地域、同業種・職種の連帯感を生みだす統一闘争を

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地域、同業種・職種の連帯感を生みだす統一闘争を

 

 米国に本拠地を置く、超巨大多国籍テクノロジー企業アマゾン社で労働組合の結成の是非を問う投票が行われ、3月30日から開票作業が始まったことが報じられています。
 労働組合の結成を目指しているのは、南部アラバマ州にあるアマゾン配送センターで働く労働者。経営者らが高額報酬を得ているのに対し、自分たちの賃金が低すぎるうえ、休憩時間も厳しく制限されていると待遇改善を訴え、配送センターで働く5800人を対象に労働組合の結成の是非を問う郵便投票が行われたのです。過半数の賛成が得られれば米国では初めてアマゾンの労働組合の結成が認められることになります。
 一方、アマゾン社は労働者に反対を働きかけ、現地メディアはアマゾン社が投票結果に異議を申し立てたり、組合との協定締結を拒否する可能性もあると伝えています。すでにグーグルでは組合が結成されており、続いてアマゾンでの組合結成は大きなインパクトを与えます。
 ところで岩波新書『労働組合とは何か』を読んでみました。著者の木下武男氏の労働組合論は「これより低い労働条件では働かないぞ」という労働者同士の約束を守ることにフォーカスを当てた団結論で、とても興味ぶかい。

 

 木下氏は、現在の労働者の現状について、経営者のひどさだけに起因させず、むしろ労働組合が極端に力を失っていることにあると訴えます。労働者・労働組合の内側から問題を提起し、労働者同士の競争を排除し、団結と労働組合をどう形成するのか、と問題を立てています。
 木下氏は業種別・職種別の組織化を提唱し、ある業界の特有の問題性をとらえ、闘いの萌芽を作り出し、それを業界全体に拡大して、共通規則(闘いの共通スローガン)として整理し、集合取引を目指す運動を提唱している。

 

 また、3月の労働学校では、大阪市港区の金属関係で企業の塀を超えた運動を展開する港合同の話も興味深かった。
 私たち地域合同労組も、物流、介護、運送……それぞれの業種・職種で働く労働者の連帯感を組織し、地域で最もひどい職場に照準を当て、それを地域の支援や業種・職種の連帯で包囲し、変革していく闘い方は検討されてもよいのではないか? 米アマゾン労組のようなインパクトある闘いをつくるべく討論を進めていきたい。(書記長S)

 

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労働学校へご参加を

 

テーマ 動労千葉の歴史と闘い
日時 4月17日(土)13時~ 講師 田中康宏(動労千葉前委員長)

 

 ちば合同労組は組合として集団受講しています。ぜひご参加を。動労千葉が日本の新自由主義の始まりである国鉄分割・民営化と闘って40年。その教訓とは? 新由主義と闘う階級的労働運動を提起します。

 ちば合同労組ニュース 第129号 2021年4月1日発行より