組合活動

闘う労働組合の全国ネットめざし野音で労働者集会

闘う労働組合の全国ネットをめざし 日比谷野音で労働者集会  東京・日比谷野外音楽堂で11月7日、関西生コン労組や動労千葉などの呼びかけで全国労働者集会が開催され、全国から2150人が集まりました。ちば合同労組も組合として賛同・参加しました。  東京・過労死を考える会が来賓であいさつ、さいたま新都心郵便局でのパワハラ・過労自殺の遺族の訴えが胸に迫りました。  動労千葉の関道利委員長が「新自由主義を終...
連載・職場と労働法

職場と労働法/不利益変更に同意しない、合理性を与えない

実践的に考える職場と労働法 不利益変更に同意しない、合理性を与えない 就業規則による不利益変更  今回は、就業規則の変更による労働条件の不利益変更の問題を考えます。  コロナ問題の発生から1年以上が経過し、労働条件の不利益変更、特に賃金制度の改悪や手当や退職金の改廃に関連して就業規則の変更が提案されるケースが増えています。もちろんコロナで経営が苦しくなったから当然に就業規則の改悪(不利益変更)が許...
物流倉庫・運輸

迫る物流危機2024年問題、深刻なドライバー不足

深刻なドライバー不足と労働時間規制 迫る物流危機/2024年問題  物流業界では、物流危機に直面する「2024年問題」が焦点となっている。  17年、アマゾンなどEC(電子商取引)の成長に伴い、ドライバー不足で急増する宅配貨物の配送がさばけなくなり、当日配送の停止や宅配便の総量規制が行われた。19年3月にも、引越事業者がドライバーを確保できず、「引越し難民」が話題となった。  同時期に社会的耳目を...
労働映画

いつでも夢を

映画紹介『いつでも夢を』  高度経済成長が始まった頃の東京下町の工業地帯を舞台にした青春物語。勝利(浜田光夫)は、仕事に失敗し父親が家出し、中学を出てすぐ森田製作所に就職、夜は定時制高校に通う。看護師ひかる(吉永小百合)は、幼い頃に両親をなくし、兄も病気で失い貧乏医院の三原医師の養女となって昼は看護師、夜は定時制。留次(橋幸夫)は、森田製作所の資材を運送する日の出貨物の新米運転手だ。  勝利は、貧...
本の紹介

『ジェネレーション・レフト』

書籍紹介ジェネレーション・レフト 左傾化する世界の若者を分析   「ジェネレーション・レフト」という言葉が注目を集めている。海外の若者が左傾化していることを指す言葉だ。8月に同名の書籍が出版され、話題になっている。  英国の政治理論家キア・ミルバーンという人物の著書。近年、英労働党コービンや米民主党サンダースの躍進は、80~90年代半ば生まれの「ミレニアム世代」「Z世代」が彼らの左派的な主張に共感...
制度・政策

来年1月 傷病手当金が通算で1年半の支給に

来年1月 病気やケガでの傷病手当金が通算で1年半の支給に  病気やケガで仕事を休んだときに支給される健康保険制度の傷病手当金。今年6月に制度が変わり、支給期間が変更になりました。  従来は、支給開始日から最大1年6か月で打ち切りとなっていました。1年半の期間中に職場復帰して再度休業した場合など傷病手当金が支給されない期間があっても、最初の支給開始日から1年半が経過するとその後は支給されない仕組みで...
組合活動

職場活動を重視し業種別組織化も志向した地域労組に

職場活動を重視し業種別組織化も志向した地域労組に  ちば合同労組は10月24日に定期大会を開催します。組合員の皆さん、ぜひご参加をお願いいたします(参加できない組合員は委任状をお願いします)。  昨年の大会から1年となるわけですが、この間、千葉県における地域合同労組の特性を活かしつつ、物流倉庫・郵政、介護、交通運輸、非正規公務員などの重点業種を設定し、その産業・業種の具体的な状況を対象化し、個別の...
組合活動

「棘2」上映会 船橋で盛況に開催

「棘2」上映会 船橋で盛況に開催 170人が参加〝千葉でも支援陣形を〟  9月23日、船橋市勤労市民センターホールで映画「棘2」上映会が約170人の参加で盛況に開催されました。  関西生コン業界において産業別労働組合として画期的な成果をつくりだした関西生コン労働組合の武委員長を描いた映画で、戦後最大規模とも言われる弾圧を受ける同労組の支援のために有志で実行委員会をつくり千葉で初めての上映となりまし...
組合活動

労働学校へご参加を 国際連帯が切り開いたもの

労働学校へご参加を テーマ 動労千葉の国際連帯が切り開いたもの  日時 10月16日(土)13時~  講師 動労千葉国際連帯委員会  2003年のイラク戦争反対のストライキなどをきっかけに始まった米ILWU(国際港湾倉庫労組)や韓国民主労総ソウル地域本部との連帯などを報告。  ちば合同労組ニュース 第135号 2021年10月1日発行より
連載・職場と労働法

労働委員会と不当労働行為救済制度

実践的に考える職場と労働法 労働委員会と不当労働行為救済制度 不当労働行為救済制度の「使用者」概念は広い  労働組合法は、労働組合や労働者に対する使用者の一定の行為を「不当労働行為」として禁止しています(7条)。さらに、禁止の違反について労働委員会による救済手続を定めています。「不当労働行為救済制度」です。  不当労働行為救済制度は、憲法28条における団結権などを保障するために、労働組合法によって...
労働映画

遠い一本の道

映画紹介『遠い一本の道』  1977年に公開された左幸子監督・製作・主演の映画。マル生運動が吹き荒れる北海道の国鉄職場が舞台。  室蘭本線と石勝線の交差する鉄道の町・追分で保線区員として30年働く滝ノ上市蔵(井川比佐志)が妻の里子(左幸子)と共に功績賞を受けるために札幌へ向かう場面から始まる。かつては鉄道に勤めていれば安泰と言われたが、狭い官舎に住む滝ノ上一家の暮らし向きは苦しく、職場では機械化・...
制度・政策

厚生労働省検討会 無期転換ルールの見直しを議論

厚生労働省検討会 無期転換ルールの見直しを議論  厚生労働省は、2018年4月に始まった労働契約法の「無期転換ルール」の見直しを議論する有識者検討会を立ち上げ、すでに数回の会合を重ねている。  いわゆる無期転換ルールは、同じ企業とのあいだで有期労働契約が反復更新されて通算5年を超えると、労働者の申し込みによって無期労働契約に転換される制度だ。2018年4月から権利行使が出来るようになっている。  ...
組合活動

棘II上映会に参加を 10/23船橋

各地で棘IIの上映会が開催されますが、地元千葉の上映会の記事が東京新聞で紹介されました。 (9月12日の東京新聞記事から) また、「住みたい習志野」ブログで詳しく紹介されました。
組合活動

医療崩壊、郵政崩壊…組合組織化の問題に

医療崩壊、郵政崩壊…組合組織化の問題に ニュース0134号.PDF  医療体制の危機を「過小評価」しワクチン偏重で五輪を強行したことによって感染者数が急増。8月上旬に「入院制限」を政府方針として以降、必要な医療を受けることができず多数が自宅死を強いられています。  菅政権の医療(破壊)政策は国民皆保険体制を事実上瓦解させました。日本医師会のウェブサイトには「日本では保険証さえあれば、『いつでも』『...
組合活動

千葉県最低賃金審議会に申し入れ〝全国一律1500円を〟

〝全国一律1500円の答申を〟 千葉県最低賃金審議会に申し入れ  10月1日から適用となる千葉県の最低賃金について千葉地方最低賃金審議会が8月に数回開催されました。  ちば合同労組は8月2日、当面1500円、少なくとも時給1000円以上の答申を出すことを求めて要請書を提出し、傍聴などの行動を行いました(写真)。  現在の千葉県の最低賃金である時給925円で法定労働時間を働いた場合、手取り月十数万円...
連載・職場と労働法

業務起因の感染は労災保険給付の対象です

実践的に考える職場と労働法 業務起因の感染は当然に労災保険給付の対象 業務上の新型コロナ感染について  新型コロナの感染者数は、集計されているだけでも1日2万人を超える過去最大規模で今後も予断を許さない状況です。業務上の感染について労災保険の相談を受けることが多くなりました。結論から言うと、業務に起因して新型コロナに感染した場合は、労災保険給付の対象となります。  対象となるのは、 ◎感染経路が業...