私は、自治体が運営する火葬場の霊柩車の運転手です。

今から3年前、「労働組合をやめるまで仕事をさせない」と言われて一切の業務から排除されました。その後3年近く机に一日中座っているだけの状態にさせられました。さらに「勤務時間中にビラを配布した」ことを理由に停職1月の懲戒処分が発令されました。
私の働く火葬場では民営化の動きが強まっており、民営化反対の声が上がることを恐れて労働組合員の私を排除しようとしたのです。私の机の前にはホワイトボードが設置され、周囲から隔離されました。回覧板は回ってこず業務の情報の一切から排除され、書類のシュレッダーかけや訂正用シール貼りしかさせてもらえませんでした。最近の話題の「追い出し部屋」そのものです。

労働組合として団体交渉と裁判を通して2012年10月、ついに職場復帰をかちとり、原職の霊柩車の運転の仕事に戻りました。「停職処分の撤回」「仕事はずしの精神的苦痛への損害賠償」を求めた2つの裁判では慰謝料支払いも命じさせました。
裁判などを通して、自治体側の不当性が明らかになり、市役所の中からも疑問の声が上がり、追い詰めていきました。

自治体業務の民営化は、非正規雇用への置き換えや安全の後退などをもたらします。もとの業務に復帰することで民営化にストップをかけ職場を守るという姿勢を崩さずにがんばったことが勝利のポイントだと思っています。

管理職からの陰湿なパワハラや本来の仕事がさせてもらえない3年間の「追い出し部屋」は本当につらいものでしたが、最後は職場の仲間と組合の力で勝利が決まったと思っています。

 (自治体職場・Wさん)