労働組合ここにあり! 2・4春闘集会が成功

組合活動

労働組合ここにあり! 2・4春闘集会が成功

初めての春闘集会

 ちば合同労働組合は2月4日、春闘集会を開催しました(写真)。組合として春闘集会の単独開催は初めての試みでしたが、組合員をはじめ県内から約50人の仲間が集まりました。それぞれから生きた労働運動の具体的な報告が出され、お互いの取り組みを励まし合うような、エネルギーあふれる集会でした。

各職場の取り組み

 冒頭に、執行部から今春闘の状況と時代情勢について基調提起を行いました。英国で巻き起こる50万人規模のゼネスト、ウクライナ戦争と物価高騰の歴史的情勢、インフレの中で闘われる23春闘の意義などを確認しました。
 その後、現場組合員から発言を受けました。
 ZOZOユニオンからは、時給と手当のアップを求める春闘への意気込み、一つひとつ労働問題を解決し、加入希望者が増えている報告がありました。介護福祉で働く仲間からは春闘アンケートを実施し、職場の仲間と厳しい討論を通して組織拡大したことを報告。遠距離通勤と追い出し部屋と対決して60歳以降の再雇用を実現した闘い。パワハラと退職強要、恣意的な人事評価との闘って雇い止めを阻止した闘い。「そんな職場があるのか」と皆が驚くような職場の現状に耐えかねて労働相談にやってきた新規組合員のあいさつなど、約10人から具体的な職場報告を受けました。
 ベテラン組合員から最近加入した仲間まで、思い思いに労働運動に対する熱い思いを語りました。

労働組合が必要だ

 ちば合同労組はこの1年で組合員数は増加しましたが、一堂に集まる場を設けることができずにいました。しかし、今回、組合の底力を具体的に感じられるものになりました。
 一見孤立しているように見える職場の困難な現実もありますが、地域の組合の仲間やその闘いとつながり、全体として一つの闘いとして感じられることによって、組合員自身のパワーに還元される集会となりました。
 ある組合員が「今は労働組合がないと普通に働ける人が働けない」と語りました。おかしいことにおかしいと言うためには労働組合が必要です。切実に組合が求められていると感じます。
 「自分たちの職場に自分たちの労働組合をつくろう」の運動が求められています。ちば合同労組は県内の様々な職場に労働組合をつくります。組合では、またこのような企画を開催します。左記の3月25日の労働学校や4月2日の職場交流会にぜひお集まりください。(副委員長)

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労働学校へご参加を

テーマ 戦争と改憲
日時 3月25日(土)13時~ 講師 谷新吾(関西生コン労組書記次長)
 組合として集団受講しています(受講料は組合負担)。講師は関西生コン労組の武谷書記次長です。産業別労働組合として画期的な運動を展開してきた関西生コン労組の実際の経験を聞く機会です。この間の厳しい弾圧との闘いと支援も含めて大結集をお願いします。

 ちば合同労組ニュース 第152号 2023年03月1日発行より