千葉県で働く介護労働者のユニオンができました

k-union-leaf01千葉県で働く
介護労働者の
ユニオンが
できました。

ちば介護労働者ユニオン-加入案内

①介護労働者の地位向上と
職場環境の改善めざして

団塊の世代が75歳を迎える2025年までに最低でも100万人の介護労働者を増やす必要があると言われています。しかし介護労働者の多くは、低賃金と長時間労働、腰痛などに苦しんでいます。
離職率が高く、労働基準法もきちんと守られない介護職場の現状を変え、介護労働者の地位向上をめざして「ちば介護労働者ユニオン」が生まれました。まだ出来たばかりです。あなたの力を貸して下さい。

②地域の仲間も一緒に
みんなで力をあわせて

ちば介護労働者ユニオンは、地域一般合同労働組合ちば合同労組の介護関係部門ユニオンです。
ちば合同労組は、地域的なバックアップを活用して県内のさまざまな職場に労働組合をつくることを目指しています。
正社員だけでなくパートや派遣社員などさまざまな労働者に門戸を開いた〈地域の労働組合〉です。ブラック企業で労働組合を立ち上げた組合員もいます。

③千葉県で働く労働者なら
誰でも加入できます

職場単位でも個人でも加入できます。突然のリストラや賃下げなど職場の悩みを独りで悩まず、一緒に考えて行動しましょう。
労働法に詳しいスタッフから適切なアドバイスを受けたり、他の職場の介護労働者と相談しあうこともできます。
ちば介護労働者ユニオンはこんな労働組合をめざしています

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その1
団体交渉ができる

ユニオンに加入すれば労働組合として法人・企業と対等に交渉ができます。

団体交渉とは?
使用者と労働組合で行われる団体交渉は、日本国憲法28条と労働組合法により保障された権利です。使用者は正当な理由なく交渉を拒否できません。不当労働行為となります(労働組合法第7条2項)。

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その2
職場の運動を重視

働いていれば誰しもが思うことを組合の要求にまとめます。
組合員みんなが団体交渉に出席できるようにし、アンケートなど職場の運動を重視します。

◎地域的な問題も
一つの職場だけでは解決のできない課題は地域の仲間と力をあわせて行政等に働きかけます。

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その3
まずは法律遵守を

介護職場では、サービス残業や休憩・有給休暇がない、人員基準を満たさないなど法律違反がたくさんあります。
まずは法律をきちんと守らせることから始めます。

休憩・休日  労働時間が6時間を超える場合は45分、8時間以上は1時間の休憩が労働時間の途中に必要です。毎週1回の法定休日が必要です。夜勤明けの日は、法定休日には該当しません。

賃金 時間外労働と深夜労働に対しては25%以上の割増賃金を支払う必要があります。休日労働は30%以上の割増賃金が必要です。

有給休暇 非正規労働者も含め、6カ月間継続して勤務し、全労働日の8割以上出勤した労働者は最大で20日間の有給休暇が付与されます。

k-union-leaf05組合員の声

厚生労働省は、介護労働者の月給が全国平均より11万円も低いと公表しています。それなのに4月から介護報酬の切り下げでさらに追い打ちをかける。介護現場はどこも人手不足で戦場のようです。
これではやりたい介護が十分にできません。身も心もボロボロになって職場を去っていく仲間が後を絶たない状況です。こんな現実を一刻も早く終わらせたい。

安心して働ける環境づくりは利用者のためになると思います。私の職場では、人数を増やしてくれず、介護をしていない人間も人数に入れてごまかしていました。相談するにも相談する人がいません。みんなで「人を増やせ」「給料上げろ」って意思表示するしかない。

加入のお問い合わせ・労働相談は…

043(225)2207

火曜日から日曜日の午前10時から午後8時まで電話受付を行っています。来所相談は電話・メールでの事前予約が必要です。まずはご連絡ください。(月曜定休/緊急の場合はこの限りではありません)

メールでのお問い合わせは
chiba_goudou@yahoo.co.jp
ちば介護労働者ユニオン
〒260―0017 千葉市中央区要町2-8DC会館
℡043(225)2207

介護労働の現場から〈22〉変動シフトという支配

介護労働の現場から〈22〉
2014年03月01日

変動シフトという支配

介護職場は「変動シフト制」が圧倒的だ。
「シフト制」とは、あらかじめ労働者から希望の休みを聞いておき(月2日までが多い)、雇用者が労働日を指定する制度。
「変動」とは、毎日の労働時間が決まっていないで、1日10時間働く日もあれば、6時間しか働かない日もあり、とにかく1か月の中で週40時間を達成すればいいという制度。
「9時~5時、土日休み」という働き方が天国ならば、地獄の「変動シフト制」。毎月、決まった休日、決まった労働時間がない。二交代制でもシフトは早番・遅番・日勤・夜勤の4シフトが一般的。
例えばこんな具合。
今日は遅番で11時に出勤で夜8時まで勤務。その翌日は早番で朝7時から午後3時まで勤務。その次は夜勤で午後5時から翌朝9時までの16時間勤務、仮眠時間は一応あるが、夜勤一人勤務の場合、交代がいないので、取れない。
その不規則勤務の合間にプライベートな時間をやりくりする。睡眠や食事が不規則になり、オフの時間は昼間シフトの家族や世間に合わせるので、体内時計はすっかり乱れ、眠れず体調不良のまま、次の過重労働勤務につく。

毎月のシフトは管理者が前月末までぎりぎりまで調整してるので、提出した希望休の2日以外は翌月のシフトも休日も不明、予定がまったくたたず、予約も取れない。友人仲間からも見放され、休みになっても一人で過ごす。
介護職場の変動シフトは休みもなく、まさしく〈24時間働けますか?〉の世界。体調を崩して退職・欠勤・早退勤するスタッフも多く、シフトはそのたびに変更される。変更は月に5回はある。そのたびに「私も辞めたい。休みたい」とみんなは嘆くのだ。
なぜ、こんな徹底的に経営者に都合のいい働き方をさせられるのか? しかも、パートは調整弁で、毎月どれだけシフトを入れてくれるかわからないので収入未定の日雇い暮らし。さらに管理者は気に喰わないとシフトを減らして退職に追い込むという手段を取り、それを怖れてパートのサービス残業が常態化する。
介護報酬切り下げで、経営側は正社員を減らし、現場はどこもパートが支えている。でも、こんな状態では高い離職率どころか、倒産する施設も多い。
n0056_03_01a 私は、勤務時間は変動ではないが、フルタイムパートで入職半年、金属疲労状態。きつい仕事、腰痛、しかも、常に労働強化や労基法違反に対しての臨戦態勢。一方、家族や友人は呆れて仕事のグチをきいてくれなくなり、「介護のハナシは一切するな。辞めろと言ってるでしょ。フツーの仕事をしたら」で四面楚歌。誰も認めてくれない労働ほどつらいものはない。
その頃、またケガをすることになった。
(あらかん)
(ちば合同労組ニュース56号から)

組合ニュースNo.56(2015/03/01)

組合ニュースNo.56(2015/03/01)

私やあなたの一歩が誰かの闘いに

東日本大震災からまもなく4年。福島は今も放射能垂れ流しのまま、原発事故は収束したかのような帰還強制、汚染水の海洋放出、原発再稼働が進められています。
原発では重層的な外注構造により安全が崩壊し、労災事故死が相次いでいます。小児甲状腺検査では、2巡目の検査で新たに4人の子どもに甲状腺がん、あるいはその疑いが発見されました。
福島では放射能や被曝について話すことがタブーとされ〝復興〟一辺倒です。
あらゆる矛盾に追い詰められた安倍政権は戦争をもって一切を清算するかのように暴走しています。
先日、動労千葉の労働学校の講師として来られた動労水戸の辻川副委員長は「原発労働者こそ被曝労働拒否を」と訴えました。原発作業員の「許容線量」が一般の「許容線量」基準となり、被曝労働の容認が全体の被曝の許容・強制につながります。
動労水戸の被曝労働反対ストに呼応して、原発労働者の決起が生まれています。
原発のほかにも世の中には労働者が声を上げにくい業種・業界があるように思います。私もIT系や日雇い派遣で働いたことがありますが、そこでは労働組合は想像さえできませんでした。
労働組合の歴史がなかったり、あるいは御用組合の支配が強かったりと力関係で労働者側が負けている業界はたくさんあります。
でも労働者の闘いの可能性や権利がギリギリのところで守られているのは、闘う労働組合の火が消えていないからです。動労千葉や動労水戸が全国の労働者を勇気づける。全体の力で労働者の意識を変えていく。昨日まで立ち上がれなかった労働者が明日には声を大にして決起する。
私やあなたの一歩が、今は苦しんでいる誰かの闘いをつくり出すかも知れません。
地域にそういう輪を作り出し、労働組合の力を取り戻していくことが合同労組の使命でもあると思います。
そういう意味で焦点の一つが介護業界だと思います。ここに闘う組合運動を作れるかどうかが労働運動全体の発展の一里塚です。
安倍政権が改憲と戦争へ暴走する情勢のもと、最も矛盾が噴出する介護現場で労働組合をつくって闘いたいと思います。(A)

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特急廃止反対 銚子集会

銚子市で2月26日に行なわれた「JRダイ改―特急列車廃止・削減絶対反対」銚子地域集会に行ってきました。
JRは3月ダイ改で成田線や内房線の特急を全面的に廃止・削減しようとしています。「次はローカル線の第三セクター化。儲かる所だけ電車を走らすということだ」という発言があり、本当に生活破壊、地方切り捨ての攻撃なんだと思いました。実際、集会に行くのに特急がなくて不便でした。今も通うのに大変なのに特急全廃になれば本当に生活していけない。
年金は下げられ消費税は上がる。賃金も低くて仕事もない、人口も減っていく……この生きていけない社会の矛盾に対して、あらゆる怒りを束ねる闘いが必要だし、闘う労働組合を甦らせていくことが求められていると思います。動労千葉の地域を組織している闘いに触れ、ともに闘いながら動労千葉の労働運動を学んでいきたいと、さらに強く思いました(F)。

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連載・介護労働の現場から 〈22〉

変動シフトという支配

介護職場は「変動シフト制」が圧倒的だ。
「シフト制」とは、あらかじめ労働者から希望の休みを聞いておき(月2日までが多い)、雇用者が労働日を指定する制度。
「変動」とは、毎日の労働時間が決まっていないで、1日10時間働く日もあれば、6時間しか働かない日もあり、とにかく1か月の中で週40時間を達成すればいいという制度。
「9時~5時、土日休み」という働き方が天国ならば、地獄の「変動シフト制」。毎月、決まった休日、決まった労働時間がない。二交代制でもシフトは早番・遅番・日勤・夜勤の4シフトが一般的。
例えばこんな具合。
今日は遅番で11時に出勤で夜8時まで勤務。その翌日は早番で朝7時から午後3時まで勤務。その次は夜勤で午後5時から翌朝9時までの16時間勤務、仮眠時間は一応あるが、夜勤一人勤務の場合、交代がいないので、取れない。
その不規則勤務の合間にプライベートな時間をやりくりする。睡眠や食事が不規則になり、オフの時間は昼間シフトの家族や世間に合わせるので、体内時計はすっかり乱れ、眠れず体調不良のまま、次の過重労働勤務につく。

毎月のシフトは管理者が前月末までぎりぎりまで調整してるので、提出した希望休の2日以外は翌月のシフトも休日も不明、予定がまったくたたず、予約も取れない。友人仲間からも見放され、休みになっても一人で過ごす。
介護職場の変動シフトは休みもなく、まさしく〈24時間働けますか?〉の世界。体調を崩して退職・欠勤・早退勤するスタッフも多く、シフトはそのたびに変更される。変更は月に5回はある。そのたびに「私も辞めたい。休みたい」とみんなは嘆くのだ。
なぜ、こんな徹底的に経営者に都合のいい働き方をさせられるのか? しかも、パートは調整弁で、毎月どれだけシフトを入れてくれるかわからないので収入未定の日雇い暮らし。さらに管理者は気に喰わないとシフトを減らして退職に追い込むという手段を取り、それを怖れてパートのサービス残業が常態化する。
介護報酬切り下げで、経営側は正社員を減らし、現場はどこもパートが支えている。でも、こんな状態では高い離職率どころか、倒産する施設も多い。
n0056_03_01a 私は、勤務時間は変動ではないが、フルタイムパートで入職半年、金属疲労状態。きつい仕事、腰痛、しかも、常に労働強化や労基法違反に対しての臨戦態勢。一方、家族や友人は呆れて仕事のグチをきいてくれなくなり、「介護のハナシは一切するな。辞めろと言ってるでしょ。フツーの仕事をしたら」で四面楚歌。誰も認めてくれない労働ほどつらいものはない。
その頃、またケガをすることになった。
(あらかん)

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パンフ『国鉄闘争と労働運動の復権』

国鉄から始まった新自由主義

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先日、青年部で学習会を行ない『国鉄闘争と労働運動の復権』というパンフレットを読みました。このパンフレットはコンパクトになっていてとても読みやすい。
パンフレットを読んで思った感想は、「国鉄分割・民営化や動労千葉の闘いは昔のことではないんだな。僕や私は関係ないし……じゃ済まされない情勢になってきている」と思いました。
暴き出された国鉄分割・民営化の真実、中曽根首相と安部首相の共通性・類似性、国鉄1047名解雇撤回闘争の始まり、そして2010年4月に国労本部が結んだあの屈辱的な政治和解――
国鉄分割・民営化後、労働者に対するものすごい攻撃があり、国鉄分割・民営化により誕生した新自由主義は、安全や雇用、社会保障や労働規制の緩和など、とことん労働者から奪っていったと思う。
たった1%の人間が儲けるために残りの99%が犠牲になるなんて道理が合わない話があるのか。
これはおかしい。
私は、人間らしく生きたい、仕事で死にたくない。ただそれだけのこと。資本はそれさえも奪っていく。さらには戦争までも行おうとしている。
これを止めるには、全国の労働者が協力して闘えば跳ね返せる。もう二度とあの惨劇を繰り返してはいけない。絶対に
……なんてことを考えながら読んでいました。(青年部K)

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すき家で春闘ストライキ方針

組合に入って賃上げ春闘を闘おう

 ちば合同労組は3月14日、すき家の工場部門GFF社の船橋工場で再びストライキを実施します。
GFF社は、賃上げ要求に対する誠実な回答を出してきませんでした。団体交渉も拒否しています。
苦しくなる私たちの生活に見合うだけの賃金を要求するのは、当たり前のことです。
昨年5月29日の肉の日ストに続く、ブラック企業すき家へのストライキです。応援よろしくお願いします。春闘をともに闘いましょう。

n0056_04_01a アベノミクスで株価は上がっていますが消費増税や物価上昇により実質的な賃下げの状況が続いています。
春闘の季節です。今年の春こそ、苦しい現状を打破して大幅賃上げのアクションを起こしてみませんか。「ちば合同労組」はすべての労働者に門戸を開いた地域の労働組合です。

競争ではなく団結で賃上げ

労働者同士が競争関係に陥り、成果や能力主義になってしまえば、賃金が上がるのは一握りの者だけです。労働者全体の賃金は抑制され、企業の総額賃金が減ってしまうことは明白です。
それよりも職場で働く者みんながちゃんと生活できる賃金を団結して要求することが大切だと思います。
〈一人はみんなのために、みんなは一人のために〉
私たちの組合はこの精神で春闘を行います。ぜひ組合に入って春闘を一緒に闘いましょう。

団交回避のすき家

ちば合同労組は1月15日、大手牛丼チェーンすき家の工場部門であるGFF社に対して、労働者全員一律時給10円アップを求める要求書を提出しました。2月末日を回答期限とし、ゼロ回答・拒否回答の場合は3月にストライキを実施することを通告しました。
GFF社は、昨年5月29日の〈すき家肉の日ストライキ〉以来、一貫して労働組合との団体交渉を避けてきました。GFF社にどんな思惑があるのかは分かりませんが、私たち労働組合側は、すき家がブラック企業から脱却する絶好の機会として労使交渉を用意したと考えています。

すき家で春闘スト

すき家・GFF社が安易に賃上げ交渉を拒否するのであれば、ちば合同労組はブラック企業と最期まで闘います。ちば合同労組は3月、すき家に対して春闘ストライキを実施する予定です。応援よろしくお願いします。
誰しも賃金や労働条件、あるいは職場をこう変えたいなどの要求があるはずです。労働組合に加入すれば、団体交渉やストライキもできます。ぜひ組合に入って春闘を!

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【編集後記】

国会で「日教組、日教組」とヤジる安倍首相の姿を見て、労働組合への憎悪がくっきりと表れました。やはり教育労働者を先頭に労働組合が戦争に反対することがカギだとあらためて感じます。戦争の問題と貧困・労働問題は一つです。職場の足下から「戦争」は始まります。沖縄・辺野古の基地建設が米軍の暴力で推し進められる。その裏では、振興策と一体のコールセンターでドンドン解雇が始まっています。「戦後70年」の座長には、郵政民営化をやった西室泰三が就任。JRの葛西会長とともに郵政も戦争に向けて動き出しました。1・20人質事件で、安倍は戦争へ向かっての力勝負に出ました。戦後70年は勝負の年です。5~6月の安保・戦争国会に向かって準備を始めましょう!(K)

銚子市で開催された特急廃止反対の集会に参加しました。かつては漁業と醤油醸造業で栄えた銚子市ですが、今や数年後に財政破綻が必至、数年前には市民病院が破綻し、銚子電鉄も倒産寸前です。誘致した大学への巨額の補助金の償還も絶望的と言われています。他方で、地元の労働組合(地区労)を中心とした闘いで市民病院は今も継続し、特急廃止反対も動労千葉と地元の危機感が結合して動き始めました。労働組合の復権の機会なのかなと思う今日この頃です。(S)

少し前の本ですが千葉大教授・酒井啓子氏の『イラクは食べる――革命と日常の風景』(岩波新書)を読みました。フセイン政権崩壊後のイラク社会を描いたものです。イスラム国の背景を考えさせられました。来年は英仏ロの列強がオスマン帝国を分割したサイクスピコ協定から100年です。中東世界では植民地支配と侵略戦争の長い歴史がいまも続いています。(T)

組合に入って春闘を  ちば合同 すき家で春闘スト方針

労働組合に入って春闘を

ちば合同労組

すき家で春闘スト方針

CGR-logol 働く皆さん。毎日のお仕事、お疲れ様です。

アベノミクスで株価は上がっていますが消費増税や物価上昇により実質的な賃下げの状況が続いています。
春闘の季節です。今年の春こそ、苦しい現状を打破して大幅賃上げのアクションを起こしてみませんか。 「ちば合同労組」は誰でも加入できる地域の労働組合です。

●競争ではなく団結で賃上げを

労働者同士が競争関係に陥り、成果や能力主義になってしまえば、賃金が上がるのは一握りだけです。労働者全体の賃金は抑制され、企業の総額賃金が減ってしまうことは明白です。
それよりも職場で働く者みんながちゃんと生活 できる賃金を団結して要求することが大切だと思います。
〈一人はみんなのために、みんなは一人のために〉。私たちの組合はこの精神で春闘を行います。ぜひ組合に入って春闘を一緒に闘いましょう。

●団体交渉回避のすき家

ちば合同労組は1月15日、大手牛丼チェーンすき家の工場部門であるGFF社に対して、労働者全員一律時給10円アップを求める要求書を提出しました。2月末日を回答期限とし、ゼロ回答・拒否回答の場合は3月にストライキを実施することを通告しました。
GFF社は、昨年5月29日の〈すき家肉の日ストライキ〉以来、一貫して労働組合との団体交渉を避けてきました。GFF社にどんな思惑があるのかは分かりませんが、私たち労働組合側は、すき家がブラ ック企業から脱却する絶好の機会として労使交渉を用意したと考えています。

●すき家で春闘ストライキ

すき家GFF社が安易に賃上げ交渉を拒否するのであれば、ちば合同労組はブラック企業と最期まで闘います。ちば合同労組は3月、すき家に対して春闘ストライキを実施する予定です。応援よろしくお願いします。
誰しも賃金や労働条件などの要求があるはずです。労働組合に加入すれば、団体交渉やストライキもできます。ぜひ組合に入って春闘を!

組合ニュースNo.55(2015/02/01)

setubun-beensちば合同労組ニュース 第55号 2015/02/01

戦争をさせない力はどこにあるか

1月26日、通常国会が開会した。日本が直接攻撃を受けていなくても集団的自衛権に基づいて自衛隊が武力行使できる「存立事態」概念を新たに法律に盛り込むなど集団的自衛権の関連法を国会に提出するという。
安倍首相は40社の企業幹部を引き連れてイスラエルに行き、「イスラム国と戦う」と宣言した。武器輸出を解禁した安倍政権は、イスラエルとは兵器の共同開発にも踏み込もうとしている。人質事件は起きるべくして起きた。
安倍首相は、本気で戦争をやるつもりだ。今でさえ少子高齢社会だというのに戦争で若い命をこれ以上持って行かれたら日本は衰滅するしかない。安倍は果たして戦争が終わった後のことまで考えているのだろうか?
他国を植民地化して奴隷を入れるのか? 今でも介護人材不足解消の為に外国人労働者を入れるという議論がされている。介護職を資格によって二階層に分け、そのさらに下に外国人を入れようという暴論だ。だが奴隷に介護を託せるのか?
あるいは国内で空爆でもやって高齢者人口を減らすとでも言うのか? 支配層のことだからこれくらいのことを考えていても驚かない。安倍は何も考えてないのかも知れないが。
高齢者に対する政府の姿勢は、今の介護・福祉施策を見れば分かる。金持ちにはそれなりの介護を提供し、貧乏人は切り捨てる。家族は困って現代の姥捨て山に父母を預け、そこでずっと拘束されてただ死ぬのを待つだけの最期。
日常的に高齢者と接していると、「早く死にたい」「殺してくれ」という言葉をよく耳にする。しかしそれは高齢者だけの言葉ではない。かつての私も毎日そんなことを考えて生きていた。老いも若きもこの世に生を受けた命が、生きる希望を見出だせないで死を夢見る。なんなんだこの社会は? こんな切羽詰まった社会だからこそ戦争に突き進むんじゃないか?
戦争はこれから起こるかも知れない話ではなく、すでに国内で、身の回りで始まっている。
逆にこういう社会のあり方と一つひとつ対決することが戦争をさせない力となる。
ブラック企業禁止法を期待している人もいるが、そもそも労基法を守らないのがブラック企業feb01_a03だ。労基法を守らせるのは労働組合の闘いがあって現実性を持つ。お上への請願ではなく、下からの突き上げが社会を変革する真の力だ。
動労千葉の中野洋前委員長は「労働組合運動の中で、労働者階級は、自分たちが権力を握った時の能力を身につける」と言った。「動労千葉の乗務員の方が会社側よりよほどうまく列車を動かす」と言った。
そういう介護労働運動を作り上げたい。

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介護労働の現場から〈21〉役割分担

介護労働の現場から〈21〉
2014年02月01日

役割分担

現場の労働条件が労働者本位で改善されていき、みんなに連帯意識が生まれ、笑顔で励ましあいながら仕事に取り組むと、あれほどつらかった仕事が、楽になってきたような気がした。
職場の雰囲気がいいので、本社のフランチャイズ担当が加入志願者を連れてよく見学にくるようになった。社長も評価してくれて、みんなを居酒屋でおごってくれたりした。
そのような中で力石さんのサボリがクローズアップされるようになり、仕事を公平に分け合うために、役割分担マニュアルを作ることになった。

担当するのは、経験豊富な女性パートの安川さん。
力石さんは反発し、「そういうのは責任者が作るもの」とクレームをつけたが、責任者は「俺は素人だからできねぇよ。提案があるなら、安川さんにどんどん言ってね」。いいぞ! 体育会系の実力主義。
力石さんはそれでも「パートがやる仕事じゃないよ。組織の秩序が……」なんてごねていたが、かなわないとなると、その矛先は安川さんへの露骨な嫌がらせに変化した。
嫌がらせというのはオープンにして、笑い飛ばすのに限る。さっぱり系の安川さんはそのことをよく心得ていて、さっさとみんなからヒアリングをして、役割分担表をパソコンで作ってきた。
役割分担表をみて、責任者は「いいね。なるべくこれに従ってやってね。やれないときは俺に言ってね」と、お墨付き。それ以来、力石さんがサボってると、この表を指さして、「力石さん、○時までにこれやってね。ヨロシク!」と指サイン。力石はしぶしぶやる。
さて、力石、やりきれない管理者への不満を次にどこにぶつける? やっぱり私にきた。
「あらかんちゃん、いつまで腰痛? もう一か月半も経つよ」。

昼間は二人しかいないので、安川さんは役割分担を身体介護系のAと家事・レクレーション系のBに分けた。私は腰痛のため、圧倒的にB担当。安川さんによると、「それぞれ得意分野や体調があるので、AとBの交代は自由」。
責任者も「あらかんさんは腰痛で当分Bになるけど、料理得意だし、レクも評判いいし、困ったときはお互い様。フォワードもいれば、ディフェンダーも必要」とフォローしてくれてたのに、力石は「そもそも介護で腰痛なんて甘えたことを…」とチクチクいじめる。
「まだ医者にかかっているし、もう少し待ってね。ごめんね」としか言えない。
責任者が休憩交代に来た。「力石さんは、サッカーでいえば、ミッドフィルダーだよ。攻め、守りなんでもできる。社員は違うね。なぁ、あらかんちゃん」
力石はほめられて何も言えなくなってしまった様子。いいね、サッカー野郎。拍手!
(あらかん)
(ちば合同労組ニュース55号から)

介護労働の現場から〈20〉独り労組

介護労働の現場から〈20〉
2015年01月01日

独り労組

私が腰痛で休んだのは一日だけで労災は医療費に対して支払われた。
排せつや入浴、移乗などの身体介護ができなくなり、料理や掃除、洗濯、レクレーションなどの仕事に専従した。他のスタッフは私の分まできつい身体介護をこなしてくれた。
私が「悪いね」と言うと、「あらかんさんのおかげで、定時に帰れるようになったし、休憩取れるようになったし、健康保険や厚生年金はいれたし、感謝しているよ」という。有り難かった。
「労組委員長」というニックネームがついた。みんなが労働条件のことで私に相談してくるからだ。
なぜ、直接、責任者に言わないのか? 経営者に睨まれる、やめさせられるのがこわい…と言う人もいた。だったら、みんなで言えばいいのに。
いままで労働組合には縁がなく、労働者で連帯することより、労働者間で足の引っ張り合いをし、いじめられるという職場を経験してきた人が多かった。
不満なことは会社に言って改善しようとしないで、会社を去る。介護の世界は、数日、数か月でやめてしまう人が多い。
そうして渡り鳥みたいに横断的に職場を転々とする。介護業界は慢性人手不足で、次の職場はすぐに見つかるからだ。
あと、連帯をこばむのは、24時間変動シフト制、組む人が毎日入れ替わりで、しかも超過密勤務。労働者同士、休憩時間や勤務後にグチをこぼす時間も体力もない。新人が入ってもシフトが合わず、何か月も紹介されないうちに退職しちゃったなんて、日常茶飯事。
同じ職場でも、それぞれが別々に契約している個人事業主のようなもので、分断され仲間意識もないので、経営者に思うように支配される。労働時間、社会保険、有給休暇などの当然の権利までも主張しなければ、経営者は無視する。
今時、タイムカードは手書き、毎日、定時時間を記入させ、しかも給与計算をまちがっている。それでもみんなはこわくて「(支給額は)少ないよ」と言えない。
私は、ゼロから一つずつ権利を獲得していった。責任者に言い、それで改善がなければ本社に電話をかけた。よりどころは「労働基準法」。そして、シフトが合ったスタッフには「健康保険入れるよ」「有給取れるよ」と言いふらした。
それで、みんなが恐る恐る「あらかんさんが言ってましたけど…」と責任者に申し出るのだ。言えない人は私が代わりに言う。
なんて、手間のかかる。でも、そうやって職場の労働条件が確立すれば、みんなの表情が明るくなり、仲間意識ができる。スタッフが安定していれば、利用者に質の高い介護を提供することができる。労働組合がないのなら、独り労組でもいいか。
(あらかん)
(ちば合同労組ニュース54号から)

組合ニュースNo.54(2015/01/01)

ちば合同労組ニュース 第54号

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労働組合が意味を持つ時代

p0054_01_01a 12月の衆院選で、動労千葉の顧問弁護士である鈴木達夫さんが東京・杉並区から立候補し、約1万7千票を獲得しました。
数多くの労働裁判を手がける鈴木弁護士は労働運動の復権を選挙で訴えました。
「この社会を動かしているのは労働者。その労働者が主人公の社会をつくろう」「新たな労働者の党を」
自民党政権は、経団連や業界団体など財界の力を背景にして戦後日本を支配してきました。これに対して社会党・総評ブロックは、労働組合の力をバックに自民党・財界に対抗してきましたが、1980年代の国鉄分割・民営化による労働組合の後退と変質で、そうした労組も野党もいまやほぼ存在しない状況です。
しかし、会社や経営者の力の源はどこにあるのか。それは労働者が働くことにしかありません。会社の利潤は労働者が働く以外に生じない。だから労働者の団結こそが企業や資本家に対抗しうる物質力となるのです。
年金や医療など社会保障制度が次々に破壊され、弱肉強食むき出しの新自由主義が吹き荒れる中で、労働者がもう生きられない時代に来た。
今まで見えなくさせられていた、あるいは見ないようにしてきた「世の中の真実」が誰の目にもはっきり見えるようになり、少しずつだが労働組合の存在が社会の中で注目を集め、見直されるきざしを感じます。
動労千葉は、国鉄分割・民営化に反対して1100人の組合員が2波のストを行い、その後四半世紀、闘いを継続してきました。労働運動の旗を守ってきたことが大きな意味を持つ時代が来ているのではないか。そう感じています。
昨年は、「地方自治体消滅」という報告が話題となりました。千葉県でも今後十数年で財政破綻や人口減で自治体が維持できなくなる市町村が多数予測されています。
労働組合こそが幅広い人びとの「紐帯」「連帯」「団結」の土台になるべき時が来ています。社会保障制度の解体やローカル線廃止、自治体消滅、改憲や戦争など、労働組合の課題は大きいと思います。
ちば合同労働組合は、介護分野での組織化を進めたいと議論しています。2000年に施行された介護保険制度そのものに反対する立場を現場で働く労働者の言葉で明らかにすることが課題です。
2015年を飛躍の年にして行きましょう。

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介護労働の現場から〈19〉腰痛は労災でしょ

介護労働の現場から〈19〉
2014年12月01日

腰痛は労災でしょ

私に対する医者の診察時間は20分を過ぎて看護師たちがイラついているのがわかった。「何か事件はなかったですか? 腰をいためるような」と医者が言い出した。
私は大柄な井村さんへの介助を思い出した。ベッドから車いすへの移乗、車いすから椅子への移乗などは抱きかかえて持ち上げる。介護用ベッドでない低床型ベッドでのおむつ交換や着替えは前かがみの中腰状態。家庭用浴槽での入浴介助は、浴槽を跨いでもらうのに、利用者の体を支えながら持ち上げる。
「そういえば、浴槽に入浴してもらうときに、私が浴槽に入り、浴槽の外に立っている利用者を支えて一足ずつ浴槽に入ってもらうんです。そのときに、腰がクキっと…」
「それは事件です。日時憶えていますか?」
井村さんが最初に風呂に入った日、私は不安だったけど、1人で最初から最後まで入浴介助した。そのときに、腰も痛かったが、足の小指を思い切りドアにぶつけて痛くて、1週間も痛みが続いた。
足指のレントゲンも撮ることになった。骨折していた。医者はぎっくり腰と骨折で労災の診断書を書いてくれたので、それを管理者に見せた。「労災、いいよ。本社に訊いてみるね」とすんなりOK。
ところが力石は、「ほぉ~、ローサイ、介護の世界ではそんなのきいたことないね」と鼻で笑う。彼は、「介護の世界では」というのが口癖だ。昔の姑みたいなやつで、私が苦労していても、仕事はわざと教えない。自分はサボるくせに、私には「やらなきゃだめだよ。仕事でしょ」と押し付ける。
介護は重労働だ。動かない人を抱かえ、持ち上げ、支える。物だったら持ちきれなければ手を離せばすむが、人だからケガをさせてはいけないので、自分が極限まで無理をする。24時間不規則労働による睡眠障害、結核や肝炎などの感染なども労災だろう。
しかし、使命感ばかり強調されて、職場の安全衛生についてはノーマーク、医者が言っていた重量物取扱いも法的拘束力がない。建設や運輸では重量物は機械が取扱う。介護施設では介護機器は金がかかるし効率が悪いと導入が進んでいない。

でも介護業界、いいかげんに目を覚ませ。介護機器をケチって労働者が身体を壊し、どんどん辞めていく。リクルートコストが嵩み、未熟なパートや派遣だらけの現場、その「カネ」「効率」の悪さ。業界全体、経営の近代化が必要だ。
労災は本社の社長決裁でOK、ただ手続きは自分でやれということなので、労基署に行く。受け付けてくれて、後に職場へ電話で事情聴取があり、労災は許可された。
(あらかん)
(ちば合同労組ニュース53号から)

組合ニュースNo.53(2014/12/01)

ちば合同労組ニュース 第53号

p0053_01_032014/12月号

牛すき鍋復活!?すき家に未来ない

5月29日のすき家ストのきっかけになった牛すき鍋定食がすき家で復活しました。
今回は準備の手間が簡素化されワンオペでも大丈夫だと宣伝しています。しかし、過酷な労働環境はまったく改善されていません。雑誌の特集でも、「ワンオペをやめる」ということで深夜0時~5時を二人体制にしたようですが、しわ寄せで朝の忙しい時間帯での労働が一人勤務になり、「地獄」なんだと記事になっていました。
現在、すき家は深夜二人以上の体制をとれない6割の店舗で深夜休業しています。この関係ですき家の工場では牛丼材料の製造量が落ち込み労働時間の減少で収入が大幅に減りました。
店舗でのワンオペも、工場での「労働時間の減少」も、非正規雇用を使い捨ての労働力としか見ないすき家の現状をよく示しているといえるでしょう。
すき家は、非正規職労働者を低賃金で過酷な労働を強いるために採用してきました。これに反発した労働者が反乱をおこし「肉の日ストライキ」闘争まで上り詰めたことは誰でも知っていると思います。非正規労働者を虫けらのように扱うすき家に未来はありません。また、派遣法を改悪して労働者を非正規に縛り付けようとしている安倍政権は倒さなければなりません。
ヨーロッパでは「同一労働同一賃金」の考え方が一般的で、正規も非正規も同じ仕事をしたら同じように賃金をもらうのが当たり前だそうです。フランスではもっと考えが進んでいて、非正規の方が身分が不安定なだけに正規よりも多く賃金がもらえるそうです
すき家に限らず低賃金で過酷な労働を強いるために非正規を採用しているすべての企業で労働者は立ち上がろう。派遣法改悪反対・非正規職撤廃、労働組合の力で世の中を変えよう。(委員長)

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