その他 G7サミット 広島の名で核抑止力を正当化 G7サミット 広島の名で核抑止力を正当化 ゼ大統領も参加し戦争拡大を宣言 広島市内で5月19~21日、G7サミットが開催されました。原爆資料館への訪問やゼレンスキー大統領の来日などで、市内は厳戒態勢となり原爆ドームのある平和公園も数日間ほぼ封鎖状態になりました。また核兵器保有を前提とし、その抑止力を正当化した「広島ビジョン」の発表には多くの被爆者が怒りと失望の声を上げました。 さらには交戦中の... 2023.05.31 その他組合活動
制度・政策 入管法改悪に反対の声を 入管法改悪に反対の声を 改悪で申請者の強制送還が可能に 入管法改悪案が参院で審議されている。法案の焦点は、3回以上の難民申請者の送還を原則可能にすることだ。 現行法は、難民保護の観点から「難民認定の申請中は強制送還しない」の規定がある。もし改悪されれば、送還で生命に危険があると訴えている人も強制送還できるようになり、難民申請者にとって極めて不利な内容です。日本は難民認定率がきわめて低く、「難民... 2023.05.31 制度・政策組合活動
その他 闘うメーデー(労働者の日)を復権させよう 闘うメーデー(労働者の日)を復権させよう! 5月1日は、メーデー(MAYDAY)です。 この起源は1886年5月1日の米国のシカゴにあります。低賃金で1日12時間以上も働かされていた労働者たちが劣悪な労働条件の改善を求めてストライキに立ち上がりました。 当時の労働者たちのスローガンは「8時間は労働に、8時間は休息に、残りの8時間は自分たちのために!」でした。この闘いが広がって、世界中にいわゆ... 2023.05.02 その他組合活動
組合活動 中小も60時間超残業割増率5割に 実践的に考える職場と労働法 中小も60時間超残業割増率5割に 時給1000円なら60時間超は1500円に 4月1日から、月60時間を超える時間外労働に対する割増賃金50%が中小企業にも適用される。中小企業で働く労働者は約3千万人、その影響はかなり大きい。5月に支給される賃金明細をしっかり確認して下さい。 中小企業かどうかは小売業は資本金5千万円以下あるいは常時使用する労働者数50人以下に該当す... 2023.05.02 組合活動連載・職場と労働法
制度・政策 入管法改悪案の国会審議続く 入管法改悪案の国会審議続く 技能実習制度の存続も画策 入管法改悪案の国会審議が始まっている。また外国人技能実習生制度の見直しの議論も有識者会議で行われている(秋に最終報告書の予定)。 技能実習制度は30年以上も続き、「国際貢献」「技術移転」などの名目で外国人労働者を受け入れるものだ。 (写真 新潟のニット工場で働くベトナム人実習生) だがその実態は、最低賃金以下の低賃金や未払い、長時間労働や... 2023.05.02 制度・政策組合活動
労働映画 映画紹介『キネマの神様』 映画紹介『キネマの神様』 原田マハの長編小説を山田洋次監督が映画化し、2021年8月に公開された。当初は志村けんと菅田将暉が主演の予定だったが、志村のコロナ感染による辞退とその後の急死、政府による緊急事態宣言を受けて撮影が中断された。 その後、沢田研二を代役に撮影が再開された。おそらく脚本は志村けんで当て書きされたまま撮影され、セリフや仕草も沢田が志村を演じる感じになっている。東村山音頭を歌う... 2023.05.02 労働映画組合活動
物流倉庫・運輸 「物流2024年問題」が焦点化 「物流2024年問題」が焦点化 関生のような産業別労組も必要 3月末に対応協議で政府閣僚会議が開催されるなど「物流2024年問題」が焦点化している。直接には24年に「働き方改革関連法」の労働時間規制がトラック運転手にも適用されることを指す。加えてネット通販の拡大などによる荷物の増加、慢性的な人手不足や高齢化で荷物の35%が運べなくなるとの試算もある。 19年から時間外労働の新たな規制が開始し、... 2023.05.02 物流倉庫・運輸組合活動
その他 配達員ケガ「指切断しても配達優先」 京都で配達員ケガ「指切断しても配達優先」 京都府舞鶴市の路上で指の一部が発見された事件。その後の捜査で60代の男性配達員が配達中に車のスライドドアに指を挟みケガをしたが、そのまま配達したことが分かった。それ以上の詳細な事情は分からないが、ネットでは「配達を優先してしまう精神状態は分かる」「配達員が指落としてでも病院に行けない理由はそこを埋める人手がいないから。配達が遅れれば大量の時間指定に遅れ客... 2023.05.02 その他組合活動
その他 ベトナム人元実習生の双子遺棄事件で無罪判決 自宅で死産した双子の遺体を段ボール箱に遺棄したとして死体遺棄罪に問われたベトナム人技能実習生に対し最高裁は3月24日、女性を有罪とした1、2審判決を破棄し、無罪とする判決を出した。 女性は技能実習生として熊本県内の農園で働いていた。収入の多くを故郷の家族に送金していた。来日から約2年後、交際相手との間に子どもができたことに気づく。しかし誰にも相談できなかった。妊娠や出産を理由に実習生が解雇されて... 2023.04.30 その他
本の紹介 書籍紹介 「使い捨てられる教師たち」(佐藤明彦著) 非正規教員の実態を暴く 1年ほど前の出版だが問題意識があり、手にした。 1年契約で雇用され正規教員とほぼ同じように働く非正規教員は全国に10万人以上おり、全体の2割に迫る。小学校では学級担任を務め、中高では部活動顧問も。生徒や保護者から見れば正規教員と何も変わらない。 著者は、非正規教員の増加こそが教員不足の最大要因と指摘する。問題の発端は小泉内閣が推進した三位一体改革で、公立学校を支える財... 2023.04.30 本の紹介
連載・職場と労働法 雇用契約と労働条件通知書 実践的に考える職場と労働法 雇用契約と労働条件通知書 来年4月から契約時の労働条件明示 企業が労働者を雇う際、「雇用契約」を結ぶ。雇用契約は口頭でも成立しますが、賃金や労働時間、その他の労働条件を事前に明示する必要があります。労働条件のうち特定の事項は、労働基準法15条及び施行規則第5条の規定で明示が義務付けられています。 具体的には下記の13項目となります。 ①労働契約の期間 ②就業場所及び... 2023.04.30 連載・職場と労働法
その他 非正規春闘など全国でストや行動 春闘の新しい波 今年2~3月は、「労働組合」のワードが物価高騰などで例年なく注目された。 とはいえ新聞には「23春闘―満額回答」の文字が踊るが、実際の賃上げは一部の大企業だけで大半の労働者には恩恵がない。そもそも大手労組の要求自体が物価上昇に見合わない少額の要求だ。 労働組合の中央組織である連合の芳野会長は、自民党や官邸の方ばかり見て、非正規労働者の賃金底上げには関心を持っていない。多くの労... 2023.04.30 その他
労働映画 映画紹介『事件記者』 NHKのテレビドラマ(1958年~66年)の映画化第1弾。警視庁詰めの新聞記者が所属する「警視庁桜田クラブ」を舞台に特ダネを狙う事件記者を描く。「事件記者」の単語はこのテレビドラマで定着したらしい。 警視庁の記者クラブには各社から腕利きの記者が派遣されている。映画は2人の新人記者の配属シーンから始まる。その日、品川駅で新宿のヤクザの親分が撃たれる。新宿と六本木の縄張り争いか!? だが重傷を負った... 2023.04.22 労働映画
その他 労働から考えるスシロー事件 いま、回転寿司チェーン店での客によるいわゆる「迷惑行為」が多発し、後が絶えません。その発端となった、湯呑や醤油などをなめまわす高校生の動画がSNSで炎上する事件(「スシロー・ペロペロ事件」)です。彼は社会的批判を浴び、高校を中退。会社から多額の損害賠償請求が予測されています。もちろん、面白がって投稿する若者の行為は間違っています。しかし、この寿司文化を壊したのは、大手外食チェーン会社です。そして、... 2023.04.21 その他
組合活動 労働組合ここにあり! 2・4春闘集会が成功 労働組合ここにあり! 2・4春闘集会が成功 初めての春闘集会 ちば合同労働組合は2月4日、春闘集会を開催しました(写真)。組合として春闘集会の単独開催は初めての試みでしたが、組合員をはじめ県内から約50人の仲間が集まりました。それぞれから生きた労働運動の具体的な報告が出され、お互いの取り組みを励まし合うような、エネルギーあふれる集会でした。 各職場の取り組み 冒頭に、執行部から今春闘の状況と時... 2023.03.01 組合活動
制度・政策 労災認定に事業者の異議申し立て権/労災制度の根幹破壊する重大問題 実践的に考える職場と労働法 労災認定に事業者の異議申し立て権 労災保険制度の根幹を破壊する重大な問題 一般財団法人「あんしん財団」が職員に対する労災支給処分の取り消しを求めた裁判で東京高裁が同法人の原告適格を認め、審理を東京地裁に差し戻した。 この裁判は、職種変更や遠隔地への異動命令、過大なノルマから精神疾患となった2人の女性労働者の労災認定について、法人が「虚偽に基づく労災認定だ」と主張して... 2023.03.01 制度・政策組合活動