制度・政策

都労委がウーバー社に団交命令

実践的に考える職場と労働法 実態からウーバー配達員の「労働者性」認定 都労委がウーバー社に団交命令  東京都労働委員会が11月25日、ウーバーイーツ配達員が労働組合を作って団体交渉を求める権利があるとする決定を出しました。ウーバーイーツユニオンは運営会社に対し配達中に事故があった場合の補償や報酬の決め方の透明性などについて団体交渉を要求していました。しかし会社が拒否していたため、一昨年3...
物流倉庫・運輸

世界で怒りの行動 労組結成の追い風

物価上昇に対し賃上げを要求 世界中でストライキが頻発・継続中 労組結成の追い風  ウーバーイーツに、配達員組合との団体交渉に応じるように求める東京都労働委員会の決定が出ました。20人でつくる組合(ウーバーイーツユニオン)が、ウーバーで働く労働者(約10万人)の待遇改善のために3年がかりの奮闘を行い、つかみとった画期的勝利だ。  これまでコンビニオーナーやアマゾンの配達員などが組合をつくって...
労働映画

映画紹介『海すずめ』

映画紹介『海すずめ』  2016年公開の愛媛県宇和島が舞台の「ご当地映画」。  主人公の赤松雀(武田梨奈)は宇和島市立図書館で自転車課で働いている。自転車で図書を市民に配達する仕事だ。主人公の雀が図書館自転車課という仕事を通じて故郷とその歴史を知り、成長していく姿を描く。  雀は夢だった小説家として華々しくデビューしたが2作目が書けず故郷に戻って挫折感を持った中途半端な日々を過ごしている。地...
制度・政策

軍事費2倍でトマホーク配備に突き進む岸田政権

IMF条約の失効 東アジアで中距離核配備の動き 軍事費2倍でトマホーク配備に突き進む岸田政権  日本政府が敵基地攻撃能力保有のため米国製トマホーク500発を購入検討との報道を目にした。トマホークは核弾頭も搭載可能な巡航ミサイルで1980年代に米軍が大量配備した。 80年代の核軍拡   私が中学・高校生活を送った80年代は「新冷戦」と呼ばれた時代であった。62年に米ソの対立が核戦争の危機を招...
制度・政策

デジタル賃金払い解禁へ 政府監視の危険性も

実践的に考える職場と労働法 デジタル賃金払い解禁へ マイナカードと紐づけ政府監視の危険性も  9月13日の厚生労働省の労働政策審議会労働条件分科会で賃金をキャッシュレス決済口座に振り込む「デジタル賃金払い」を解禁する方向が大筋合意されたと報じられた。 ペイペイで賃金  対象となるのは「ペイペイ」「d払い」「楽天ペイ」など、「〇〇ペイ」と呼ばれるスマホのアプリを活用するQRコード決済を...
組合活動

世界中でストライキが頻発・継続中

物価上昇に対し賃上げを要求 世界中でストライキが頻発・継続中  急激な物価上昇に見合う賃上げを求めて世界中でストライキが頻発しています。コロナ流行の直後は医療労働者のストライキが最も切実でしたが、ここにきて運送業や空港、鉄道など物流部門のストが目立ちます。  世界的なインフレで個別の企業や労働者の水準を超えた賃金減少が生じ、世界的な賃上げ要求の動きとして広範なストが起きているのが特徴です。個...
労働映画

映画紹介『定められし運命』

映画紹介『定められし運命』  2012年のフランス映画。時代は第2次世界大戦。ナチスドイツに占領されたアルザス出身の17歳の少女アリスとリゼットは家族から引き離され労働奉仕施設での軍事訓練後に弾薬製造工場で働くことに。  アリスは聡明で気が強くドイツ人に屈しない。他方、リゼットは従順な態度で親衛隊の上司からも評価される。アリスはそんなリゼットが大嫌いだった。しかし、脱走に失敗したアリスをリゼッ...
制度・政策

真面目に働けば報われる社会の実現を

真面目に働けば報われる社会の実現を NHKスペシャル「中流危機を越えて」  7月8日の安倍元首相の銃撃事件から国葬の強行までの2か月間は一つの時代を前に進めたと言えます。この流れの中で日本の「雇用崩壊」を可視化した番組がNHKで報道されました。  9月19日のNHKの報道では、この30数年で雇用が激変し、社会と労働者の意識が変わったことを示しました。  労働政策研究・研修機構(JILPT...
制度・政策

国民年金保険 料納付期間 65歳まで延長検討

国民年金保 険 料納付期間 65歳までの延長を検討  厚生労働省は10月25日に社会保障審議会の年金部会を開き、国民年金保険料の納付期間を現行の40年間から64歳までの45年間に延長する議論を開始し、衝撃が走っています。現在の国民年金の保険料は月1万6590円。5年間で約100万円の負担増となります。  現在、国民年金は40年の保険料で65歳から受け取れる。受給額は月額約6万5千円。延長で給額...
公務員・教育

臨時的任用教員の問題 取り組みを進めます

臨時的任用教員の問題について取り組みを進めます  会計年度任用職員制度が始まって3年となる来年3月に任用更新の上限3年で大量の雇止めが危惧されている。ちば合同労組でも取り組みを進めたい。  他方、公立学校では非正規教員は臨時的任用教員が多い。臨時教職員には「臨時的任用教職員」「非常勤教職員」「任期付職員」の3つがある。  臨時的任用教員は、本来、正規教職員が配置されるところに産前産後休暇や育...
制度・政策

「国葬反対」で日本列島が怒り沸騰!

「国葬反対」で日本列島が怒り沸騰! 〝生きさせろ〟の賃上げが必要だ! ▼食欲そがれる値上げの秋  10月1日から過去最大級の値上げが始まりました。値上げ対象は6500品目以上、値上げ率は平均で約16%。  にもかかわらず賃金は上がっていません。最低賃金スレスレの非正規労働者の生活ほど値上げのダメージは大きい。それなのに最低賃金は31円しか上らない。労働組合の真価が問われています。同じく...
組合活動

英米で台頭する新世代の労組組織者

次世代のオルガナイザー育成 英米で台頭する新世代の労組組織者 職場を変える戦略や経験を持つオルガナイザー  最近、労働組合関係者や労働弁護士などの呼びかけで次世代のオルガナイザー(労働組合の組織化に従事する人)の養成の努力が活発化している。以下は『労働法律旬報22年8月下旬号』の特集の菅俊治弁護士の論考「オルガナイザーはいかに育つのか?―海外の成功事例に学ぶ」の紹介と感想です。  日本では...
制度・政策

多発する高齢者の労災事故/高齢者が働き続けられる職場に

高齢者が働き続けられる職場に――多発する高齢者の労災事故  9月19日は「敬老の日」。高齢者を敬うどころか、安い労働力で酷使する世の中になっている現実が各メディアで報道されていました。  報道で何より衝撃を受けたのはは、労災死の4割を60歳以上が占めることです。  厚労省調査では、高齢者の労災死亡事故が年々増加し、21年には労災死亡が年間368人で過去最悪になりました。毎日どこかで1人の...
組合活動

国葬反対を訴えて宣伝活動

国葬反対を訴えて宣伝活動、若者・学生と討論も  国葬反対などを訴えて新京成沿線で出勤時間帯に宣伝活動を4回を行いました。感じたことは安倍政治と国葬、岸田政権への怒りでした。通勤時間なのでゆっくり話すことはできませんが、「俺も反対だから!」「がんばって」の声もありました。  青年労働者・学生の受け取りも良く、話ができた青年もいました。自分から署名をしてくれる人もいました。青年労働者・学生と話をす...
労働映画

映画紹介『富士山頂』/台風観測のため巨大レーダー建設

映画紹介『富士山頂』  石原裕次郎が主演の1970年の映画。原作は新田次郎。  富士山頂にある富士山測候所に台風観測のための巨大レーダーを建設する様子を描いた作品。昭和初期から1950年代にかけて伊勢湾台風など巨大台風が来襲し甚大な被害をもたらした。しかし当時は気象レーダーも気象衛星もなく日本列島から海上の台風を捉えることは困難だった。富士山頂に巨大レーダーを設置すれば800㌔先の台風を監...
医療・介護

野戦病院化で過去最大の介護危機

職場からの報告 第7波クラスター 野戦病院化で過去最大の介護危機 都道府県「施設入所の継続」指示  夏の新型コロナ第7波で介護施設のクラスターが過去最多となった。全職員が陽性になった施設もある。クラスター発生件数は10倍近い水準となり、組合員の働く各施設でもクラスターが発生した。  2000年の介護保険制度の開始以来の最大の「介護危機」が生じた。ひとことで言えば「介護施設の病院化」が起...