組合活動 替え時間は労働時間/イケア、着替え時間の賃金払わず 9月から支給 実践的に考える職場と労働法 替え時間は労働時間 イケア、着替え時間の賃金払わず 9月から支給 家具小売り大手のイケア・ジャパン(千葉県船橋市)が06年の開業以来、制服の着替え時間について労働者に賃金を支払っていなかったことについて、9月1日から着替え時間分の賃金を支払うことになった。毎日新聞が報じた。 00年の最高裁判決(三菱重工業長崎造船所事件)は、労働時間について「労働者が使用者の指揮命令... 2023.10.06 組合活動連載・介護労働の現場から
公務員・教育 深刻化する教員不足と長時間労働 実践的に考える職場と労働法 深刻化する教員不足と長時間労働 給特法の撤廃―労働時間の把握と増員は必須 教員の働き方をめぐり中央教育審議会(中教審)の特別部会が8月28日、〈危機的な状況にあり、社会全体で取り組むべき〉だとする緊急提言を取りまとめた。 具体的には、「登校時対応」「校内清掃」「休み時間の対応」など14業務について、地域やスタッフなど教員以外への分担や負担軽減を進め、年間の授業時間数... 2023.09.06 公務員・教育制度・政策連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 『介護職のリアルと突破口』発売中 新聞各紙の記事掲載さる 『介護職のリアルと突破口』発売中 ちば合同労組から10月に出版された『介護職のリアルと突破口』が新聞各紙で取り上げられ好評販売中です。11月12日付東京新聞、11月21日付毎日新聞、さらに11月23日付船橋よみうりでも紹介されました。 地方版の記事なので注文は県内が中心ですがネット記事も配信されたのめ全国からの本の注文も少なくありません。 注文が一番多いのは高齢世代で、介護施設の入所先から「... 2019.12.04 連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 「介護職のリアルと突破口」あらかん著 書籍出版 ちば合同労組ニュース連載が書籍になります 「介護職のリアルと突破口」 高齢者が増え、介護は身近になっている。しかし、その介護の現場で何が起きているのか? 特に施設介護の閉じられた現場で、介護労働者がどのような働き方をしているのかは、一般にはほとんど知る機会がない。 その一方、介護職員による虐待や殺人などの事件ばかり報道され、介護従事者はどうもロクでもない人たちという悪いイメージがある。 連載... 2019.10.03 連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈最新レポ⑦〉介護者を解放する 連載・介護労働の現場から〈最新スペシャルレポー⑦〉 介護者を解放する 介護労働者の開き直り 会社の違法性は、年金事務所の「介入」により、私の社会保険加入や勤務実績は証明され、一か月分の給料は振り込まれた。 私は退職後、半月で転職した。 私の退職後も、ドミノ倒しのように職員が次々といなくなり、あまりの過重労働で体調不良の職員ばかり。業務分担や責任のなすり合いで職員の人間関係は最悪になり、入居者... 2018.05.03 連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈最新スペシャルレポート⑥〉ブラック会社のルール 連載・介護労働の現場から〈最新スペシャルレポート⑥〉 ブラック会社のルール ●破れかぶれの報復 私の手元には、会社印のある採用通知書、雇用契約書、退職証明書。さらに発行された健康保険証と雇用保険被保険者証のコピー。タイムカードのコピーはないが、出勤日は手帳や日記にも記録してある。1か月分の研修資料、施設のマニュアル。書類だけでも、これらは採用も1か月の勤務実績もあったことを証明している。 一方... 2018.03.27 連載・介護労働の現場から
医療・介護 連載・介護労働の現場から〈最新スペシャルレポート⑤〉短期退職者への報復 連載・介護労働の現場から〈最新スペシャルレポート⑤〉 短期退職者への報復 ◎辞めよう 入社して本社研修後、施設に配属され、5日目でもう耐えきれなくなった。お年寄りをモノ扱いし、介護してやっていると上から目線で接し、弱みにつけこみ、食い物にする。そんなのは、介護ではない。 高い時給の正体は、(人手不足による)放置とぼったくり。 犯罪ではないか。こんな施設も存在するのだと思った。派遣職員たちは正社... 2018.02.27 医療・介護連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈スペシャルレポート④〉悪徳サービス 連載・介護労働の現場から〈最新スペシャルレポート④〉 悪徳サービス ●満足サービス 一般的に介護施設には、レクと呼ばれる体操、カラオケ、塗り絵、書道…。さらには誕生会、敬老会といったイベント。その他、花見、外食、買い物、遊園地など外出する機会もある。 レクの費用は介護保険からは支払われないので、利用者から徴収してよい。参加、不参加は自由なので、利用者や家族に相談して決める。企画からアテンドまで... 2018.02.02 連載・介護労働の現場から
医療・介護 連載・介護労働の現場から〈最新スペシャルレポート3〉人手不足下の職員 連載・介護労働の現場から〈最新スペシャルレポート3〉 人手不足下の職員 モノ扱い 国の配置基準の60%しか人がいない超人手不足、ワンフロアに30人ほどの入居者がいるが、そのフロアの職員配置は、多くて1人、ゼロの日もよくある。入居者の緊急コールは、他の階の職員のPHS電話に受信するようになっているが、手が離せないことがほとんどなので無視する。その結果、事故が多い。 入居者がベッドから転落してもい... 2018.01.17 医療・介護連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈スペシャルレポート②〉人手不足とは何か 連載・介護労働の現場から〈最新スペシャルレポート②〉 人手不足とは何か ▼人手不足の結果 人手不足だと、介護職員は時間に追われ、すべてを効率優先、利用者の尊厳は二の次になる。 たとえば居室におむつ替えに入り、ドアを閉めない。うっかり忘れたのではなく、ドアを閉める心のゆとりがない。あるいは、臭いがこもらないように、わざと開けておく。 これは、性的虐待になる不適切ケアである。さらに廊下にまで臭いが... 2017.12.04 連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈働き方編15〉労働組合という選択肢(2) 連載・介護労働の現場から〈働き方編15〉 労働組合という選択肢(2) よし、やってみよう 介護労働こそ労働組合 これまで、介護現場への入職から仲間づくりまでの働き方を書いてきた。これまでの段階で、思っていることを言う→本音で行動する→小さな交渉を重ねる→信頼のおける仲間がかなりの数揃ってきた等の条件をクリアできていたなら、いつでも労働組合を結成することができるはずだ。 介護労働者にこそ労働組合... 2017.10.05 連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈働き方編14〉労働組合という選択肢(1) 連載・介護労働の現場から〈働き方編14〉 労働組合という選択肢(1) 労働組合? 役に立つ? ▲働かせ方 なぜ、働くか? 生きていくためには日銭稼がなきゃ。多少、おかしいと思ったことでも、割り切って働けば、そのうち慣れてしまうもんだ。労働とはそんなものだ。 でも、たとえば、同じ職場で働く仲間が、会社のためにめちゃ残業して、身体はボロボロ、精神不安定、あげく家族とは離別し自殺してしまったら…、弱... 2017.10.05 連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈働き方編13〉/仲間づくり(3)フットワーク 連載・介護労働の現場から〈働き方編13〉 仲間づくり(3)フットワーク ▲茹でガエル 国から事業所に払われる介護報酬はどんどん削られて、経営側は経費のコストを下げている。 いきなり人員を解雇したりはないが、離職した人員の補充をしないとか、パートの増員で補う。ボーナスや手当減給、業務体制の見直し。光熱費、物品などの経費削減…。 労働者がモチベーションを下げないように、少しずつコストをカットして... 2017.08.02 連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈働き方編12〉仲間づくり(2) 連載・介護労働の現場から〈働き方編12〉 仲間づくり(2)コミュニケーション ▼メンタル研修のムダ 介護労働は、一日中歩き回っているといっても過言ではない。勤務中、他の職員と業務以外で口を利くヒマもない。シフト制で勤務時間が合わないので、帰りに飲み会なんてまずない。プライベートなことはほとんどわからない。 そんな薄い関係でどうやって仲間づくりができるんだろう。仲間どころか労働に対する感想や不満... 2017.07.11 連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈働き方編11〉/仲間づくり(1) 連載・介護労働の現場から〈働き方編11〉 仲間づくり (1)立ち位置 ▲お局さま 介護職の離職理由の№1は、職場の人間関係である(最近は、施設の理念や運営に疑問という理由と拮抗している傾向にある)。 働く前には、職場風土や人間関係はほとんど分からず、もう運命みたいなものだ。しかし、介護の現場には独特な特徴がある。 まず、女性が多い。施設介護で女性の割合が75%、それも40歳以上が過半数。夜勤... 2017.06.04 連載・介護労働の現場から
連載・介護労働の現場から 連載・介護労働の現場から〈働き方編10〉 連載・介護労働の現場から〈働き方編10〉 介護は専門職 *偏見と蔑視に満ちた仕事 介護は、以前は家族の役割であった。子どもを育て、お年寄りの世話をするのは、家族の無償労働であり、主に女が担ってきた。 2000年から介護は措置ではなく、保険制度による国との「契約」となり、介護という仕事も、労働者としての対価が与えられなければならなかった。 しかし、訪問介護にしろ、施設介護にしろ、女なら誰でもで... 2017.05.07 連載・介護労働の現場から