制度・政策 裁量労働制の適用拡大の動き/解釈変更だけで適用拡大 実践的に考える職場と労働法 裁量労働制の適用拡大の動き 法律に手を加えず解釈変更だけで適用拡大 実際の労働時間にかかわらず一定の時間を働いたとみなす「裁量労働制」の適用拡大について、年末、厚生労働省の労働政策審議会労働条件分科会で議論が煮詰まっています。なんと法律に手を加えず〝解釈変更〟だけで押し通そうというのです。トンデモナイ話です。 捏造データ問題 覚えているでしょうか? 安倍政権時代... 2022.12.27 制度・政策連載・職場と労働法
制度・政策 保育労働者 深刻化する人手不足と過酷な労働環境 保育労働者 深刻化する人手不足と過酷な労働環境 一斉退職や組合加入しストライキの事例も 園児を虐待したとして静岡県で保育士3人逮捕、富山で2人が書類送検など、保育所をめぐる事件や報道が増えている。県内でも松戸市の認可保育所について同様の事件が報じられた。2021年の認可保育園における重大事故(死亡・30日以上の治療)件数は過去最多。 保育の現場は常に人手が足りず、ギリギリの状態で運営しているこ... 2022.12.27 制度・政策医療・介護
労働映画 映画紹介『ベトナムの風に吹かれて』 映画紹介『ベトナムの風に吹かれて』 松坂慶子主演の日本とベトナムの合作映画(2015年)。ベトナムで働く日本語教師が80歳を過ぎた認知症の母親と共にベトナムでの生活を綴ったエッセイ『ベトナムの風にふかれて』が原作。実話とのこと。 ベトナムの首都ハノイで日本語教師として働く佐生みさお(松坂慶子)のもとに父の訃報が届く。故郷の新潟で目の当たりにしたのは認知症のため夫の死さえ理解していない母(草村礼... 2022.12.27 労働映画
医療・介護 拡大する英ゼネスト/看護協会が初のストライキ 年末年始に拡大する英ゼネスト 王立看護協会が初のストライキ 空前の看護師スト 英国では年末から新年にかけて過去30年で最大規模の歴史的なストライキが闘われている。鉄道・バス・空港・郵便・教員・高速道路・出入国管理職員など公的サービスを担うあらゆる労働組合のストライキがクリスマスから年末に連鎖的に行われた。 とりわけ世界に大きなインパクトを与えたのが国営医療の国民保健サービス(NHS)で働く看護... 2022.12.27 医療・介護組合活動
制度・政策 労災認定、事業主の不服申し立て制度の新設の動き 労災認定、事業主の不服申し立て制度の新設の動き 労災に関する2021年度のデータ公表があり、年末は労災に関する報道が多かった。アスベストの労災認定は1011人。発症までの潜伏期間が長く、今も毎年1千人前後が労災認定されている。 精神障害による労災の請求件数も増加傾向で21年度は2346件。またトラック運転手の過労死労災は全産業でもっとも多いことが、残業時間が規制される「2024年問題」と合わせ... 2022.12.27 制度・政策