汚染水の海洋放出に世界中で抗議 いわき

組合活動

汚染水の海洋放出に世界中で抗議

いわきで抗議行動 港湾など地元労組が先頭で

 8月24日、福島第一原発から汚染水海洋放出が強行された。岸田首相は、「関係者の理解なしに処分しない」との文書で確認した2015年の約束を破り、地元の漁業関係者と会わずに放出した。
 これは日本と福島の問題を超えて全世界的な問題になっている。中国だけでなく、フィリピンやマレーシアなどの東南アジア、フィジーなどの太平洋諸島の国からも巨大な反対行動が起きている。韓国では最大の労働組合である民主労総が5万人の汚染水反対行動(8月27日)の中心に立っている。

地元の労組が声

 何より福島の人たちは怒っている。放出後、いわき市の地元4労組を土台に「国・東電による海洋放出反対!8・27全国行動」が行われた。小名浜イオンモール前の歩道には500人超が集まった。
 発言には、地元の市議や国会議員、漁民の怒りのこもった発言もありました。韓国の議員や漁民の代表が参加し、連帯の意を表明しました。
 特徴的だったのは、全港湾の青年組合員約100人が集会を支えていたこと。海は彼らの仕事場。それが30年間も放射能汚染される。全国の港湾労働者が我が闘いとして立ち上がっています。

全港湾/港湾産業に従事する労働者でつくる労働組合の全国組織。

 ちば合同労組ニュース 第158号 2023年09月1日発行より