不当雇い止めに対し公開質問状
秋山市長のゼロ回答に怒り!
全国初とも言われる柏市の会計年度任用職員(環境部南部クリーンセンター)の9月末の雇い止めについて、ちば合同労組と内田博紀市議が連名で秋山浩保柏市長に提出した公開質問状の回答が10月12日付で送られてきました。
内容は従前の市の説明を繰り返すもので「民間委託を理由にして雇い止めにしたこと」「全国で異例の6か月任用にしていること」などをすべて「問題ない」とする内容でした。
実態を全く無視
質問所ではさらに、会計年度任用職員が仕事を覚えるために休日に自主的に収集車のルートを走ったり、時には正規職員へ仕事を教えている実態について、あるいは相対評価で選別されることで職場が生き残りゲームのようにぎすぎすしてしまう懸念について、市長の見解を問いましたが明確な答えはありませんでした。
ちなみに「人事評価」の実態は、いったい誰がが確認していたのかはっきりしないもので、ある人は「声が小さい」「(出勤時の私服の)服装がよくない」ことが低評価の理由になっていました。
柏市は半分以上の業務を非正規公務員や委託先の民間労働者が担っている現実をまったく無視して、会計年度任用職員の身分保障はまったく配慮する必要ないことをあらためて意思表示したのです。
ちば合同労働組合は、今回の雇い止めの撤回と市長の責任追を今後も力強くそして粘り強く行っていきます。また来年度末にも懸念される非正規公務員の大量雇い止めをストップさせるために、ちば合同労組へ加入して共に闘うことを呼びかけます。
ちば合同労組ニュース 第123号 2020年10月1日発行より