安倍政権の改憲と戦争に反対の行動を!
特定秘密保護法の制定(13年12月)、武器輸出三原則の撤廃(14年4月)、そして集団的自衛権行使容認の閣議決定(同年7月)と、安倍政権は改憲に一気に突き進んでいます。安保法案の審議も始まりました。
国会で安倍首相は「海外派兵は一般に禁止されている」と断言した直後に、ホルムズ海峡での機雷掃海は「例外的に認められる」と悪びれずに答弁しています。「米軍艦船が相手国の領海で襲われたら」と聞かれると自衛隊の武力行使の可能性を否定せず……という感じです。
安倍という人物は、ウソをついても罪悪感は一切もたない。自分の言動に責任をとる気がまったくない恐るべき人物です。そんな人間が目の前の支配の崩壊とその危機に衝動的に突き動かされて改憲や戦争に突き進んでいます。
日米戦争を始めた時の首相で東条英機という人がいます。きわめて真面目・几帳面な性格。他方で反対者にはきわめて狭量。現状把握もできず憲兵を使って反対派を抑え込み戦争に突き進んだ。
もちろん東条のキャラで戦争になったわけではありません。が、現実の歴史はこういう人物によって展開されるものなのかもしれません。
とはいえ、今はそんな皮肉を言っている場合ではありません。老若男女、戦争に反対する気持ちは奥深くしっかりあると思います。みんなの気持ちを動かす闘いが必要です。60年安保闘争やベトナム反戦のように労働組合の役割は重要です。
機会があれば、ちば合同労組でも国会へ行ったり、集会にも参加したいと思います。(T)
ちば合同労組ニュース 第59号(2015年6月1日発行)より