合/富山国保病院移管方針は白紙に

各地で進む公立病院の統廃合 富山国保病院移管方針は白紙に  病院全体の赤字化が加速している。全国8156施設の約7割が赤字で、病院全体平均の22年度の損益率は1・2%の黒字だが、コロナ補助金を除くとマイナス6・7%に。23年度はマイナス10・2%の赤字が予想されている。コロナ補助金がなければほとんどの病院は赤字、特に公立病院の経営環境は厳しい。  厚生労働省は19年9月に、市町村などが運営する公立...
その他

映画紹介『娘は戦場で生まれた』

映画紹介『娘は戦場で生まれた』  シリア内戦で何が起きていたのか。シリア北部の都市アレッポを舞台としたドキュメンタリー映画。  シリアはパレスチナの北側に位置し地中海に面する国。第1次大戦後、秘密協定に基づき英仏ロがオスマン帝国を分割し、シリアやレバノン、ヨルダンなどがフランス勢力圏に。フランスはこの地域の住民の多数派であるスンナ派を抑えるために、アラウィー派やマロン派キリスト教徒などの少数派を重...
本の紹介

書評 『イギリス炭鉱ストライキの群像』(熊沢誠著・旬報社)

書評 『イギリス炭鉱ストライキの群像―新自由主義と闘う労働運動のレジェンド』(熊沢誠著・旬報社) 英ゼネスト準備した炭鉱労働者の闘い  「間違いなく私の最後の著作」――労働問題研究の第一人者である熊沢誠氏の強い思いが込められた一冊だ。  彼が執筆を思い立ったのは、英国で物価高騰の中、数十年ぶりに起きた大ゼネスト、他方で日本では関西生コン労組への弾圧を見ぬふりする日本労働界の姿。同じく80年代に新自...
公務員・教育

柏市・会計年度任用職員が最低賃金以下/抜本的な賃上げ闘争が必要

柏市・会計年度任用職員が最低賃金以下 抜本的な賃上げ闘争が必要  柏市など県内13自治体の非正規公務員である会計年度任用職員の賃金が、今年10月1日から改定された最低賃金(時給1026円)を下回っていることが新聞などで報じられた。12自治体は今年4月にさかのぼって賃金改定するが、柏市は改定を12月1日から適用(時給1060円に引き上げ)するため10、11月分は最低賃金を下回る。  総務省は「最低賃...
制度・政策

社会保障制度の歴史を考える

実践的に考える職場と労働法 社会保障制度の歴史を考える 29年世界恐慌と第2次世界大戦を経て制度化  2回に分けて社会保障の歴史について考えてみたい。現在のような社会保障制度の仕組みができたのは、私たちが思うより歴史が浅い。  近代的な社会保障制度はヨーロッパで始まった。まず最初に資本主義が始まったイギリスで労働者の貧困問題が社会問題化して「救貧法」が作られた。  これは都市のスラム街に集まった浮...
制度・政策

低賃金と人手不足の打破を

低賃金と人手不足の打破を 施設系の利益率はすべてマイナスに  今年7~9月に実施した全国老人福祉施設協議会の調査結果によると全国の特別養護老人ホーム(特養)1600施設のうち6割で22年度の収支が赤字でした。赤字施設の割合は前年度より20ポイント近く増え、コロナ前と比べて2倍近く、05年度の調査開始以降で最大となっています。  補助金を除く収支が赤字だったのが62%で、前年度の43%から大幅に増え...